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M-1グランプリ2008 [演芸]

 今日の「たちよみの会」は年末にもかかわらず盛況で、ありがたいことです。今週の「地獄少女」談義とか、いろいろ楽しくすごす。

 帰宅してから「M-1グランプリ2008」をテレビで見る。関東の漫才さんでナイツというコンビが最有力候補という話題がスポーツ紙などに載っていたんで、関東勢の漫才は全く見てへん今年は予想を差し控えていたけれど、個人的にはNON STYLEがグランプリをとってほしいと思うていた。というか、今年初めて決勝8組に入ったというのが信じられんほどの実力派やと思うてたからね。
 最終決戦にはそのNON STYLEと、関東勢でナイツオードリーが残った。オードリーは昨年のサンドウィッチマンに続く敗者復活からの最終決勝勝ち残り。
 NON STYLEは石田のボケが実に見事に決まり、間もよく、これまでのコンテストと比べても最高のできやったかもしれん。ナイツは正統派しゃべくり漫才で、さすが寄席で鍛えられた実力やなあと最初のネタでは感心したけれど、2本目の最終決勝のネタは1本目のネタと展開もテンションも全く同じ。寄席やったら、そういうコンスタントにアベレージを稼ぐ漫才やないとあかんと思うけれど、コンテストでは続けてやるだけに爆発的な笑いを呼ぶところまでいかんと。オードリーの1本目はさすがに勢いがあって笑わせたけれど、最終決勝の2本目はネタが全く練れてないように感じられた。春日のキャラクターで持たせるだけでは限界がある。というわけでNON STYLEが圧勝。
 惜しかったのは笑い飯。最終決勝に残れるだけの漫才をしていたのに、出番が早かったために得点が幾分低くオードリーに逆転されてしもうた。しかし、最終決勝に照準を合わせていたはずなんで、もう1本ぜひ見たかった。ここらがコンテストの怖さ、難しさなんやなあ。
 その他の漫才も緊張のせいで自分のペースになるまでに時間がかかったと思われるコンビがほとんどで、非常に水準は高い「M-1」やったと思う。
 とにかくNON STYLEの漫才が正当な評価を得たということで満足でしたわ。

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衣食足りて文化あり [スポーツ]

 オンワードがアメリカンフットボールから撤退し、西武がアイスホッケーから手を引くという。オンワードというたらライスボールを征したこともある名門やけれども、ほかにチームがないわけやない。ところがですな、アイスホッケーというたら西武中心。堤義明オーナーが大のホッケー好きでいわば道楽的に金をつぎ込んできたのですからね。
 アイスホッケーから西武がなくなるということは、つまりリーグの崩壊に直結する。アイスホッケーのリーグというひとつのスポーツ文化が一企業の懐具合で崩壊してしまう。衣食足りて礼節を知るというけれど、文化こそは旦那衆が私財をはたいて支えてきたという歴史がある。文化もまた衣食足りねばなくなってしまうという性質のもんなんですよ。
 文化だけはパトロンがいてへんとどうしようもなくなる。私はホッケーに特に関心があるわけやないけれど、そやからというて今あるものがこういう形でなくなっていいとは思わん。このご時世、新たなパトロンというわけにはいかんやろう。なんかきつい話ではあるなあ。

 明日、12/21(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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お昼の苦痛 [日常生活]

 私は中学時代短期間だけ放送部に入ってがんばって標準語の発音を覚えようとしたものです。そんな短期間でも特訓した記憶がある。
 ところで、現在の勤務校の放送部ときたら、昼休みにDJまがいのMCみたいなことをやって悦に入っている。滑舌悪い発音甘い話の内容ないの三重苦というと生徒には気の毒なんやけれど、その通りなんやからしかたない。しかもかける曲は面白くない。音量がでかいのでどの部屋にいても無理やり聞かされる。これは精神的拷問やね。
 別にクラシックやイージーリスニングをかけてくれとは言わんが、自分の趣味に合わない歌と聞いているだけで心がきしむようなおしゃべりを昼休み中聞かされるのはやはりたまらんな。
 そやからというて教師が生徒の部活動に対して顧問の先生を飛び越えて指導するわけにはいかんしなあ。「話芸同好会」かなんかを設立して文化祭の司会や放送部の「お昼の放送」にまともにしゃべることのできる人材を提供するとかせんとあかんかな。
 せめて私が中学時代に特訓させられた発音練習くらいしてくれい。

 明日は忘年会第2段。日記はお休みになると思います。

 12/21(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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恐るべしファーストガンダム [テレビアニメ]

 テレビ大阪「朝のこども劇場」の「機動戦士ガンダム」毎日連続再放送もかなり話が進み、今日は黒い三連星のトリプル・ドムがガンダムにジェットストリームアタックをかけ、その戦いの中でマチルダさんが戦死する、というところまできた。なにしろ毎週5回分放送するもんですから、1週間で本放送時の1カ月分以上が進むのであります。
 いやはや、ようできた「物語」です。申し訳ないけれど、現在放送中の「機動戦士ガンダム00」の登場人物はやたら多く話は込み入っているかに見えるのに、展開の単調さが目立ってしまうのと比較したら、できが数段違う。
 なんというても「君は生き延びることができるか」という予告編の決め文句に象徴されているように、戦争というのは生きるか死ぬかしかないということが太い芯として貫かれている。「ガンダム00」は、「戦争をなくすための武力介入」なんていう明らかに絵空事でしかない大義名分に縛られてしまい、殺しあいとしての戦争の血反吐を吐くような醜さが表現でけてへんように思うんやね。
 いや恐るべきは「機動戦士ガンダム」(ファーストガンダム)やね。アニメーションの技術がどれだけ進もうとも、これだけのものはなかなか作られんと思うなあ。さあ明日はいよいよオデッサ・デイやぞ。

 12/21(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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産経は「家族」朝日は「家庭」 [トリビア]

 昨日の日記で知事が「家族の事情」と言うたと書いたソースは産経新聞のサイト。で、今日の新聞を読んでいたら、朝日新聞では「家庭の事情」と言うたと書いてある。
 「家庭」と「家族」ではまったく意味が違うやんか。「家庭」というのは「家族」を中心として作られる環境のことを指すと思われるけれど、「家族」というのは「家庭」を構成する成員のことになると解釈できる。
 つまり「家族の事情」となると家族に何かアクシデントが起きて公務をキャンセルせざるを得なくなったと解釈できるし、「家庭の事情」というと家族のだれか一人やなく家族関係に何かが起こって公務をキャンセルする必要が生じたということになる。たいした違いやないやないかという人もいてるやろうけれど、「家族の事情」の場合、子どもが病気になった事故にあうた奥さんが危機に瀕しているというような非常に緊急度が高いアクシデントであるように感じられるし、「家庭の事情」というと子どもが親の言うことをきかん奥さんが知事に相談なく長女に携帯電話を買うてやったなどなど緊急度の低い場合も考えられる。
 それに、なんちゅうても(昨日の種明かしになるけれど)「家庭の事情」というと戦後すぐにトニー谷がはやらせた文句で、「恋をするのも家庭の事情」となんでもかんでも「家庭の事情」にしてしまいごまかすというギャグに使われた言葉やということになる。知事が意識しているかどうかは知らんけど、一定の年代以上の人にしたら「家庭の事情」なんて文字が目に入っただけで「これは公務キャンセルの理由はほかにあって、それを家庭の事情ということにしているんやな」と思うてしまう可能性があるかもしれんやないか。
 さあ、「家族」か「家庭」か。私にとってはこの違いはものすごく大きいんよ。
 産経と朝日、どっちが正しいのやら。ちなみに読売と毎日のサイトではこの件に関する記事は見当たらなんだ。
 新聞報道の正確さなんてまあこの程度なんですなあ。ほんまはどっちやねん!

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はずしたな知事 [トリビア]

 橋下大阪府知事が公務をキャンセルした理由をきかれてこう答えたそうです。
「ちょっと、家族の事情で」
 惜しいっ!
 ここで「家庭の事情で」と言うてくれたら個人的には「おぬしやるな」と感心するところやねんけどな。
 はずしたな知事。
 あー、意味のわからない青少年諸君はおじいさんかおばあさんか近くにいる年配の人にきいてみてごらんなさい。私としては基礎教養なんですが、私の基礎教養は世間的には少し歪みがあるみたいなので、それを押し付けようとは思いません。
 それにしても惜しいなあ知事。

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「篤姫」と「家族」 [テレビ全般]

 NHK大河ドラマ「篤姫」最終回を見る。
 1年間ずっと見ましたが、人間の愛憎ドラマとしては私としては面白くもあり食い足りなくもあり、というところかな。歴史の解釈としては面白い部分も多々あった。特に13代将軍家定は病弱で知的障害もあったんやないかと思われる人物やねんけれど、これを「うつけのふり」という解釈を入れることによってかなりユニークな将軍像が作られたんと違いますか。
 違和感があったのは、「家族」の概念。近代的な「家族」観をあまりにも持ち込みすぎたんやないかと思う。現代劇を時代劇の衣装でやってるような感覚があり、視聴率が高かったのはおそらくそのため、なんやろうけれど、「御家」を守るために篤姫が島津本家から近衛家に次々と養女として籍を移し、会うた事もないうつけ将軍に嫁がなならんという話の展開と、篤姫が口にする近代的な「家族」観がかみあわんのですよね。
 まあそこらあたりは割り切って見てましたけれどね。来季は「天地人」。妻夫木聡さんが直江兼継という戦国末期の上杉家の家老を演じる。この時点で、なんかものすごく地味な「大河」になりそうに思うけれど。妻は予告編を見て「でこ出さなあかん、でこ!」と妻夫木くんのでぼちんが隠れているのが気に入らんようでしたが。

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顔を忘れたわけではないが [日常生活]

 今日は中学生向けの学校説明会で出勤。それを知ってか知らずか、卒業生が遊びにきて私のいる自立支援室にも顔を出してくれた。
 でね、ちらと顔を出したのを見て、「誰が来たんかな」とじっと見たら、「顔忘れてるやろ」なんていうのね。
 忘れるわけないですよ。女子生徒の場合、化粧の具合で一瞬誰かわからんこともあるけれど、数秒で脳内変換して化粧をはがし、素顔の彼女と一致させます。担任をした生徒やからできるんですけれどね。あと、担任をしたクラスの女子はたいてい高校時代と同じように、あの時だけ使われていた愛称で呼んでくれるし、それはもう自分のクラスの生徒だけなんやなあ、そういうことをするのは。
 もっとも、彼女たちにしたら、高校時代よりも大人になったところを見せたいという気持ちはあるかもしれんから、「高校時代と変わらん」なんて言うたらあかんやろうかなんて、気を遣うたりもするのですよ。
 実際、15歳の時と比べたら、21歳の彼女たちは驚くほどきれいになっているのは事実やから、そやから一瞬誰かわからんということもあるね。男どもはさして変わらんのやけどなあ。

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史上最安値の贈収賄 [時事ネタ]

 某週刊誌を立ち読みしてたら、小渕少子化担当大臣は麻生首相にコミック「生徒諸君!」全巻を贈ったその功により大臣に起用されたなんて書いてある。
 おいおいそれやったら贈収賄ですやん。とはいえなんちゅうスケールの小さい贈収賄やねんな。史上最安値のハナグスリやないやろうか。
 それにしても、いくら麻生首相のナニがアレでも、そんなもんをもろたくらいで大臣にするはずないでしょ。首相はお金持ちなんやからほしけりゃ自分で簡単に買えるはず。
 まあ某週刊誌のことですから、信用度は低いんですけどね。というよりもこれがほんまやったらさっさと首相交代してもらわんと。コミックス全巻揃いを贈るだけで大臣になれる内閣って、どんな内閣やねん。そんな内閣は要らん。

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多部未華子の将来 [テレビ全般]

 ドラマ「鹿男あをによし」の一挙再放送が本日終了。おもしろかった。役者もよかった。多部未華子が鹿に乗ってひらりと現われて「マイ鹿です」とにっこり笑うとこなんかかっこいいしなあ。
 ところで彼女は4月からの朝ドラの主役なんやね。テレビ雑誌や新聞の記事なんかを見てると毎度みなさんおなじみの女の子が根性で頑張るパターンらしいけれど、「鹿男」で彼女を知ってしまった私としては、そういう根性女一代記みたいなことをやってる多部未華子の姿が想像でけん。まあ役者やからちゃんとドラマに合うた演技をするんやろうけれど。
 むろんこれで彼女はどんどん主役級の活躍をする女優として認知されていくんやろうけどね。できれば「鹿男」の堀田イト役みたいなのを仕事の中心にすえてほしいと思うのであります。

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