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小松左京賞休止 [SF]

 愛すれどTigers「ジャイアンツにまた勝ち越し、3位を狙う位置に」を更新しました。

 角川春樹事務所が小松左京賞を休止 したという。以下、スポーツ報知のサイトより引用。

“角川春樹事務所は31日、SFやホラー小説などを対象とする小松左京賞の来年以降の募集を休止する、と発表した。事務所は「賞は今回で10回目なので、一区切りをつけることにした」としている”

 一応の役割は果たした、ということなんやろうけれど、新人賞がひとつ減るのは残念なことやなあ。特に小松賞からは大賞にはならなんだけれど最終選考にまで残った作品が他社から出版されて高い評価を得るということも多かった。これはそれだけ応募者のレベルが高かったということを示しているわけで、「小松左京」という名が冠されていただけのことはある。そういう賞に応募し、あわよくば大賞をという気持ちがあるなら、めったな作品では応募でけなんだということやないかと推測している。
 平谷美樹、町井登志夫、機本伸司、上田早夕里といった大賞受賞者のほかにも、円城塔、伊藤計劃といった人たちが出ているし、SF大賞を受賞した北野勇作「かめくん」も最終候補作に残ったものやったりする。なんというレベルの高さ!
 小松先生の体の具合も関係してるんやろうけれども、こういう賞がなくなるのは誠に残念としかいいようがない。その分日本SF新人賞に頑張ってもらうしかないか。できれば早川書房が「Jコレ新人賞」みたいなのを作ってくれたりしてほしいところなんですけどね。

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第7回新世代漫才アワード [演芸]

 その昔、土井たか子社会党委員長は、参議院選挙で与野党逆転を成しとげた時こう言うた。
「山が動いた」
 今回の衆議院選挙での民主党圧勝による政権交代で、マスメディアはこう言うております。
「政権交代に風が吹いた」
 山から風ですか。政治も軽うになったもんやなあと嘆息する次第。

 「第7回MBS新世代漫才アワード」を見る。第1回からずっと見てきたけれど、今回の大会が一番低調なんと違うかな。決勝3組に残ったspan!ウーマンラッシュアワー藤崎マーケットの3組とも、私の見立てでは「M-1グランプリ」の決勝に残るのも難しいレベルと思われた。特にウーマンラッシュアワーはパターンを決めて、設定を少し変えるだけで3本ともほとんど同じ漫才をしている。高校生審査員には受けても、ベテラン芸人の審査員には通用せんやろう。一番怖いのは、これが受けたからということで自分たちの力を過信してしまうことやないか。そういう意味ではとにかく笑わせようという熱さが伝わってきたspan!が優勝してよかった。
 なんでこうなったかというと、芸や発想の面白さで勝るイシバシハザマ天竺鼠が勢いで押しまくる漫才に負けたからやろうね。高校生審査員には高校生に受けるネタをもっている若手が有利。特にかなりシュールな展開をして笑わせる天竺鼠あたりの笑いは高校生審査員にはついていかれなんだという気がする。
 高校生に昔からの漫才や落語を見せ続け、どう感じているかを確かめている身としては、実力派がなんで負けたりしたか、ようわかるのですね。

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最後のお願い [時事ネタ]

 明日は衆議院選挙の投票ということで、「最後のお願い」の声が外ではそこらじゅうで響いている。ときどき声が交錯するから、いったい誰の「最後のお願い」なんかようわからん。
 いつも思うんですけどね、この「最後のお願い」というのは効果がどれだけあるんかな。効果を期待しているというよりは、自分たちの選挙戦を最後までやりましたという「儀式」みたいなものなんかもしれんな。
 毎度のことやけれど、「最後のお願い」のやかましい声を聞いて「こいつにだけは入れたくない」と感じたことはあっても、「よし、そのお願い、きいたる」と思うた事はないもんね。
 そんなんは私だけで、あとの人たちはたいてい「最後のお願い」で最後に聞いた名前を記憶していて投票したりするもんなんやろうか。
 とにかく明日は選挙。ナイター中継と時間帯がかぶるのが困りもの。もっとも日本テレビは「24時間テレビ」とかぶったせいでむちゃくちゃ大変らしいけれど。

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気まずいメール [日常生活]

 今日は従兄と京橋で会食。というか飲み会。
 従兄のなじみの店にはジャイアンツの内海投手と山口投手の直筆サイン色紙が飾られている。
「お店にきはったんですか」と大将に聞くと嬉しそうにうなずいていた。
 しばらく歓談していたら、携帯のメールの着信音が響いた。
 「六甲颪」の勇壮なメロディです。
 タイガースの試合結果を知らせてくれるメールです。
 従兄もタイガースファンなんで、「どうなった?」と試合結果をきいてくる。
 タイガースが勝ち。ジャイアンツの負け投手は内海。
 内海投手の色紙をほめていたのにこのメールですわ。なんか気まずいなあ。
 むろん向こうは客商売やからそんな空気を作ったりはしないんやけどね。
 いやなんというか、タイミング悪いメールでしたわ。

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外野から観客落下 [プロ野球]

 いや驚いた。ベイスターズとタイガースの野球中継を見ていたら、タイガースの桧山選手がライト側フェンス直撃の二塁打を打った直後、横浜球場の外野フェンスの前で人が倒れてる映像が映ってるやないですか。
 確か外野手の頭の上を越えた打球やったから、ライトの吉村選手はフェンスに当たって跳ね返ってきた打球を離れたところで捕球していたはず。
「お客さんが落ちたようです」とサンテレビの木内アナウンサーが言うてる。
 そうやね。倒れてる人はユニフォームを着てるようすやない。
 横浜球場の外野フェンスって高いよ。ちょっと調べたら、高さ5メートルやて。打球が飛んできたのを追うてフェンスから身を乗り出したら落ちた、ということなんやろうか。横浜球場というたら人工芝やから、芝の下はコンクリートやで。うわあ、担架が出てきたよ。そのまま運ばれてるよ。手はだらんとしてるよ。意識ないんと違うか。
 甲子園の外野席はフェンスと椅子の間がかなり離れてるから、身を乗り出して落ちるということはないし、だいたい昔のお行儀の悪い観客対策で網が高くはられてる。わざわざよじ登らんと乗り越えられんようになってるのですね。横浜球場には入ったことがないんで、どういう構造かはわからんけれど、客席からフェンスを越えて身を乗り出せるというようなことになってるというと、これは構造的欠陥があるということになるのかな。
 いやしかし、応援でオーバーヒートするのはええけど、無茶したらあかんで。見も知らぬ方やけれど、あれからどうなったか心配ですよ。
 それにしてもテレビとはいえほんまに珍しいものを見てしもうたな。子どもの頃川崎球場のフェンスにタイガースの佐野選手が頭から突っ込んでいってびくとも動かなんだのをテレビで見てた記憶があるけれど、あれ以来かもしれん。

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心臓に悪いアニメ [テレビアニメ]

 朝早く起きて、前日の夜に録画した深夜アニメを何本か見るのが日課。今朝見たのは「ティアーズ・トゥー・ティアラ」 「シャングリ・ラ」 「CANAAN」 「東京マグニチュード8.0」
 一番心臓に悪いのは「東京マグニチュード8.0」ですね。これは東京に大地震が起きた場合をシミュレーションし、台場にいた中学生と小学生の姉弟と縁あってその2人の保護者代わりをつとめる女性の3人が、無事自宅に帰ろうとするという話。姉弟は両親の、女性は自分の娘の安否はまだわからないながら、いろいろなトラブルをひとつずつ解決しながら一歩一歩家まで歩いていく。
 何が心臓に悪いというて、余震が起こる時ですわ。むろん前触れなくぐらぐらときて、そのたびに見てるこちら側まで身を縮めてしまう。揺れの記憶があるからそうなるわけで、そんな記憶を喚起するほどちゃんとできているアニメやということではある。
 瓦礫の下から人が救出されるシーンひとつで胸がいっぱいになって涙がにじんでくる。そんな気分を抱えたまま仕事に行くのはきついので、実はしばらく録画したのをためておいて盆休みに一気に見たんやけれど、仕事が始まったので続きはなるべくオンタイムに近いところで毎回見ることにしたんやけどねえ。来週からやっぱりこれだけは別の日に見よう。
 仕事が終わってから見たらいいという声が聞こえてきそうですが、あかんあかん。夜はタイガースのナイター中継を見る(テレビ中継のない時はラジオで聞く)から夜に見られる時間は限られてるの。ナイター中継のあとは疲れをいやすために「うちの3姉妹」 とか「毎日かあさん」 とか「ヤッターマン」 みたいな楽しいアニメを見るの!

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東大寺大仏の大河ドラマはいかが [テレビ全般]

 NHK大河ドラマではここのところ戦国と幕末を隔年交互で舞台にしている。来年は坂本龍馬で再来年はお江(浅井長政の娘、淀殿の妹、徳川秀忠の妻)が主人公。なんでかというと、それ以外の時代をするとなじみがないからというて視聴率が下がるそうな。以前は「太平記」や「花の乱」などの室町時代やら「風と雲と虹と」「新平家物語」「炎立つ」「義経」などの平安時代、「赤穂浪士」「元禄太平記」などの元禄時代、変わったところでは「八代将軍吉宗」なんてのまであった。
 おかげで山内一豊の妻やの山本勘介やの直江兼継やのお江やのという本来地味な脇役やった人たちが主役になり、本人に盛り上がるエピソードがない分だけ無理に「それはいくらなんでもおかしいやろ」という場面が続出したりする。
 個人的には奈良時代の橘諸兄やの長屋王やの藤原仲麻呂やの藤原光明子やの孝謙天皇やのという陰謀渦巻く宮廷のどろどろしたドラマなんかやったらきっと面白いものができると思うんやけどね。主人公は奈良の大仏。大仏の視点から人間の愚かさを見下ろすなんていうのはどうかな。
 なじみがないのはそのドラマをやらへんからで、戦国時代と幕末の間に必ず奈良時代をはさんだらそのうちなじみが出てくるって。少なくとも諸大名と同じ場に陪臣の直江がいて関白秀吉に意見具申するなんていう妙ちくりんな場面を無理矢理ひねり出す必要はなくなると思うんですけどね。

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女子プロ野球チーム発足か [プロ野球]

 愛すれどTigers「打線好調で連夜の逆転、長期ロード五割に」を更新しました。

 来春にも女子プロ野球チームがつくられるらしい。現在の独立リーグみたいなものなんやろうけれど。以下、朝日新聞のサイトより引用。

“関西を拠点とし、来春の開幕を目指す女子プロ野球リーグの設立が24日、大阪市内で発表された。リーグを運営する「日本女子プロ野球機構」(片桐諭代表)によると、当初は2球団でスタートし、両チームの監督には元プロ野球選手が就任する予定。
 10、11月に関東と関西でトライアウトを行い、1球団13~15人程度の選手を確保。来年4月~10月末に30~40試合を計画している。2球団のうち、一つは京都を本拠にし、もう一つは関西で調整中。
 機構は健康食品メーカー「わかさ生活」(本社・京都市)が資本金3億円を出資して設立。各球団年間1億3千万~1億5千万円を見込んでいる運営費用も「わかさ生活」が当面支援する。将来的には新たなスポンサー企業を獲得し、新規参入球団も募りたいとしている”

 2チームというのが引っかかるんやね、私には。2チームで勝敗を競ってもあまり面白くならんやろう。大正時代に日本初の職業野球団「芝浦運動協会」(のちに「宝塚運動協会」)ができた時も、プロチームとしての相手は「天勝野球団」だけで、あとはエキジビションみたいな形でノンプロの強豪と対戦するしかなく、結局プロ野球のチームとしては短命に終わったという歴史がある。リーグ戦で盛り上げるというような形をとらんと、お客は関心を持ってはくれんよ。
 なるべくスポンサーが集まって、せめて4チームくらいで発足せんとあかんのと違うかな。こういう試みは最初が肝心。私としては成功してほしいと思うんで、なんとかチームを増やしてもらいたいなあ。もっともこのご時世、スポンサー集めが最も苦しい部分やろうと思うけれどね。

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悲愴な選挙カー [時事ネタ]

 衆議院選挙も残りあと1週間。
 ある自民党の候補者の選挙カーの声が聞こえてきた。候補者本人が乗っているらしい。公示直後と比べると、早くも声はがらがら。
「4年前の選挙で、郵政民営化に賛成したのは、この選挙区では私一人だけです。私こそがただ一人の改革派なのです!」
 むむむむ。もうすでに追い詰められているんやろうか。なんかびっくりすることを言うてはるなあ。郵政民営化に賛成したから改革派という理屈もすごいけれど(単に小泉首相の人気に乗っかってたという見方もできるわけやから)、それを理由に「ただ一人の改革派」と言い切ってしまうというのがもう何だか。だいたいこの選挙区の候補者の中には4年前の郵政選挙の際には立候補はおろか結党さえされてなんだ政党の候補者もいるわけやからねえ。
 なんかもう危機感とかいうのを超えて悲壮感さえ漂うよている感じやね。

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進物用の菓子選び講座 [日常生活]

 今日は実家の家族のお見舞いのために妻とともに京都へ。
 お見舞いに花を贈ろうと、電車の乗り継ぎを利用して途中下車した駅の近くにある百貨店で、きれいに飾りつけた花籠を買う。いろんな種類がある。お見舞いの相手は女性なんで、こういうのの見立ては妻に任せる。これが菓子類やと、私が選ぶことになる。
 妻によると私はおいしいお菓子への嗅覚があるらしい。確かに土産物として購入したものについては当たりはあっても外れはなかったような気がする。これは子どものころからお菓子の好きな母に育てられ、母のケーキ作りの手伝いなどもしてきたことと関係があるかもしれん。
 進物用のお菓子選びの基準として、私はいくつかラインを設けている。ひとつは、店の名前にこだわらないこと。有名な菓子チェーンのクッキーの詰め合わせがおいしいとは限らん。ひとつは、菓子のサイズが大き過ぎないこと。大き過ぎるものは大味であることが多いように思う。そして、飾りつけがシンプルなこと。この基準を満たしたうえで、自分が食べてみたいものを選ぶ。ここらあたり、直感ですな。
 とにかく自分が貰うて嬉しいもの。趣味に走らないこと。これさえ気をつけていたら、そう大外れはないですよ。
 花は……これはわからん。そやから妻に頼んだ。妻の美的センスは全面的に信頼しているのですよ。

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