旗幟不鮮明ながら反対？

　今日は勤務校の創立記念日。授業はなし。というわけで、休暇をとって一日寝倒す。
　疲労は回復したし寝不足も解消された。起きている間はＨＤＤレコーダのたまっている録画を少しずつ消化。いや、消化なんて書いたらいかんな。見たいけど見てる間がないからたまったわけやからね。
　先日書いた「君が代不起立条例」に関して、昨日出た最高裁の君が代不起立処分裁判での判決を踏まえ、読売新聞が条例化に賛成ということを一行だけちらりと。ちょっとずるいぞ。毎日新聞も判決を踏まえ、「最高裁判決は、過度のペナルティーを認めたものではない。その点を踏まえた議論が必要だ」と毎日らしく旗幟不鮮明な書き方で反対をにおわせている。こういう書き方もあるのか。これはこれでなかなかのテクニックでありますね。東京新聞および中日新聞（内容は同じもの）は判決を踏まえた上で反対。西日本新聞は見出しからして「君が代起立　条例で縛るようなことか」と反対。
　こうやって見ていくと、産経と読売は「思想信条の自由を制限することであっても、上意下達は当然」という姿勢ですね。それやったら菅内閣のことを毎日のように攻撃する自分たちの論調に対してもそれを適用すればええのに。あ、新聞社は公務員やないからええんか。それやったら記者クラブとかいう特権も返上したらええのに。それは特権として取っておきたいのですな。とにかく、思想信条の自由を否定するということは、ジャーナリストとしていかがなものかというように思うのですが、如何。

バリウムもりもり

　愛すれどTigers「マートン、アウトカウントを間違える珍プレー」を更新しました。

　今日は職場の健康診断日。例によってバリウムを飲む。
「バリウムを飲んで気持ち悪くなったことなどありますか？」と係の人に聞かれて「いえいえ、大丈夫です。もりもり飲みますよ」と答えたら受けてしもうた。「急いで一気に飲まなくていいですからね」なんて楽しそうに言うてくれはるけれど、あんなもんちょびちょび飲んでたらほんまに気持ち悪くなる。一気に飲まんと飲まれへんもんなんです。
　そういえばかつて「飲みっぷりがいい」とほめられた同僚がいたけれど、その人は健康診断になるとそれを持ちネタにしたはったなあ。

戦国時代に恋愛結婚

　今日は完全休養日。もっとも台風（現在は温帯性低気圧）の影響で一日中よく雨が降り、外出なんて考えもせなんだのでありますが。
　明日の朝、もし暴風警報が発令されていたら勤務校は休校。そやけど大阪は現時点でも雨はきついけど風はそうひどくはないから、休校ということもなさそう。できれば明け方に雨が小やみにでもなってくれてたらありがたいんやけれどね。
　それはそうとＮＨＫ大河ドラマ「江」はなんかけったいな展開になってるなあ。戦国時代の恋愛や結婚というものがどうやったかなんてお構いなし。完全に現代の恋愛観で男女関係を描いている。今週は「茶々の恋」。両親の仇として許せない存在やった秀吉に心を惹かれていく茶々、という展開にもううんざり。初が恋をした相手と結婚したいと秀吉に取り計らうてもらうなんていうのにはまいったよ。この時代の大名クラスに恋愛結婚なんかあるんか。
　週刊誌は大河ドラマが始まった時は「ここがおかしい」と叩きまくるくせに、半年くらいたったらどんなめちゃくちゃでも叩かんのですねえ。「風林火山」「天地人」のときもそうやった。「江」も同じかな。
　私は、最後までこのテイストで行くのかどうか、それに注目をしながら見てるんですけどね。ほめるにしてもボロカスに言うにしても、とにかくちゃんと見ないことには始まらんからね。

阪急の京都仕様車

　今日は所用で京都へ。台風も近づいているし、その影響で梅雨前線が刺激されて雨もようけ降るということやったのでできたら家で一日休養してたかったんやけど、この用事だけははずせないから、体調不良で重い体に鞭を打ち外出。
　阪急電車はもうかってるのか京都専用の新車両を導入していて、シートの布はなんかがらが織りこまれていたり、４人掛けシートも和風使用になっていたりしていて、同じ料金でこんな上等な車両に乗ってええのと思うくらい。なんか得した気分であります。
　台風の影響からか外出を控える人が多いんでしょう。土曜の午後で、いつもは座れるかどうかという時間帯に乗っているんやけれど、すぐに座れた。おかげで重い体によけいな負荷をかけることなく目的地に着くことができた。台風にこんな恩恵があるとはね。
　車中で読みかけのディクスン・カー「帽子収集家事件」を読了。体調不良でなかなか読書に集中でけなんだけれど、これも車中で座れたおかげで、やっぱり台風の恩恵かな。
　沖縄方面はかなりきつく降ってるみたいなんで、「恩恵」の連発は不謹慎かもしれへんけれど、あくまで個人的な感想ということでご勘弁を。
　ちなみに「帽子収集家事件」は読み始めから読了までかなり間があいたせいか、今ひとつ「おおっ！」と驚いたりするようなことにはならなんだ。こういう「意外な結末」的なものはやっぱり一気に読んでしまわんとあかんねえ。

公約違反？

　うーむ、維新の会のマニュフェストに「式の時に国家斉唱で起立しない教員は罰します」なんてのがあったかなあ。私は選挙公報をなめるように読んだけれど、そんなことは一言も書いてなかったんやけれど。そやから、こういうことが条例化されたら（憲法違反やと思うけど）、それに違反する教員は「大阪府民に対する挑戦」をしているということになるかどうか。われらが知事はそない言うてはるんやけれどね。
　ＷＴＣ庁舎への本庁移転のことについても選挙公報には触れてなかったよなあ、確か。「大阪都」構想が公約の中心やったから投票した方がいてたんやろうけれど、それで第一党になったんやったらまずそれを実現するための条例を出すべきやと思うんやけれど。公約にないことをまず最初にやるという方が「府民への挑戦」のように思うなあ。なんかこういう「勝ったからなにをしてもええ」というのは民主的ではないんやないかねえ。というか、公約違反かも。
　私は別に式の時に君が代が流れてもわざわざ座って反抗するようなことはしない。職務命令ならば従うけれど、自分の考えは文章で示す、というやり方を好むからなんですけどね。そやからここで書きます。そんな条例を作るんやったらまず「大阪都」構想の実現に向けた条例を制定していただきたい。私は「大阪都」の必要性は感じてへんけれど、維新の会が最大会派になったのは府民の中にそれを支持する人が多かったということなわけで、そういう人たちの代表としてやるべきはそちらでしょう。
　ちなみに、全国紙の社説では産経新聞が全面的に賛成し、朝日新聞が反対してるけれど、地方紙では神戸新聞や北海道新聞が反対意見を社説で提示しております。それ以外の各紙の意見も知りたいところやね。

催眠術師たち

　今日は午後から生徒向けの進路説明会。業者に手配してもらい、さまざまな大学や短大、専門学校の入試担当者を学校に呼んで、その学校を希望する生徒たちに直接話をしてもらうというもの。至れり尽くせりやなあと思いつつ、生徒たちがレクチャーを受けている部屋で様子を見る。
　うまいもんですなあ、と言うたら怒られるか。なんというか、催眠術みたいに生徒たちの心を動かす話術をみなさん持ってはります。むろん自分が希望しているところの話を聞くわけやから、真剣に聞くのは当たり前なんですけどね。でも、希望してない学校の担当者の話も聞くわけで、そういう場合、さらりと聞き流すのも可能なわけです。
　そういう生徒の心をも動かしてるみたいやったから、これはおみごと。さすがプロであります。
　私の場合、授業で催眠術をかけようとしたら間違うて睡眠術をかけてしもうたりしますからな。まだまだ修行が足らんわい。

就職氷河期と腹具合と笑門来福

　今度は腹を壊した。もうええよ。どないなってんのやら。体温をはかるのは朝だけにした。どうせ痰は絡まる。体調と気力は比例しますな。気力を無理に奮い立たせるとあとで響きますな。タイガースが負けるとよけいですな。怒ることのできるものは幸いなり。怒る体力がある故に。私はただもう深く静かに鎮静するのみよ。
　こういう時は笑いが効く。「笑門来福」とはよういうたもんです。で、録画しておいてみてなんだナンセンスアニメ「日常」と「ゆるアニ？」を見る。少しは元気が出ました。笑うことは偉大なり。
　前期より後期の方が元気になれるのは「なにわ芸能研究」という授業で往年の名人の漫才や落語を生徒といっしょに見て聞いてリフレッシュしてるからなんですな。前期にやってる「時事問題」なんか、今シーズンは毎週落ちこんでるもんな。原発事故の報道は週を追うごとに暗澹としてくる。子どものころに予言されていた「暗い未来」がここにきて一気に成就したという感じか。
　暗い未来を打破すべく、今日は「一斉企業訪問」。全職員が採用実績のある企業を訪問して「求人票をまわしてくださいお願いします」と頭を下げに行くのであります。私は生鮮食料品中心が売りのスーパーチェーンの本部に。いろいろええことを言うてはくれているんやけれど、うーむ、初任給とか厳しいなあ。もっとも高卒での就職の厳しさを考えたら多少給料は低くても正社員として雇うてくれるだけでもありがたいと思わなならんのやろうなあ。
　で、出張から直帰してトイレに飛び込んで、体内の元気がすぼぼぼぼと降りていってしもうたのでありました。ああきつい。

微熱も続けば高熱よりたちが悪い

　愛すれどTigers「榎田がプロ入り初勝利！」を更新しました。

　朝から発熱。３８度の高熱やないところがまた苦しい。前夜からの大雨で気圧が下がっていたこともあり、最後まで出勤しようと思うていたんやけれど、体の動きが思うようにならず断念。休暇をとって欠勤する。このあと、自習課題の手配とか明日の出張にからむ電話やとか、朝のうちは職場やら関係の先生方への電話やらなんやらでかえって消耗。
　なんとか各方面への連絡がついたあとは、とにかく寝倒す。午前中ずっと寝、昼食後、午後も夕刻まで寝る。先週、相撲のネット視聴とかなんとかで夜更かししたのもいかんかったなあ。
　というわけで、多方面にご迷惑をおかけしましたが、明日はなんとかなりそう。それにしても自分の体のことだけにもどかしいことであるよ。

懐かしい響き

　朝、出がけに体温をはかったら、摂氏３７．０度。「改源」をのんで出勤。梅雨前線がそこまできてるからなあ。やっぱり気圧ですか、抗生物質先生。
　しかしまあよう降ります。若い同僚が「雨、強くなってきましたね」と言う。それに対して「おかげで今日は阪神が負けるのを見んですむわ」と答えてはっと気がついた。
　なんと懐かしい響き！
　そう、１０年くらい前までは野球が中止になるくらいの雨の日の合言葉はこれやったのですよ。星野監督就任以降、５位以下に落ちたり毎日毎日毎日毎日負け試合を見たりというようなことがなくなったので、このセリフは自然と口にのぼらなくなったのでありました。それがすっと口から出た。
　そして次は「ダメ虎」という言葉が復活するんでありましょうか。まあ、戦力的にそれはないと思いたいけどね。
　ああ、あの負けても負けても負けても負けても「残り全部勝ったら優勝や」とほざいて楽しんでいたあの暗黒時代の気分がよみがえってくるなんて。
　で、明日の朝になったらきっと言うのです。
「昨日の試合はやってたら勝ってたで」。
　ここ１０年の強いタイガースしか知らん若者にはわからんかもなあ、この言葉の響きにこめられた思いは。

もどり風邪

　大相撲小言場所「五月技量審査場所をふりかえって～力士は土俵とどう向き合ったか～」 を更新しました。

　朝起きたら、５月のはじめと同じように頭が痛い。体温は微熱。ただ、から咳とくしゃみがよく出た。
　つまり、治ってへんのやんけやんけやんけやんけそうやんけわれ。
　たぶん医者の薬で抑えてたのが切れたのと、体育祭前で精神的に緊張していて病状を抑えこんでいたのがほっとしてどっとぶりかえしたということなんやろう。
　こういう時は「改源」や。効きまっせ。ほんまに楽になったぞ。お医者の先生には申し訳ないけどね。
　まあここのところネット配信の相撲を見るのに時間がかかり過ぎたりして就寝時間がかなり遅くなったりしてたし、寝不足で疲労回復がでけてなかったりしたからね。それも今日でおしまい。今晩は早寝するのである。
　１週間くらい寝倒したいけど、仕事があるからそれは無理かな。