まるでお見合い？

　台風が接近し、時折かなり強い雨。早々に退出する。
　帰宅して録画しておいた相撲を見ていたら、幕下の取組で思わず笑うてしもうた。いや、笑うのは失礼なんでありますけれどね。
　その取組とは「安彦－正代」戦。テレビ画面に縦書きで大きく左に「安彦」、右に「正代」とテロップが出た。
　これ、あなたどう読みますか。「やすひこ－まさよ」と読みたくなりませんか。
　正解は「あびこ－しょうだい」なのです。どちらも本名。学生相撲出身力士同士の対戦。おそらく十両昇進の際はどちらも立派なしこ名をつけることやろうから、こんなまるでお見合いみたいな名前の組み合わせになるのは両力士が幕下にいてる間だけ。幕下以下は一場所に７番しか相撲をとらんから、またこの顔合わせが来場所もあるかはわからん。もしかしたらどちらかが先に関取になってしこ名をつけるかもしれん。
　つまり、「やすひこ－まさよ」さんのお見合い対決（失礼！）はそうそう見られるわけではないのです。まあ、あとはしこ名やけれど「剛士」という力士がいてるから（「つよし」やなく「ごうし」と読みます）、この力士と「正代」が取り組んだら「つよし－まさよ」戦が実現することになるかもしれんけれどね。
　いやあ、長いこと相撲を見てきてはいるけれど、こういうしこ名の組み合わせだけで話のタネになってしまう相撲なんてのはなかなかお目にかかれません。かっこいい組み合わせでは「白虎－朱雀」戦というのはあるけれどね。

　５月１７日（日）は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。