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最後まで見てから [テレビ全般]

 今日はクリスマス・イヴ。例年なら仕事に行った帰りにケーキを買うて、妻とささやかなぜいたくをし、というパターンなんやけれど、今年は天皇誕生日が日曜日と重なったんで振替休日。午睡をして夕方にでもケーキを買いにいくかと思うていたんやけれど、妻の調子が悪く一日へたっていて、ささやかなぜいたくも何も私は一人起きてずっとテレビの番をしているというクリスマス・イヴになってしもうた。
 今朝は前夜の深夜アニメも少なく、録画した分を見てしもうた後は落語をDVDにダビング。そこからはひたすら「西郷どん」を見る。徳之島に島流しになってから帰国を許され、勝海舟や坂本龍馬と会い、禁門の変を経てついに薩長同盟を結ぶまで、2ヶ月分以上たっぷりと見る。これでも8月末まで。残り4ヶ月分もたまっている。
 なんでこんなにたまるまで見てなんだんやろう。
 続けて見てて理由がわかった。登場人物すべてが同じようなキャラクターになってしもうているのですね。西郷も大久保も桂も坂本も、慶喜でさえ妙に熱い。暑苦しいくらい。これは脚本がそうなっているのか、演出がそうなのか。たぶん演出がそうなんやろう。一本調子でメリハリがきいてない。来週も見たいと思わせるほどわくわくさせるものがないのです。
 これやったら今やってる朝ドラの「まんぷく」の方が人物造形もそれぞれ個性的でストーリーも起伏に富んでおり、明日はどうなるんやろうと思える。
 幕末を描いた最近の大河ドラマは、吉田松陰の妹を狂言回しにした「花燃ゆ」が総花的な感じで外れ。新島八重を主人公にした「八重の桜」は会津から見た幕末史という目新しさもありまずまず。「龍馬伝」は脚本、演出、撮影とも迫力があり大当たりというのが私の勝手な評価やけれど、「西郷どん」は30話まで見たところでは外れ、かな。そうやなかったら毎週楽しみにしてナイターのない時期やったらその日のうちに、ある時期やったら月曜には必ず見ていたはず。「真田丸」はそうやったなあ。
 夜、5回分一気に見て、激動の一番おもしろいところやのになんとなく退屈してもうたもんな。それでも最後まで見んとちゃんと批判することはでけんのやから、最終回まで見ますぞ。これは私の書評のポリシーでもあり、どんなにつまらないものでもとにかくちゃんと読むこと。ちょこっと読んで適当なことを書くなんてことは絶対にしたらあかん。まあ他の書評家の方たちもそうやと思うけどね。そやから途中で見たり読んだりするのをやめたものはどんなにつまらんと思うていても外向きには一切そのことは書かへん。それは作者に対して失礼やと思うから。
 というわけで、まだしばらく「西郷どん」とおつきあいすることになりそうです。

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