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星系出雲の兵站-遠征-3 [SF]

リンク数珠つなぎ「【大相撲トピックス】土俵内外で繰り広げられた歴史に残る力士の話」を更新しました。

 早朝に目覚め、午前中は昨夜録画したアニメ三昧。ところで、このところ間に総集編をはさんだり前に放送した回を再放送したりという例がよく見られる。作画崩壊を防ぐということなんやろうけれど、中国のスタジオに委託していた作画がコロナウィルス禍ででけんようになっている影響がそろそろ出始めてるのかな。きっと4月から放送される新番組はもっとそんな形になるか、放送本数が減るかするんやないかな。まあ飽和状態にある深夜アニメ、ここらでちょっと見直しがあってもええかもしれん。
 昼前に外出。月例の京都の医者行き。本来なら来週になるところやけれど、休日出勤の予定が入っているので1週くりあげた。阪急の特急で上洛。がらすきというわけではないけれど、ほとんどの乗客が座れるくらいすいている。医者に診療してもろうたあと、その足で父の見舞いに行く。痛みどめの点滴の影響か、ずっと寝ていたのであえて起こさずにすぐに辞去。阪急の特急で帰阪。こちらはがらすき。大阪は雨。行く先々のドラッグストアをのぞくが、どこともマスクは品切れで入荷未定。
 帰宅後、午睡。夕刻起きてきて、妻とテレビを見たりおしゃべりしたり。明日はしっかり休みたい。
 林譲治「星系出雲の兵站-遠征-3」(ハヤカワ文庫JA)読了。異星人との交戦に入るかと思われた物語は、大量の異星人の死骸を発見したことによって急展開。そして発見された太古の遺跡から、かつて地球から出雲星系に先祖たちが移住してきた際に、途中の敷島星系で異星人たちとの存在を確認していた可能性が……。異星人との接触が、失われた星間移住の記録を発見するきっかけになるという予想外の展開であります。本シリーズが単なるミリタリーSFにとどまってないところが林さんらしい。物語の展開としては大きな転換点になる巻やないかと思うけれど、それをあおるように描くんやなく、あくまで俯瞰した視点で描き続ける。ここらあたりに作者の個性というのが出るんやなあ。登場人物が仮説を述べるたびに、それを実証しようとするというところが、異星人との戦いでのぼせあがらない人類首脳たちの姿勢をあらわしている。そこらへんはちょっとでき過ぎやないかという気がするけれど、林さんは本シリーズで理想の政治家像を提示しようとしているんやないかと感じた次第。さあ、出雲星系を中心とした移民の子孫たちは祖先の足跡をどのように生かしていくのか。次巻以降に期待してますよ。

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