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宮崎駿の引退 [映画]

 愛すれどTigers「嗚呼、東京ドーム3連敗で燃え尽きる」を更新しました。

 今朝の日刊スポーツの一面、そして朝日新聞の一面も「宮崎駿監督引退」のニュースがでかでかと載っていた。いやあ、なんというか、国民的アニメ監督なんやなあ。私のように幼少時から(その名を意識してたわけやなくても)宮崎監督のかかわってきたアニメーションで育ってきた者にとっては感無量というのか。
 小学1年生くらいに、母に連れて行ってもろうた「太陽の王子ホルスの大冒険」は、幼心に強く印象づけられた。その前に見に行った「アンデルセン物語」よりも迫力があって、最後に岩男が氷マンモスを倒すシーンとか、ホルスが迷いの森から脱出するシーンとか、忘れられん場面が多かった。テレビで夏休みに放送されることも多く、そのたびに何度も見直したものです。そして「長靴をはいた猫」。徹底した追っかけシーンでは手に汗を握ってみた。「どうぶつ宝島」。こちらもとにかくギャグ満載。その間にはさまって上映された「ちびっ子レミと名犬カビ」や「アリババと40匹の盗賊」がいまひとつ見てて乗っていけなかったので、作り手によって面白さに違いが出るということを子どもながら知っていったというわけ。
 むろん「アルプスの少女ハイジ」をはじめとするカルピス劇場は夢中になって見たし、「未来少年コナン」で“宮崎駿”という名をついに認識した。そしてホルスなど、幼い頃に私の胸をわくわくさせた作品に同じ人が深くかかわっていたことを知ったのでありました。
 よほど好きな人やないと「駿」を「はやお」と読まれなんだ「ルパン三世カリオストロの城」。初日に友だちと一緒に並んで見に行ったなあ。
 世間の人たちにとっては「スタジオジブリ」の宮崎監督なんやろうけれど、私にとっては「ホルス」「長猫」「ど宝」「コナン」「カリ城」の宮崎さんなのです。国民的映画監督になる前、私の幼少期から青年期に大きな影響を与えてくれたアニメーターなのです。
 引退することよりも、その引退がこんなに大騒ぎになるという、そのことが私にとっては驚きやったねえ。

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