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現金だけがもつ力 [日常生活]

 4月下旬の陽気とか。で、週末からまた寒気が訪れて寒くなるんやとか。この時期、暖かくなり寒くなりを繰り返して春になっていく。三寒四温というやつですな。で、東大寺二月堂のお水取りの時期にぐっと冷え込み、比良八荒は天気が荒れて終わる。彼岸に向けて、ちゃんと例年通りに気候が動いていく。枝雀師の「日和ちがい」のまくら「進化論」やないけれど、天気なんてもんは人間が進化する前からあるのであります。ただ、ホメオスタシスなるものがこの時期の変化についていってくれんというだけでね。ああだるかった。
 ビットコインというのはたいそう便利なもんやそうです。そやけど、政府の裏付けのないものを正規の貨幣として使えるか、ということ。ハッカーに簡単にぱくられるようではおいそれと信用でけん。
 何が一番信用できるかというと、結局は現ナマであります。あるいは金や宝石などの貴金属。現物に勝るものはないのであります。金のふりをしたクーポン券みたいなものには現ナマのもつありがたみがないのであります。モニターの上に数字が並んでいても実感はないやろうけれど、目の前に現ナマを積まれたら心が動いてしまうのであります。
 思えば、私が初めて講師で学校に勤務した四半世紀前には、給料は現金で頂いていたのであります。給料袋の厚みはまだ覚えております。働いたことに対する報酬がこれなんやと嬉しくなったものであります。
 現金には、現金だけがもつ力があると思うのですが、如何。

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入試から追試まで [教育]

 本日、合格発表。担当者の一人として、発表の場に立ち会う。合格者の笑顔、不合格者のなんとも言えん表情。何度も見ている光景なれど、これが彼らの未来への分岐点になるんやろうなあと思うと、なんとも複雑な思いになる。例え不合格やったとしても、後期試験では志望校に合格して、そこでしか得られん未来への道を進んでほしいと思うばかり。そして、4月から接することになるかもしれん合格者たちには、より良き未来への手助けができればと思う。あとは自分でその道を切り開くしかないのですぞ。
 というわけで、それ以外の時間は在校生の学年末試験の印刷、新入生に出す春休みの宿題の作成など、粛々と業務をこなす。雨模様で気圧も下がり、なんとなく体が重い。入試関係の業務が終わり、ほっとして脱力しているのかもしれん。私はたいした役割は果たしてへんのやけれど、それでも緊張してたんやなあ。チーフの先生方はそれ以上やろうねえ。
 というわけで、今日は帰宅してからも動きは鈍い。明日は卒業単位に満たなかった3年生への、追試に向けての補習もあります。来る生徒、出る生徒、日によって相手が変わる。ややこしいこってす。

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小物ほど威嚇する [時事ネタ]

 明日の合格発表に向け、本日は午後より準備作業に没頭。間違いがないように何度も読み合わせをする。掲示板に合格者の受験番号を貼りつけ、明日もう一度読み合わせをして発表という段取り。これであとの業務は新学年にあたっている方たちに引き渡すことになる。やれやれであります。
 ところでNHKの新会長が、理事たちに日付を空欄にした辞職願を出すように申し渡していたとか。生殺与奪権は自分が握っているんやぞと、威嚇をしているということなんかなあ。なんかもう小物が権力を握ったらこうなるという見本みたいなもんやなあ。自分に自信がない人は、往々にしてその権力をひけらかして人を従わせようとする。典型的な事例という感じがする。
 そうまでしてひけらかしたい権力とは何なんか。放送局のトップであるということは、自分の意に染まぬ番組を作ったら理事たちの首を挿げ替えるということととれるけれど、辞職願を書かせて自分の権力を印象付けたいというようなびびりに、そこまでする度胸があるんやろうか。
 しんぞう首相やゼロサム市長にも感じられるんことやけれど、どうもこれらの人たちは未成熟、つまりガキっぽいねえ。自分に自信のある大物は、ことさら何も偉そうにしなくとも相手が自然に首を垂れてくれるものやないかなあ。例えばサントリーの創業者の鳥井信二郎という人の口癖は「やってみなはれ」やったとか。度量というものを感じさせる文句やないですか。
 籾井なる新会長がどんな人物か、会うて話をしたことがないのでわからんけれど、要らんことを言うて問題点を指摘されると簡単に取り消したかと思うと何が問題かわからんと開き直ってみたり反省していると言うてみたり、言葉に重みがない感じの人やなあ。

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読者の望む記事ばかり [プロ野球]

 日中の気温が上がったせいか、むやみに眠い。もっとも昨晩は眠りが浅く、変な夢を見ては時々目が覚めたりしてたから、そのせいかもしれん。
 スポーツ紙では五輪大会が終わり、今度はプロ野球オープン戦の話題などが紙面をにぎわしている。我らがタイガースはいろいろ景気のいいことを書いてはいるけれど、新外国人選手のゴメスは故障持ちらしくオープン戦出場はままならず、先発投手陣もローテーション投手がかたまり切れてへん。ほんまに大丈夫かいなと心配してはいるけれど、まあ本番になってみないとどないなるやわからん。
 特に大阪のスポーツ紙はスポーツ報知を除いてあまりジャイアンツの記事を大きく取り上げへんから、どれだけ強くなったのか確認でけへん。ならばスポーツ報知を読んだらええやんと言われそうやけれど、たぶんええことしか書いてへんからほんまのところはわからん。
 もっとも頼りになるのは結局一般紙のスポーツ面か。朝日新聞のキャンプレポートを読んでいたら、どうも今シーズンはカープがかなり手ごわそうやなあ。
 CS放送には加入してへんから、オープン戦の模様を録画して確認したりでけへんのがちょっと歯がゆい。まあ、あとひと月ちょっとで開幕するから、それまではええ夢見ることにしましょう。昨晩みたいな安眠を妨害する変な夢はごめんです。
 スポーツ紙というのは読者が望むような記事を載せるものとはわかっていても、ちゃんと客観的な視点の記事も載せてくれへんと不安になるよ、ほんまに。

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小屋掛芝居型政治 [時事ネタ]

 入試疲れの取れんまま出勤。点検作業その他もろもろ。ひと山越して、明日以降は合格発表に向けての準備。ここでポカをしたら何にもならん。まだまだ気は抜けません。
 ところで、ゼロサム市長辞任を受けて、各政党が無視を決めこんで相手の振り上げたこぶしを空回りさせようとしたら、なんと対抗馬が現れそうなのでありますね。その相手というのは大阪市の公募区長。かつては加古川の市長を二期務め、一度は大阪市長選挙に立候補して落選したという過去を持つお方。
 公募区長というたらゼロサム市長の肝いりで発足した制度で、その第一期の区長ということは、市長の政策に賛同した人やないのか。それがいったいなんで立候補なんて考えたのか。今のところ正式な出馬表明がないので、その公約も何を争点にするつもりなのかもようわからんけれど、とりあえず区長は辞職したそうなんで、出馬の意志はありそうです。
 反乱、なのかな。ようわからんけれど、この公募区長のほか、泡沫候補の第一人者マック赤坂さんも立候補するとかいうてるそうやから、わけのわからん三つ巴選挙が実施されるみたいやね。6億円かけて世にも不思議な選挙が行われることになるようで、なんというかほんまに税金の無駄遣いとしかいいようがないなあ。劇場型政治家なんか知らんけれど、上演される芝居は……なんともしょぼいねえ。小屋掛芝居型政治、てなところですかなあ。

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検索機能も善し悪し [時事ネタ]

 今日は一日寝て暮らす、はーヨイヨイ。
 それでも入試疲れはとれまへん。午睡のあと、夕刻もそもそと起きた時も、すっきりもなにもしてなくて、ああしんど、という感じであります。すべてを歳のせいにしてはいかんが、50歳を過ぎて体力ががたっと落ちたなあと実感することが多くなった。
 アンネ引き裂き事件、被害の冊数が300冊をこえたそうな。中には小川洋子さんの対談本も含まれていて、アンネ・フランクについて言及したところがあるので、蔵書検索にかけたら引っかかってくるものやとか。
 内容も何も確認せず、アンネ・フランク関連本というだけで引き裂きまくっているらしい。
 犯人像は依然想像もつかんけれど、おそらくは本をちゃんと読んでものを考えるようなタイプの人やないんやろう。検索で引っかかったものを手当たり次第、という短絡的な行動から推察するだけですけれどね。
 それにしても、検索機能というのは便利なようで、こういう使い方をされたら逆に困りものであるなあ。科学技術は使う者によって善くもなり悪くもなる、ということかいな。
 ここ数年、ゼロサム的短絡的な事件や出来事が目立つような気がする。
 ものをじっくり考えるという習慣が廃れているなどとしたり顔で言うつもりはないけれど、そういう人が前面に出、じっくり派は劣勢になっていると思うが、如何。

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にやにやタイガース [プロ野球]

 本日も引き続き入試業務。心身ともに疲弊しております。
 書店にプロ野球の選手名鑑が並ぶ季節になってきた。昨年の今ごろ、ジャイアンツの選手のにったらにったら笑う写真に対し、タイガースの選手の表情は引き締まってよろしい、てなことをここに書いたけれど、今年の名鑑を見て吃驚仰天。
 今年はタイガースの選手たちもしまりのない笑顔で写っているやないですか。
 嗚呼、なんてこと! そんなところを真似てどうする。勝負師らしい、きりりと引き締まった表情のものに今からでもええから取りかえておくれよ。
 疲弊した体に鞭打つような写真を見せられて、ますますがっくりきてしもうたのであります。
 早う寝て疲れを取ろう。

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アンネを引き裂く [時事ネタ]

 入試疲れで朝からきつい。そんなことは言うてられんのですけどね。今日は採点業務。明日は休日出勤で点検業務。日曜日はほんまにぶっ倒れていそう。
 夜、ニュースで「アンネフランク図書破り事件」について見る。東京都内の図書館で、アンネ・フランクに関する図書が計286冊も破られているという。映像を見たら、ページを破るというようななまやさしいもんやないな。引き裂くという感じか。
 何ページかを一度に引きちぎるように破っている。憎悪を感じる。ものすごい力でやらんと、ああは破られんというような破り方やね。
 ユダヤ人が憎いのか、アンネが憎いのか。犯人の憎悪は感じられても、それがどこから来たものか全く想像もつかんところが気持ち悪い。図書館の本ばかりターゲットにしているというのも不可解。まあ、書店の場合、万引き対策に監視カメラが設置してあったりするから、それを避けてということはあるかもしれんけれどね。
 それにしても、異常としかいいようがない。犯人が捕まって、その理由を述べたとしても、おそらく私にはその理由を理解することはでけんのと違うやろうか。
 偏執狂の仕業としても、図書館の本を大量に破ってまわるというのは、なんなんやろうね。不快というよりも不気味な感じがする事件やね。

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ひたすら小論文読み [教育]

 本日は入試。私は「小論文」試験の主但者の一人として、中学生が20分でひねり出した小論文を大量に読む。ただただ読む。午前から夕刻にかけ、ひたすら読む。
 そんなに読んでどうするのか。すべての解答を読んで、採点基準を作るためであります。よく書けているもの、テーマにそってないもの、標準的なもの。それらをより分けて、明日の採点者に示すための資料作りをしたわけです。
 400枚以上も読んでいると、受験生には申し訳ないけれど、だんだん思考力が麻痺してくる。それでも公正な視点で指標を作らねばならん。主但者4名で検討して、なんとか指標づくり終了。
 帰宅したらもうあかん。夕食をとるとぶっ倒れ、少し眠ってしまう。
 明日からは採点。早目に寝て疲れをとり、明日に備えよう。
 おやすみなさい。

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ミスを防ぐために [教育]

 いよいよ明日は入試。授業と並行しながらの準備なので、慌ただしい一日を送る。
 今年初めて公立高校の講師として勤めている若い同僚が驚いていた。
「採点まで全部教員がやるんですか!」
 その先生は、この春まで学習塾の講師などをしていて、教育業界のど素人というわけやない。そういう人でも、採点などは外部に発注しているもんやと思いこんでいたらしい。意外に知られてへんもんなんかなあ。
 昨年度の入試で採点ミスが発覚した高校がいくつか出て、新聞紙上を騒がせたりしたけれど、関心がなければそういうニュースもスルーされてしまうもんなんやねえ。
 今年度は採点ミスが起こらんようにと、従来とは違う採点方法が導入され、我々現場としては例年になく緊張しております。私の勤務校はよそよりも点検の行程を多くして、これまでミスがあっても未然に防いできた。それでも最終点検でミスが見つかることもあったりする。人間のやることやから、完全ということはあり得ん。いかに完全に近くするか、そのために手間暇かけるしかないのです。
 今日は早目に寝て明日に備えよう。
 受験生のみなさんや、親御さんたちも緊張の一夜を過ごしていることやろうなあ。

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