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避難から永住へ [1月17日の記憶]

 諸般の事情で、勤務校の職員室にある私物一切合財をかたづけなならんことになる。事情はまた後日書く。月末までになんとかしたらええんで、できるところから少しずつ。会議等々の合間を縫うてということになるから、そんなに一気にはかたづかんのであります。
 今日は東日本大震災から4年。遥か彼方の大阪にいてると、復興してるんやらどうなんやらようわからんけれど、総理が復興予算を引き続きつけるとか言うてるから、まだまだ復興は先なんやろう。特に福島第一原発の廃炉に向けての動きは遅々として進んでへんらしいことだけは確かなようですね。もっとも総理はIOC総会で「コントロール下にある」と大見得を切ったりしてたけれど、今でもまだそんなことは言えるのかなあ。
 他府県に避難してそのまま4年も暮らしていたら、そこの土地に慣れ、もとの住まいに帰る気がなくなったという人も多いらしい。そらそうやろうなあ。いつ帰郷できるかどうかわからん我が家よりも、とりあえず生活できている現状を選びたくなるのが人情というものやと思う。
 風化させてはならんとよそものが力説しても、当事者は実はもう記憶から消し去りたいと思うこともあるやろう。4年、5年くらいはそのぎりぎりの年限なんやないか。これが10年後となるとまた気持ちも変わるやろうけれど。
 住めば都。ちょいと腰掛けのつもりが長っ尻になってしまうこともある。慣れてしまうと、動くのが面倒になる。そういうものやなかろうか。そのことについてとやかく言う権利は、よそものにはないのですよ。

 3月15日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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