フロッピディスクのデータ移行

　片づけをしているといろいろなものが出てくる。前任校から持ってきたものなどもある。今日はケースに入ったフロッピディスクが何枚も出てきた。そう、１４年前の保存媒体というとフロッピディスクやったのですね。
　もうあの頃の資料は使わんやろうとは思うけれど、フロッピのまま置いておくのもなんやから、これを機会に外付けのハードディスクにデータを移しておくことにする。これも外付けのフロッピ用ドライブを出してきてパソコンに接続し、読みだす。
　おお、ワードで作成した文書なんかひとつもないぞ。あのころ私は自宅でマックを使用していたので、当時のマックに標準搭載されていた「クラリスワークス」というソフトを職場のパソコンにもインストールして、それで文書を作成していたんやった。これやと自宅で修正もできるしね。
　ところが、今使用しているパソコンにはクラリスワークスはインストールしてへんので、読みだしがでけん。そやからというてデータを捨てるには惜しい。
　いずれ変換ソフトを導入することにして、今日はとりあえずデータをハードディスクに移しておくことにした。
　うーむ、現任校に来てからは文書作成はほとんどワードやからなあ。一太郎を使うこともほとんどなくなった。だいたいフロッピなんてものもまず使用しない。大容量のメモリスティックがあるからね。今私がバックアップ用に使用しているのは３２ギガバイトのメモリスティックですわ。初めて買うたマックのハードディスクが２ギガで「おお、大容量」と思うていたんやからね。
　一時ＭＯドライブを使用していたりもしたけれど、今時そんなものを使うこともなくなった。隔世の感があるなあ。
　あ、このフロッピは読みこんでくれんぞ。おかしいなあと思うたら、フロッピの表面に「文豪mini」とわざわざ書いてある。わっ、ワープロ専用機で作った文書ではないですか。ここまでくるとデータ移行どころの騒ぎではないわい。それらのデータについては移行をあきらめることにした。スマホをいじっている高校生たちにフロッピを見せても、それが何かまったくわからんのやなかろうか。
　隔世どころか世界そのものが違うような気がするぞ。