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史実と演出 [テレビ全般]

 今日は建国記念の日の振替休日。去年のカレンダーを調べたら、2月11日は土曜日で、休みを1日損したような気分になったもんやけれど、今年は逆に1日得した勘定になる。去年のカレンダーでは土曜に祝日が入るケースがあと何日かあって、金曜日に振り替えてくれんかなと(心身ともに不調な日が多かったもので)思うたもんですが。
 今日は気温が低く、暖房を入れていてもなかなか室温が上がらなんだ。テレビを見ては布団にもぐり、昼食を取ってからしばらく読書をし、寒くてまた布団にもぐり、なんてのを繰り返す。
 2週間分たまっていた大河ドラマ「西郷どん」を一気に見る。やっと島津斉彬が藩主となり、西郷との接触が増え、物語が動き出してきた。その分、前藩主の愛人であるお由良の方の出番が減ったのは残念。小柳ルミ子が実にいい味を出しているのです。ただし、あんなにヒステリックな女性を島津斉興が寵愛しているのはなんでなんでしょう。立って食う寿司も寿司寿司というやつですか。※落語「三十石」(桂米朝口演)参照のこと
 劇団ひとり演じるジョン万次郎が登場し、西郷や大久保とからむ。まさか史実でそういうことがあったとは思われんけれど、そこは演出というやつですね。そういう可能性があれば、ドラマとして面白ければそういう話を作る。小説でもそうやけれど、それがフィクションの醍醐味というやつやと思う。それが許されんでテレビ局に抗議する人がいてたりするのが、私には不思議でならん。
 そういう人に限って「鬼平犯科帳」などで池波正太郎が創造した「盗人宿」や「盗賊三カ条」なんかについては抗議しなかったりするんやないかなあ。と、これは私の想像ですけれど。でも、「長谷川平蔵は史実ではそんなことはしていない」とかテレビ局に抗議がきたという話は聞いたことがないので、当たらずとも遠からず、と思うております。

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