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昭和の怪物 七つの謎 [読書全般]

 愛すれどTigers「5点差を逆転、北條初サヨナラ打」を更新しました。

 今日はヒロシマ原爆忌。せっかく朝早く起き、休みを取っているんやから、8時15分には黙祷しようと思うていたのに、例によって深夜アニメを見まくって疲れてしまい、うたた寝をしている間に時間が過ぎてしもうた。あほですわ。
 午前中は読書。昼食後も読書。無性に眠くなってきたんで、仮眠のつもりで寝床に。しっかり午睡。とにかく猛暑のためいくら扇風機をつけても汗が出る出る。昨日の晩、寝苦しかったので熟睡できてなんだんやなあ。妻もすぐに疲れて寝ていたしね。夕刻は台風の影響からかベランダから強く湿った風が吹きこんできた。そやけど夜になってまたやんだ。今晩も寝苦しいのかなあ。明日は外出の予定。今日こそしっかり寝ますぞ。
 保坂正康「昭和の怪物 七つの謎」(講談社現代新書)読了。昭和史を追い続けている著者が、長年積み重ねてきた生き証人へのインタビューや文献から、東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺錠太郎、瀬島龍三、吉田茂にまつわる「謎」を解き明かそうと試みる。東條内閣の首相秘書官、石原の教え子などの関係者や犬養道子、渡辺和子、麻生和子といった近親者の証言、さらに瀬島本人へのインタビューなどから、定説とされるものの裏に隠れた「真実」を探し出そうとする。それでも不可解なままのものは残ってしまう。著者は推測するにとどめ、わからないものはわからないとはっきりさせている。そこに誠実な姿勢を感じる。犬養道子や渡辺和子への尊崇の念、そして瀬島の胡散臭さなど、著者の感じたものがダイレクトに伝わってくる。ネットの風説を無条件に信じる前に、本書で示された生き証人の声をしっかりと読んでほしいと思うのです。

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