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巨神覚醒 [SF]

 今朝は夏の高校野球の開会式。そのためプリキュアもライダーも戦隊もぶっ飛ばす特別編成。大阪では当たり前なんやけれど、関東では珍しいことらしく、夜にニュースサイトを見たらネット上でブーイングのツイートが多数あったとか。冬に大雪で大慌てする都市部の人を雪国の人が鼻で笑うような感覚ですかな。高校野球シーズンというたらそういうもんやというのが関西では常識ですからね。
 録画して会長あいさつなどは早回しですっとばし、入場行進と皇太子殿下あいさつと選手宣誓などみたいところだけを見る。殿下は来年の今ごろはもう天皇陛下となってはるんやなあ。
 午睡のあとは読書など。夕刻からナイター中継を見る。タイガースは連勝。先発の小野はよたよた、得点は内野ゴロの間の生還とか押し出し死球とかあんまりすかっとしなかったけれど、まあ勝ったからよろし。
 シルヴァン・ヌーヴァル/佐田千織・訳「巨神覚醒 上・下」(創元SF文庫)読了。「巨神計画」の続編。今作では異星からもう一体巨大ロボットがいきなりロンドンの真ん中に出現し、前作で人間が組み立てたロボットと戦うたり、謎の霧を噴出して大量殺戮したりと、なかなか派手な展開。というてもテレビアニメみたいな戦いは1回だけで、基本的には異星人ロボが一方的に地球人を殺戮する話。
 ただ、ここでは異星人ロボ(なんと13体も降下してくる)は地球侵略のためにくるんやないのですね。何のためにくるのかは読んでもらわんとわからんのですが、その手があったかと感心してしもうた。主要登場人物の死もあり、新たな人物も登場し、となかなか先が読めない展開を楽しめた。来春発売予定の「巨神降臨(仮)」ですべては明らかになるらしいけれど、やはり予想外の展開やと解説の堺三保さんが書いてはるので、楽しみに待ちたい。前作も未読の方は三部作全部そろうてから読むのがええんやないかと思います。

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