宇崎ちゃんはストーカー

　昨夜は鼻ポンプがずれたりしていて眠りが浅く、午前中テレビ漬けになっていたこともあり、午睡は爆睡。起きてすぐに追っかけ再生でタイガースの試合の中継を見始めるけれど、降雨のために試合開始が遅れた上に９回に逆転されて試合がのび、パソコンに向かう時間も遅くなった。
　雨は降ったり止んだりが続いていて、甲子園はよう９回まで試合がでけたなと思う。昨日みたいに豪雨が途中で降ってコールド試合になっていたら連勝してたのに、なんて不埒なことを考えてしまう。いえいえ野球は９回までするものです。
　というわけで、ほんまに何もしてへん。ここまで日記に書くことがないというのも珍しい。見たアニメも特にここに書きたいほどのことはない。新番組の「宇崎ちゃんは遊びたい！」というのは高校時代の１年後輩の女の子にストーキング行為をされる話で、これは犯罪です。原作者はギャグのつもりで書いているんやろうけれど、宇崎なる女の子は明らかに「危ない奴」やと思う。最近は「異世界レヴュアーズ」やこの「宇崎ちゃん」みたいに「これ、アニメ化してもええんか？」というようなものが時々混じってるなあ。よほどアニメ化したい原作が払底しているのかな。

甲子園に観客戻る

　怒涛の書類作成週間も昨日で一区切り。やれやれであります。
　というわけで、今日は授業と来週の授業準備に専心。とはいえ朝の目覚めからずっと頭の中にベールがかかっているような具合で、非常に能率が悪い。家に持ち帰ろうとダウンロードしたデータがあったんやけれど、職場のパソコンに置いたまま。まあ一事が万事こんな感じで、一応それなりに何かはしているんやけれど、詰めが甘い。２日間休み、リフレッシュして臨むことにしましょう。
　一日降雨。時々止み間もあり。帰宅して、甲子園のナイター中継を見る。５０００人限定とはいえ、観客が入っての試合。ついに、無観客試合というものが終了。球場に歓声が戻ってきた。座席にヒト型のパネルを置いたりするなど各球場工夫をしていたけれど、スピーカーから流される音声よりも、マイクが拾う実際の観客の拍手の方がもちろん耳に心地よい。
　いつ、５００００人近い観客で甲子園が満員になることが許されるかはわからんけれど、とにかくホームランへの温かい拍手、打球音がかき消される歓声、すべてが懐かしかったものでありますね。
　お山の学校で仕事を続けている間はたとえ解禁されても甲子園に通うことは難しかろうけれど、転勤するか定年退職したあとになるかはわからんとはいえ、いつかはあの大甲子園のマンモススタンドでタイガースの試合を思い切り満喫したいものです。
　ただ全国一律５０００人なんてことはせず、甲子園球場みたいに収容人数の多い屋外球場はもう少しお客を入れてもええん違うのんと思いつつテレビを見ていたら、５回表を終わったところで降雨コールドゲームでタイガースが勝利。お、運がまわってきたよ。天も虎に味方す。このまま毎日降雨コールドを続けて連勝していただきたい、とはムシのいい話ですか。

ホームズで笑顔

　今日は授業はひとコマだけやったけれど、内科検診の廊下整理役やの職員会議資料印刷やの職員会議で報告したりのと一日やっぱり働き詰め。
　保健室登校をしている一年生の女子がいて、私が授業に行くタイミングで「教室に入れるかな」と声をかけようとしたら、彼女は読んでいる本を閉じた。表紙を見たら、ちらりと「緋色」という言葉が見えた。装丁は前任校の図書室にあったものと同じ……そう、シャーロック・ホームズの第一長編「緋色の研究」であります。
　私は先生の顔などどっかにすっとばして「ホームズ好きなん？」と聞いた。「僕は小学生のころからの愛読者でな、文庫も何種類か持ってたりして……」と一方的に話をしはじめたら、それまで見せたことのないような明るい表情で「私、この訳のが一番好きなんです」と言う。おそらく学級文庫や図書館などで複数のリライトを読み分けたりなんかしてたんでしょうな。
　まあさすがに「力士探偵シャーロック山」の話なんかはしませんでしたが、短時間でも、好きなものについて話すきっかけができた。
「先生、また話してください」
　このまま教室に入れずに学校からフェイドアウトしてしまうかも、という薄い感じの子と言う印象が、すっかり変わった。私が彼女のクラスの社会科を担当していて話しやすかったというのもあったかもしれんけれど、もしこれがきっかけで教室に入って授業を受けるとが少しでもでき、ちゃんと卒業までできるということにでもなれば、私の趣味嗜好が多少は役に立つのかもしれんと思うと、ちょっとばかり元気が出てきたよ。
　そうかあ、こういう笑顔のできる子やったんかあ。
　これまで漫研の生徒や一部のオタ男子と趣味の分野で会話が弾むことはあったけれど、ういうケースは私も初めて。
　うー、この子の卒業と私の定年と同じ年になるやないですか。転勤でけへんぞ、これ。それはそれできついのではありますが。

ホロヴィッツのショパン

　早朝目覚めたら、かなりきつめの雨。テレビのリモコンの「Ｄボタン」を押して、警報や注意報についてチェックを入れる。お山の学校のあたりは雷と強風注意報。その近辺の大阪北部では土砂災害の注意報が出ている。出勤してから聞いた養護教諭の話では、スマートフォンにアラートメールが届き、それに叩き起こされたとのこと。幸い大阪では大きな災害に見舞われたところはなかったけれど、熊本の被害はひとごとやないのです。
　というわけで、一日降ったりやんだり。私は授業の合間に事務作業三昧。ゆったりと休憩をとる間もなし。昼には一服つけに外に出たりしたけれど、早く戻って仕事せんならんというプレッシャーで、落ち着いて喫煙もでけん。
　ぐったりして帰宅。タイガースの試合は今日も雨中止。これが秋になると長期連戦となって跳ね返ってくるんやなあ。
　夕食後も今日はテレビを見る気にもなれず。この日記を書いている今も眠いです。疲れているのとストレスと寝不足で不調やと原因はわかっているけれど、寝不足以外は自分ではコントロールしがたいねえ。とりあえずもうさっさと寝るしかないか。
　ストレスがかかっているのは、やはりＢＧＭなしで仕事をしているからでしょう。４年間、ぼっち部屋をクラシックのリスニングルームか名曲喫茶みたいにして過ごしていたからね。そやからというてイヤホンで聴きながら仕事をしていたりすると、保健室内での養護教諭たちの会話などまで遮断してしまうことになる。女子たちが養護教諭の相談にきたりするのをきいていると、創作意欲を刺激するような話題が多いのです。
　というわけで、今はホロヴィッツのショパンを聴きながらこれを書いたりしています。ショパンがショパンに聞こえず、さりとて他の作曲家の作品に聞こえるわけでもない。ただもうホロヴィッツという希代のピアニストの強烈な個性だけが聞こえてくるのみ。こういう演奏家は現代ではどこかで個性を殺されてしまうんやろうなあ。

偶像のレクイエム

　昨日の日記を読み返したら、ここまで正直にならんでもと、ちょっと赤面ものでした。
　というわけで、雨の中、お山の学校へ。今日は一日デスクワーク。ダメ出しされたところを完璧に直して……で、今度は前回スルーしていたところをダメ出し。どんどん完璧な企画書にしようとしているのでしょうが、企画した通りに行かんのが世の常で、だいたいここらあたり、あとは臨機応変に……というくらいがちょうどいい、というのは３０年近くこの仕事をしている経験から言えることであって、若い先生にそういういい意味でのずぼらさを求めてはいかんよね。
　今日も高い湿度でマスクをしてたら息苦しくなってきた。定時に退出。遠路はるばる帰宅。甲子園の試合は降雨のため中止。さすがの阪神園芸の神業でもこの雨ではいかんともしがたし、か。
　そのかわりというわけやないけれど、妻と録画した「刑事コロンボ　偶像のレクイエム」を見る。かつての映画スターで現在はテレビで活躍中の女優が、トップ屋に弱みを握られてゆすられる。しかもそのトップ屋は彼女のマネジャーを長年やってきた女優をたらしこんでいた。そこで女優はトップ屋の自動車に火をかけて殺した……と思いきや、自動車に乗っていたのはマネジャーやった。ここがこの話の最大のキモで、この後に放送されることになる「二つの顔」や「さらば提督」のように倒叙ミステリの形を取りながら、真相は視聴者にもわからんようにしている。コロンボのシリーズとしては異色の展開なんやけれど、そこらあたりの見せ方がうまい。私これも長いこと見てなんだけれど、犯人の家の庭の噴水を見て全体を思い出した。コロンボらしい切れ味はないものの、犯人を憎めんように持っていく演出などなかなか見せてくれる。しかも犯人役の女優さんはほんまにかつては映画俳優で、そのあとテレビシリーズ中心に活躍した人やということで、そこらあたりは当時のアメリカの視聴者には受けたことでございましょうね。

全てが新型コロナのせい

　愛すれどTigers「マルテが大瀬良撃ち、ボーアは満塁弾で連勝」を更新しました。

　どうも仕事の歯車が依然かみ合わず困っております。
　校長は昨年度末に「保健主事は例年のスケジュールをそのままやっていけばいいだけやから、なんとかなる」などと私に言うた。その時点ではこういうことになるとは予想もしてなんだやろう。２月でしたからね。まだ武漢でなんか大変なことが起こってるくらいの話題でしかなかった時期です。
　それが総理の「全国一斉休校要請」からおかしくなった。何一つとして予定通りに動かん。特に保健室は消毒、感染予防など大わらわ。ど素人の保健主事はもたもたして養護教諭にいつも鋭くつっこまれる毎日。それが３カ月も続いている。
　たらればは口にしたくないけれど、新型コロナウィルス禍のせいで、私は毎日追いつめられているような気分になってる。鬱状態になりかけてるなあと自分でも感じたこともあるし、妻に大声を出してしもうたりもした。
　ここでぼやいても何の解決にもならんし、せっかく読んでくれてはる方たちもええ気分にはなれんかもしれんけれど、今は辛うじて剣ヶ峰で踏みとどまっている精神状態なのです。１日でも微熱で休んでしもうたら、そのまま不登校になってしまうんやないかと恐れてもいるのです。とにかく出勤したらなんとか動く。
　全部新型コロナウィルスのせいにしてしまいたいです。ほんまに。でも、そうしたところでやはり何の解決にもならんのやけれど。

異世界すこやか市

　昨日さんざん東洋カープ球団のテレビ放送のことを悪く書きましたが、サンテレビはやっぱり期待を裏切らなんだ。雨で流れた金曜の代替試合が明日あり、その放送権もそのままサンテレビが持ってたんやね。明日もカープ戦、試合開始から終了までサンテレビで見られるぞ！　ありがとう、サンテレビ。そしてどうやら矢野監督を今季限りで辞めさせたい鬼筆越後屋さんは次期監督に岡田彰布さんを指名しています。今週のサンスポ電子版「トラ漫遊記」でそう思わせることを書いておるのです。まだ今季は始まったばかりで、張本勲さんはまだタイガースは終わってないとテレビ番組で断言したそうです。そう書いているのはデイリー電子版。どちらがタイガースに希望をかけているファンの心に寄り添っているかは明白ですね。来季の監督のことなんか今書くな！
　朝、「ヒーリングっどプリキュア」を見ていて、非常に辛くなった。脚本はおそらくＧＷの放送を予定して書かれたものやろう。のどかたちのすむ「すこやか市」で連休に「すこやかフェスティバル」という催しがあり、ちゆの温泉宿も宿泊客がいっぱい。町中に観光客が訪れ。名物の饅頭も売り切れ……。
　ここに、新型コロナウィルス禍のなかった異世界がある。いやもちろん、これは子ども向けのアニメで、季節感を巧みに取り入れて親しみやすさを出している脚本なんやということは重々承知してますよ。
　そやからこそ、連休が来ても観光客は来ず、感染拡大防止のために「すこやかフェス」は中止になっているであろう、現実に沿ったストーリーを思わずにいられんのです。しかも敵は「ビョーゲンズ」という。たまらんですよ。まさかこんな状況になるとは予測もできずに書かれた設定なんやけれど、今さら敵の名を変えることはでけんしなあ。
　そしてスポンサーを紹介するエンドカードには「てあらい、うがいをつづけよう」というようなことが書かれている。コロナウィルス禍のない世界から現実に引き戻されるのがまた辛い。
　プリキュアにも東映アニメーションにもスタッフにも何の責任もない。むしろ日常に戻そうとがんばってはると思う。製作が中断して再放送でしのいだ時期もある。よい子たちのためにがんばって今まで通りのプリキュアを送りだしてくれている。それやからこそ余計に見ていて理屈抜きに辛いのですよ。

カープ戦の中継

　朝、昨夜録画した深夜アニメや、今秋放送の「エール」を見たりする。もっとも「エール」は新型コロナウィルス禍の影響で撮影が中断したので第一話からの再放送。子ども時代に張られていた伏線を確認している、てなところですかな。
　昼食前に午睡。昼食後、少しばかりパソコンに向かい、それからプロ野球中継を見る。
　タイガースがカープに完勝。広島東洋カープという球団は不思議なところで、基本的には野球中継は地上波との契約が中心やそうで、ネット配信をしているＤＡＺＮとは契約してへん。そやから今日みたいにテレビ中継の時間が短い場合はラジオを聞くしかないのです。基本的には広島在住のカープファンのためしかテレビ中継は必要ないと考えているみたい。相手チームのファンもいてるとか、広島以外にいてるカープファンのことなどは眼中にない、という感じですね。そやから今日のテレビ中継はテレビ大阪やし、明日はサンテレビ。サンテレビは、かつてタイガース以外のホームゲームの試合はそこのローカル局製作のものをすべて受けていた時代（おもにテレビ神奈川）でも、広島市民球場からの中継は自前で制作していた。タイガース向けの番組の放映権は許可しても、あとは自分らでやんなさいという感じやったんやないやろうか（ここらへんはすべて私の邪推と憶測とどこで読んだか忘れたネット記事をもとにしているので、かなり不確実なことしか書いていません。間違えても拡散などはしないでくださいね）。
　さて問題は昨日の雨中止で月曜にまわった試合の中継ですね。今のところビデオデッキの番組表では予定通りどこもプロ野球中継ははいってへん。できたら金曜日に放送予定をしていたサンテレビに代替放送をしていただきたいものですが、スポンサーとかあるからなあ。ラジコで帰宅途上に聴き始めるしかないか。

新しい生活様式

　今日は雨。レイニーデイと、都知事のようにわざと横文字で言うてみました。違うか。
　なんかスポーツ紙の占いにはあまりええようには書いてへんし、寝不足のせいかすべからくぼーっとしているし。
　とはいえ芸人が舞台に上がるとシャンとするが如く、私も教壇に上がるとまあシャンとするのでありました。
　ただ、空き時間の、特に午前中は睡魔との闘いでしたなあ。ぼっち部屋の時はほんま１５～２０分くらい仮眠して頭をすきっとさせて仕事に臨んだものでしたが、保健室にいてたら、生徒がしんどいというて入ってきたりすることもあるからあまりそういう姿は見せられないのです。眠い時は短時間でも寝てしまう、それがいちばん合理的で能率的な働き方やと思うのですが、それは世間ではあまり一般的な方法やないみたいですからね。
　この日記では再々昼寝の効用と公式に昼寝の時間を作れという提言をしてきたけれど、今やテレワークの時代、人目をはばかることなく昼寝でリフレッシュできる時代です。ぜひ政府には「新しい生活様式」として「三密を避ける」とかもうコロナウィルス禍の生活様式をそのまま日常に持ちこむような提言よりも、もっと踏みこんで「優雅にお茶を飲み猫と遊ぶ」とか総理のお薦めの生活様式をどんどん取り入れてほしいと思うぞ。むろん「午睡の推奨」をぜひ入れていただきたい。
　放課後、とりあえず作っておきたい書類を作成し、定時よりは少し遅れて退出。帰宅後、マスクを洗うとすぐに寝床に倒れこみ、眠る。これで頭がかなりすっきりした。眠くて仕事がはかどらん時は仕事の一環として寝る！　それが当たり前の生活様式になるころには、私は毎日好きな時に午睡できる立場になっているかもしれませんが。
　夕食後はサンテレビで再放送されていた「未来少年コナン」を見る。大団円の巻、つまり最終回。みごとにまるく納まり、かつすべてがつながっているという奇跡的な最終回。というか、あるかないかわからん第二シーズンに続くなんていう中途半端な最終回はやめてほしい。宮崎駿監督はまだ世間に認知される前から宮崎駿として完成されていたんやということを再確認したのであります。

薬物乱用防止教室

　木曜は本来なら授業は１時間のみで余裕のある日なんやけれど、今日は保健室主催の１年生向けの「薬物乱用防止教室」が午後からあり、明日以降の授業の準備とそれの準備とに追われ、忙しいったらありません。学校薬剤師の先生にきていただき、パワーポイントを活用しながら危険ドラッグについて説明。
　まず学校薬剤師というところから説明しないといけない。これはあまり知られてへん役職なんやけれど、校医、学校歯科医、学校薬剤師という方たちがいてて、これを学校三師という。薬剤師さんは教室の空気検査やらプールや校内の水道の水質検査、ダニ・アレルゲン検査などをしてくれたはる。むろん本業は薬局であります。校医や歯科医の先生と違うて直接生徒と接することがないから、おそらくあまり知られてへん。私も教員になるまでは知らなんだ。あと、給食のある特別支援学校なんかやと栄養士さんもいてはり、給食の献立を作るのを調理師さんといっしょにしたはる。
　薬物の乱用防止に関しては特に目新しい話はないけれど、例年やと夏休みの直前にやって、高校での大麻デビューなんてのを防ごうという感じなんやけれど、今年度はコロナ禍もあって日程を決めるのが難しく、ちょっと早目の時期になった。
　私は２回に分けたこの教室の司会進行など。放課後、へとへとになりつつ、教材作成などをしていたら、養護教諭からいろいろと催促されて、さらに仕事がかさみ、もうあかん。
　最近は養護教諭から声をかけられるとまた何かの催促かとびくびくしてしまう始末。なんか精神的に追い詰められている感じですね。
　帰宅後、ナイター中継を見る。なんとかタイガースが勝ってくれたら気も晴れるんやけれど、ドラゴンズに３連敗。早く明日を乗り切り、土日ゆっくり休みたい。なんか毎週同じことばかり書いてますね、最近。