異世界すこやか市

　昨日さんざん東洋カープ球団のテレビ放送のことを悪く書きましたが、サンテレビはやっぱり期待を裏切らなんだ。雨で流れた金曜の代替試合が明日あり、その放送権もそのままサンテレビが持ってたんやね。明日もカープ戦、試合開始から終了までサンテレビで見られるぞ！　ありがとう、サンテレビ。そしてどうやら矢野監督を今季限りで辞めさせたい鬼筆越後屋さんは次期監督に岡田彰布さんを指名しています。今週のサンスポ電子版「トラ漫遊記」でそう思わせることを書いておるのです。まだ今季は始まったばかりで、張本勲さんはまだタイガースは終わってないとテレビ番組で断言したそうです。そう書いているのはデイリー電子版。どちらがタイガースに希望をかけているファンの心に寄り添っているかは明白ですね。来季の監督のことなんか今書くな！
　朝、「ヒーリングっどプリキュア」を見ていて、非常に辛くなった。脚本はおそらくＧＷの放送を予定して書かれたものやろう。のどかたちのすむ「すこやか市」で連休に「すこやかフェスティバル」という催しがあり、ちゆの温泉宿も宿泊客がいっぱい。町中に観光客が訪れ。名物の饅頭も売り切れ……。
　ここに、新型コロナウィルス禍のなかった異世界がある。いやもちろん、これは子ども向けのアニメで、季節感を巧みに取り入れて親しみやすさを出している脚本なんやということは重々承知してますよ。
　そやからこそ、連休が来ても観光客は来ず、感染拡大防止のために「すこやかフェス」は中止になっているであろう、現実に沿ったストーリーを思わずにいられんのです。しかも敵は「ビョーゲンズ」という。たまらんですよ。まさかこんな状況になるとは予測もできずに書かれた設定なんやけれど、今さら敵の名を変えることはでけんしなあ。
　そしてスポンサーを紹介するエンドカードには「てあらい、うがいをつづけよう」というようなことが書かれている。コロナウィルス禍のない世界から現実に引き戻されるのがまた辛い。
　プリキュアにも東映アニメーションにもスタッフにも何の責任もない。むしろ日常に戻そうとがんばってはると思う。製作が中断して再放送でしのいだ時期もある。よい子たちのためにがんばって今まで通りのプリキュアを送りだしてくれている。それやからこそ余計に見ていて理屈抜きに辛いのですよ。