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荒磯親方の慧眼 [大相撲]

 今日は月例の京都の医者行き。5月は例年連休のしわ寄せで混むことが多く、今日も先月に比べたら待合室には人が多かった。お医者の先生にはここ数日の体調のことなどを話す。連休で乱れた生活リズムの影響があるかもしれないので、来週も起きられないようやとまた診てもらうことになった。
 昨年度の異様な緊張感から解放された反動がきてるのかなあと思う。
 すぐに帰阪して、帰宅後午睡。昨日たっぷり午睡したせいか、わりと早く目覚め、起きてから相撲中継の録画を見る。照ノ富士と遠藤の一戦は、土俵際の投げ合いで一度は照ノ富士に軍配が上がったけれど、物言いがついて行司差し違えで遠藤の勝ち。ここまで闘志むき出しにする遠藤というのも珍しい。これで明日貴景勝が照ノ富士に勝てば、優勝決定戦。遠藤も勝っていれば巴戦という非常に楽しみな展開になる。それにしても解説のもと稀勢の里の荒磯親方の予想の的確なことというたら。遠藤が照ノ富士の中に入った場合、他の力士のように抱えて極めるのは難しいのではないか。ただ、照ノ富士の抱えて極める技量が上がっていればわからない。だいたいそういう内容のことを言うていた。そして実際の取り組みでも遠藤が照ノ富士の懐に飛び込み背中を丸めて寄ると、照ノ富士はいつものように相手の腕を極めることがでけん。遠藤の外掛けをはね上げて掛け投げの体勢に持っていき、遠藤の体は裏返ったけれど、遠藤は照ノ富士のまわしをしっかり持って離してなんだから体は死んでおらず、一瞬先に落ちた照ノ富士が負け、ということになる。外掛けと投げ合いはさすがに予想の範囲外やったけれど、そこまでの取り口は親方の予想通り。
 あらためて稀勢の里という横綱がどれだけ考え抜いて相撲を取っていたかがわかった。
 昨日、遠藤にがんばってもろうて千秋楽まで優勝争いをつないでほしいと書いたけれど、あくまで希望でしかなかった。内心ではすんなりと照ノ富士の優勝が決まると思うていた。いやあ、これやから相撲は面白い。

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