ノーカン

　昨日は相当疲れていたらしい。妻によるといびきもかなりひどかったそうやし、寝床も妻のエリアまで浸食していって、たまらず妻は退避したところ、私は目覚めて、退避した妻に寝床に戻ってもらい、私が退避するという形になった。かくいう私もアニメを１本見るたびに寝てしまうというような感じでありました。
　朝食と昼食の間になんとか昨夜録画した深夜アニメは見られたので、昼食後しばらくパソコンで遊び、それから午睡。夜起きてきて、ナイター中継を追っかけ再生で見る。
　今日の試合は得点はライオンズ山川のソロホームランのみという、昨日とはうって変わって静かな展開。最後のアウトはファールフライで、ボールがネットに触ってからの捕球やないかと矢野監督が必至のパッチで抗議。テレビのリプレイでは、カメラが遠くて判然としない。そしてこのリクエストという制度は、ＮＰＢが自前で撮ったビデオなんてもんはなく、テレビ中継のビデオに頼っている。今日はＢＳ朝日とテレビ大阪で中継をしていて、問題のシーンはＢＳ朝日しか中継してへん。あとはＣＳか。どちらにしても球場の構造でカメラを設置できる場所は限られているから、ろくなビデオ映像はなかったと思われる。で、三塁側のダグアウトから見ている矢野監督の目の方がビデオよりも確実にその補給をとらえているのですね。ビデオでは審判の位置取りは三塁ベースよりなので、真横から見る形になっている矢野監督よりも判定はあいまいになるところ。
　昔、子どもの草野球では判定でけんものが出てきたら「ノーカン」（ノーカウントの意味？）というてやり直しをしていた。相撲でいうたら「取り直し」ですね。審判の判定でもビデオ判定でもはっきりせんやつは、この草野球の「ノーカン」をとりいれたらどうやろうかとか思う時がある。いやいや、条件が変わるから「ノーカン」は無理でしょうと言われるかもしれんけれど、大相撲の「取り直し」を日本独自に取り入れましたということにしたらよろし。ビデオ判定は米国の真似。でも、判定にビデオを活用したのは日本の大相撲の方が先なんやからね。米国では一括して各球場にビデオ判定用のカメラをＭＬＢがセットしているというから、公平性はある。それがでけんＮＰＢはテレビ中継に頼るしかない。それやったらたまには米国の真似やなく日本独自の制度をとりいれてもええんと違うんと思うた次第。