SSブログ

ああなんて遠い [日常生活]

 昨日は妻は微熱があったらしい。1日ゆっくりして少しは元気が出たみたい。
 私はもう昨日よりしんどくて、朝、出勤するために家から出た時に、「ああ、遠いな」と思う。それでもちゃんと出勤できたんやから大丈夫かなと思うていたけれど、1コマ目の授業が終わった時に「1日もつかな」と危惧するくらいばてばて。昼に一服つけに行った時には、小雨がパラついていたこともあって「帰ろかな」と思う。そこを踏ん張って午後の2コマをなんとかやりまして、不思議なことに授業の時だけは脳内物質がなんか出るのか、ちょっと元気になる。でも放課後はへたりかけていた。やらんならん事務作業もあり、それはちょっと危ういところもあったけれどなんとか修正して仕上げ、定時に退出。正門を出たところで我が家までの道のりを思う。「ああなんて遠い」と。
 確実に座れる普通列車に乗ったりして、やっとのことで帰宅。あとは夕食まで寝床でどぶさり、夕食後は少しスマホをいじったりしてからまた寝る。寝床から這い出すのが大仕事。
 というわけで今日の日記はこんなのになりました。すみません。明日は目いっぱい休みますぞう。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

自作をいじられるということ [テレビ全般]

 今日も出勤日。朝から鼻の調子が悪く、一日ぐすぐずいわせていた。そしてなんとも微妙な倦怠感。発熱はないけれど、体全体が肩凝りをしてるみたいな感じのこれまた微妙な関節痛や筋肉痛。
 いっそのこと発熱してくれたら思い切って休めるんやけれどね。授業は気合を入れたら一応それなりにできる。無理はしているから、職員室に戻ったらへろへろ。でも思わず居眠りしてしまうほど疲れているという感じでもなし。実際、空き時間に必要最低限の事務作業はできる。
 今日できる限りのことはして、定時に退出。帰宅後、しばらく寝床でスマホをいじったり本を読んだり。夕食後も読書。ただ、夜になるともう一度横になったらなかなか起きられず、ちょっと居眠り。なんかそんなんの繰り返し。明日も仕事には行けそうなんやなあ、これが。
 漫画家の芦原妃名子さんが亡くなる。どうやら自死らしい。「セクシー田中さん」のドラマ化で、原作とはかなり違う脚色をされてしまい、ついには自分で脚本を書くところまで追いつめられたということらしい。SNSでそのことについて説明したあと、その投稿を削除してから行方不明になって、帰らぬ人となって発見されたんやそうな。私は原作もドラマもちゃんと読んだり見たりしてへんから、それに関してはどうとも言われへんけれど、クリエイターというのは非常に繊細な神経の持ち主であることが多く、特に自分の作品が改変されたりしていると我が子を傷つけられたような思いになるんやろうと思う。
 養護学校につとめている時、私は自作の「おどりじいさん」を学習発表会で劇にして生徒に演じさせた。台本も演出も自分でした。もし他の方に任せて変なものにされてたら、やっぱり「自分でやりますから」と名乗り出ていたやろうと思う。どうもマンガ原作のドラマというのは、生身の役者が演じるということもあって、なかなか原作のイメージそのままというわけにはいかんことが多いんやないかと思う。その点アニメはかなり原作に忠実なイメージを保てるからストレスは少ないんやないやろうか。まあ想像でしかないけれどね。どちらにしても自作を人にゆだねるというのはものかきとしてはきっと勇気がいることやないやろうかと思うた次第。
 SNSで発信したりして無神経な心ない書き込みがされたりしたらもう一発でアウトやったやろう。そこらあたりもその投稿を読んでへんから下手なことは書かれへんけれど、追い詰められるようなものがあったんやないか。そやなかったら投稿の削除をしたりはでけんと思う。
 そこらあたり、マンガ「推しの子」はかなり生々しく描いている。「推しの子」みたいなことが実際にあったのかもしれんなあ。
 まだ50歳。なんとも辛い訃報です。謹んで哀悼の意を表します。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ゼルキンとアバドのモーツァルト [音楽]

 今日は出勤日。毎週同じことを書いているけれど、月曜日は時間割がいっぱいいっぱいで非常にきつい。授業の合間に教材研究や教材作成をして、放課後は事務作業。予定通りに仕事をすませ、定時に退出。帰路、梅田で書店に寄ると林譲治さんの文庫新刊が出ていたので買う。林さんも精力的に執筆しているなあ。林さんの本も未読の分がけっこうたまってきているから一気に片付けたい。アニメなんか見ている場合やないぞ、ほんま。
 お山の学校に勤務している時は歩いている時間は短く、電車やバスに乗っている時間が長かったから車中での読書も進んだけれど、坂道の学校に転勤したら歩く時間が長くなり健康的ではあるけれど、車中の読書はあまりでけんのですね。
 帰宅後、読書の続きなど。夕食後もしばらく読書。相撲も野球もないから、こういう時期にたっぷり読んでおきたい。ただ、今日はへろへろなんで、読んでいるうちについうとうと。寝落ちまではいかんけれど、気がついたらもうこの日記を書く時間。やれやれ。
 ここのところ、毎日日記を書きながら聴いているのはルドルフ・ゼルキンのCDボックスセット。ほとんどがモーツァルトのピアノ協奏曲なんやけれど、これが思うていたよりもいい。ゼルキンの録音はこれまでほとんどベートーヴェンのピアノソナタや協奏曲しか聴いたことがなく、これがかなり私好みの演奏なんで気にいってはいたんやけれど、滑らかでかつ劇的な演奏スタイルでモーツァルト向きではないんやないかと思うてたんですね。やはり聴いてみんとわからん。非常に自然体で、滑らかなところに力点が置かれている感じ。これまでモーツァルトのピアノ協奏曲集といえばアリシア・デ・ラローチャやマレイ・ペライアを愛聴していたんやけれど、ルドルフ・ゼルキンもそれに加わった。若き日のダニエル・バレンボイムも悪くはないけれど、才気ばしったところがちょっと鼻につく。モーツァルトはあくまで自然体で演奏してほしい。ゼルキン盤はクラウディア・アバドの伴奏もいい感じで寄り添っている。アバドはフリードリヒ・グルダのモーツァルトでもええ伴奏をしているし、モーツァルト以外でもマルタ・アルゲリッチのチャイコフスキーなどピアノ独奏を引き立てるええ録音がようけ残っている。ヘルベルト・フォン・カラヤンなどはどうしてもオーケストラと独奏者が張り合うているような感じになってしまうから、聴いていてうっとおしかったりするけれど、アバドにはそれがない。協奏曲はアバド伴奏に限る、とまでは言わんけれど、アバドが独奏者をひきたてるええ指揮者やということだけは言えると思う。こんなたわごとを書いてんと、演奏に浸っていればええんですけどね。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

琴櫻襲名するのか琴ノ若 [大相撲]

 大相撲小言場所「初場所を振り返って~照ノ富士復帰場所で優勝、琴ノ若は大関へ~」 を更新しました。

 今日は朝から例によってたっぷりと録画した深夜アニメや「仮面ライダーガッチャード」、「キングオージャー」などを見る。「キングオージャー」はいよいよ大詰め。テーマ的にも「永遠の命」と「物語には結末があるから面白い」という非常に深いものがあり、いつもの比較的単純な戦隊ものを見慣れたよい子たちにはちょっと難しいんやないか。ただ、私のようなおっサンには非常に面白い。今は「ガッチャード」の方が善悪をかなりはっきりわかるように描いているからバランス的にはちょうどええんやけれどね。
 昼食後、さすがに頭が疲れて眠くなり、午睡。夕刻起きて録画した大相撲千秋楽を見る。霧島は照ノ富士に完敗して横綱昇進は白紙に。まあ、長年相撲を見てきてオールドファンの域に達している私が見てきた中で、初日から自分の持ち味を出し切れず勢いが感じられなんだ霧島の横綱昇進はないなあと感じられていたので、予想どおりかな。場所前に書いたけれど、照ノ富士の出場は霧島の壁にならんとあかんという責任感からやないかと思うていたので、強さを示したうえで優勝までした照ノ富士はみごとに「壁」の役割を果たすことができたんやないか。
 大関昇進を確実にした琴ノ若に対しても照ノ富士は本割と優勝決定戦とどちらもその挑戦をはねのけた。ただ、それでも優勝決定戦にまでコマを進めた琴ノ若は立派。私はこと番付面においては「優勝」よりも成績、それに加えて相撲内容と考えているので、優勝同点なら優勝扱いをしてもええと思うている。先場所は照ノ富士不在で霧島が優勝。今場所は出場した照ノ富士と決定戦をした琴ノ若が優勝同点。勢いといい成績といい琴ノ若の方が霧島を上回っていると感じたね。
 大関に昇進したら祖父の琴櫻を襲名する予定といわれているけれど、父から引き継いだ琴ノ若の名を大関として一場所でも残したいという思いもあるらしい。琴風の尾車親方は琴櫻の名が復活するのを悲願にしているみたいで、一門としてどう判断することになるのかわからんけれど、琴ノ若の名を大関のしこ名にしたいという気持ちはわからんでもないなあ。師匠の佐渡ヶ嶽親方の決断次第、かな。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

野性の証明 [読書全般]

 今日は月例の京都の医者行き。昼前まで昨日録画したサンテレビ「熱血! タイガース党」などを見てから出発。今月も患者さんが多くて、行きの車中から待合室からずっと読書。診療のあと、電車で施設に行き、母に面会。元気そうにしていたのでよかった。
 阪急の特急で帰阪。帰宅後、寝床で読書の続き。読了後、録画した大相撲初場所14日目を見る。豊昇龍が休場で、照ノ富士が不戦勝。というわけで、霧島と琴ノ若の勝った方が照ノ富士と2敗で並ぶことになり、琴ノ若が霧島を馬力で下して勝ち残る。明日の千秋楽、琴ノ若と照ノ富士が勝つと2人での優勝決定戦。琴ノ若が勝ち霧島が勝つと琴ノ若の優勝。琴ノ若が負けて照ノ富士が勝つと照ノ富士の優勝。琴ノ若が負けて霧島が勝つと照ノ富士と霧島と琴ノ若の優勝決定巴戦。さて、どのパターンになるか。琴ノ若は豊昇龍が休んだため翔猿と組まれた。曲者だけに手こずるかも。私は朝乃山と当てるかなと思うていたんやけれどね。なにしろもと大関で実力は大関クラス。私の予想では照ノ富士有利、かな。
 夕食後、またしばらく読書したりスマホをいじったり。今日は午睡しなかったんで、明日、ゆっくりと寝たいところです。
 森村誠一「野性の証明」(角川文庫)読了。過疎の村の住人と、女性ハイカーを皆殺しにする殺人事件が起こる。唯一生き残った少女は記憶障害に。その少女の里親となった生命保険の外交員味沢は、殺されたハイカーの妹、朋子に接近する。朋子の父は、市内全域を支配する大場一族を糾弾する新聞を発行していたが、「事故死」してしまう。大場一族の不正の証拠をつかんだ朋子と味沢はそれを報道しようと策を練るが……という話。映画化を前提に書かれたということやけれど、映画とはいささか展開が違うらしい。映画の方も見ていないのでそこについてはわからんけれど、主人公の味沢の隠された過去などはちょっと不自然な感じであるし、大場一族の支配というのも大仰。また、結末はネタバレになるのでここには書かれへんけれど、私は無理に物語を盛り上げようとしているようにしか見えなんだ。どうなっていくのか気になってどんどん読ませるだけの力を持つ小説ではあるけれど、「証明」3部作の中では一番荒削りやなあと感じた。「青春の証明」の結末も強引な感じがしたけれど、本書はそれ以上。「人間の証明」が一番よくできていたと思う。とはいえ、複雑に入り組んだ人間関係と複数の一見無関係な殺人事件が主人公を中心に一本にまとめあげられていくあたりはなかなか読みでがあった。確かに映画化を前提にするならばこれくらい誇張した設定である方がよかったんやろうね。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

戦後日本政治史 [読書全般]

 今日も定休日。昨日の深夜に録画した分まで、なんとか午前中に見てしまう。昼食を取っていたら妻から携帯電話に出てと言われる。妻のスマホにNTTから電話がかかってきて、名義人である私に出てほしい、とのこと。何の電話かと思うたら、バッテリー交換やプラン見直しのセールス電話。何やら読み上げ始めたので「ドコモショップに直接行きますから」と言うて切る。平日の昼食を取っている時間帯にセールス電話をかけてくるというような非常識な者の相手になんかなってやるもんか。もしかしたら詐欺ではないかと妻が検索したら、そういう電話があちこちでかかってきていて警察やNTTのサイトで注意を喚起している。詐欺の電話はまず自動音声でかかってくるらしいから今日のは詐欺やないみたいやけれど、歳を取るとひっかかりやすくなりそうなんで、注意せんとな。
 昼食後、午睡。その間に妻は日帰り帰省。夕刻起きてきて、昨日通販で買うた新しいカバンに荷物を入れ替えたりしてから、録画した相撲を見る。幕内の相撲の終わりごろに妻が帰宅。夕食をとりながら優勝のかかる霧島対豊昇龍、照ノ富士対琴ノ若の相撲を見る。霧島は二枚蹴りで豊昇龍を下し、照ノ富士は琴ノ若を寄り切って2敗で照ノ富士、霧島、琴ノ若が並ぶ展開に。豊昇龍にもまだチャンスはある。いやあ、上位力士のみでの優勝争いというのは理想的な展開やなあ。
 夕食後、しばらく読書など。明日は外出予定。予報では最高気温は10℃を切るようなんで、出かけたくないけれど、そうも言うてられません。
 境家史郎「戦後日本政治史 占領期から『ネオ55年体制まで』」(中公新書)読了。戦後すぐの占領下の時代から、2020年までの政権と政策の移り変わりをコンパクトにまとめた一冊。著者は東大大学院の教授。新書版ということを意識して、戦後の政治史を非常にわかりやすくまとめてある、基礎教養的な一冊。1978年生まれなんで、私がリアルタイムで知っているところなどの記述は非常に簡略化されているなあという感じ。どうしてもこういうものは自分自身が見聞したところがくわしくなりがちなんで、ある程度仕方ないか。もっとも政治史の基礎教養なんで、昭電疑獄、ロッキード事件、リクルート事件、モリ・カケ・桜疑惑などの政権を揺さぶったスキャンダルに関してはあまり詳しく記述してへんし、沖縄返還前の西山事件に至っては名前も出てこない。全共闘とあさま山荘事件も名前だけでどんな事件かわからんし、三島由紀夫自決なども政権や政策には無関係とばかりにサクッと無視。そういったスキャンダルに関しては別な本を読んでね、ということなんやろうけれど、あまりに簡略化したんでは「時代」というものの空気が伝わってこないので、政権交代の時の社会状況などがわからんのはちょっとどうかと思う。バブル経済の社会の狂乱ぶりや、バブル崩壊後の社会の停滞など、もう少し細かく記述しておかんと、本書を読む限りではなんでこの政権が短命に終わり、なんであの政権は長期にわたったかというあたりがわかりにくい。ページ数の都合上仕方ないのかもしれんけれど、ほんま、大学で本格的なことを学ぶ前に最低限これくらいは知っときやというような感じのものになっている。そやから、著者が主張する「現在は『ネオ55年体制』ととらえている」というところがあまり実感として伝わってこないのですね。せめてこの2倍位の厚さか2分冊で出すかくらいは必要やったんやなかったと感じた次第。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

グレーゾーン [テレビアニメ]

 今日は定休日。昨日ほど寒くはないけれど、気温はおおむね低かった。
 日曜から昨日の深夜までに録画して、まだ見てへん番組がどっさりあって、午前中はテレビ漬け。かなり見たはずなんやけれど、まだまだ未視聴のものが残っている。ここまでして見んならんほどのものばかりやないから、早く切って捨てる番組を決めたいところなんやけれど、妻との意見が微妙に一致しません。たぶん切って捨てたことを後悔するようなことにはならんと思うんやけれどね。「続きが気になる」とか「どうフィニッシュするのか気になる」というようなものだけ見たらええんやけれど、グレーゾーンのものがかなりあって、そこがためらうところなんやね。
 午睡は思うていたより長かった。寒かったのと疲れが取れてへんのと両方で、まあ木曜日は今年度はずっとこんなんばっかり。
 夕刻起きて大相撲初場所11日目を見る。大の里がいくら大物でもこの3日間は酷やったね。一昨日は優勝争いトップの関脇琴ノ若。昨日は2位につけている大関豊昇龍。今日はやはり2位につけている横綱照ノ富士。新入幕、しかもまだザンバラ髪の力士がここまで上位と当てられるというのは異例。優勝争いから脱落しただけやなく、下手したら残り3日のうち2勝でけなんだら、敢闘賞の条件である(と思われる)10勝にも到達せず、これだけ場所を盛り上げた大の里が三賞なしで、下位力士とだけ当たっていた島津海が新入幕敢闘賞なんてことになるかもしれん。現在の三賞選考委員会は数字ばかり気にするので、大の里が9勝どまりやとほんま、三賞何もなしになるんやないか。
 夕食後、寝床で読書など。寝落ちして、また日記を書くのが遅れた。きついですねえ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

正司歌江の死 [追悼]

 今日も出勤日。やはり寒い。ただ、坂道を登ってから足を止めると汗が吹き出たり、40人くらいの若者たちがいる教室に入ると若者たちが発する熱気が部屋にこもっていて汗だくになる。で、廊下に出たら寒風が気化熱を奪っていく。実に健康によくない。
 今日は空き時間は集めた課題のチェックに費やす。提出された分はすべて評価をつけた。あとはエクセルの表に数字を入力しておけば、3月に成績を出すのが非常に楽になる。
 今は選挙について教えているんやけれど、なんでEメールによる選挙運動が公職選挙法違反になるのかわからん。まだネット環境がパソコンに限られていた時代にできたルールやから、Eメールの機能について法案を作った人も理解してなんだのかなあと思う。SNSはOKなんですよね。LINEとかX(旧ツィッター)かて特定の人物にだけメッセージを送れるてEメールとどこが違うねんという感じやけれど。デジタルネイティヴの生徒たちは、EメールがダメならLINEもXもダメと答えていた。普通そう思うよねえ。そこらあたり、早い進歩におじさんたちは全くついていけてへんのかもなあと思う。
 やるべきことはきっちりやって、定時を少し回ったくらいで退出。バス停でバス待ちをしてたら寒い。一気にしんどくなる。帰宅後、しばらくどぶさってから録画した相撲を見る。予約の変更をしてなんだので、十両の相撲がどさっと国会中継で飛んでしもうていたので、後からネット配信で見る。大の里は豊昇龍に投げられて3敗目。琴ノ若は王鵬を一蹴して1敗を守る。2敗で追うのは照ノ富士、豊昇龍。さて、琴ノ若はここから横綱大関陣と当たるわけで、まだまだ予断は許さない。ただ、朝乃山の休場がなかったらどういう展開になったか。仕方ないことなんやけどね。
 もと音曲漫才「かしまし娘」三師姉妹の長女正司歌江さんの訃報に接する。享年94。死因は老衰。天寿を全うしはったんやね。私が漫才に熱中し始めた中学生のころには、もうトリオで漫才をしている姿はめったにお目にかかることはでけなんだ。残っている映像も、個人(澤田隆治さんか?)が自宅で録画したと思われる画質の良くない「道頓堀アワー」のものが少し残っているだけ。まあ、残っているだけましですね。ダイマル・ラケット、柳次・柳太、ワカサ・ひろしなどは晩年のものしか残ってへん。私が所持しているDVDのセットに収録されているネタでは「プレスリーが死んでもた」と照江さんが嘆いていたりするから、「かしまし娘」円熟期のものやと思う。
 最初から3姉妹で組んでいたんやない。戦後しばらくは歌江さんが抜けて照江さんと花江さんのコンビでやっていた時期もあったとか。そやけど、三姉妹の役割分担が絶妙なバランスでとれていて、トリオの利点をここまで生かした音曲漫才はないんやないかな。ちゃっきり娘もタイヘイショーもフラワーショーも必ず誰か一人取り残されてしまう場面があったからね。
 照江さんが松竹新喜劇に入ったことで漫才をしなくなったけれど、女優としてずっと活躍してはった。びっくりしたのは最後に所属したのが「ワハハ本舗」やったということ。歌江師匠の芸風とはかなり異質なように思うけれど、いったいどんな感じやったのかなあ。訃報に接して初めて知った。舞台の映像などは残ってへんのかな。
 道頓堀角座全盛時の大看板やった。三姉妹それぞれに個性が強いけれど、みんな愛嬌があるという、希有なトリオやった。
 謹んで哀悼の意を表します。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

格の違い [大相撲]

 今日は一気に冷えこみ、装いも真冬のものに。ジャンパーですんでいたのがダウンパーカーに。それでも鼻水をすすりつつ出勤。歩いていると例によって汗みずくになり、しばらくすると汗が冷えてくる。自律神経がわやくちゃでめちゃくちゃしんどい。
 それでもお仕事はちゃんとせんといかん。当たり前やけど。
 帰宅後もしばらく寝床でどぶさっておりました。夕食時には録画した相撲を見る。怒涛の快進撃をしていた大の里も、さすがに大関を狙う琴ノ若の前には体が動かず一蹴されてしまう。格の違い、というのか。横綱照ノ富士は若手の金峰山をこれまた相手にしない。やはり格の違いというものを感じさせる。霧島は阿武咲の前に防戦一方やったけれど、土俵際で逆転の突き落とし。この相撲を見ていると、まだ横綱に上がるには早いんやないかと思わせた。豊昇龍も大栄翔に押され、強引に投げてなんとか勝つ。両大関はまだ格の違いを見せつけるというような感じになってへん。1敗で琴ノ若が単独トップ。明日は豊昇龍が大の里と当たっているけれど、果たして格の違いを見せつけられるのか。
 相撲を見た後寝床でどぶさってて寝落ち。明日も寒いらしい。果たして体が動くのか。発熱しているわけではないからなんとかなりそうなもんやけれど、こういう時、もう少し通勤しやすいところに転勤できていたらまだ気持ちの上で楽なんやろうけど、通勤だけで気力体力を使い果たしそうで、それがしんどいのですねえ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ [読書全般]

 今日は出勤日。月曜日は毎週いつものことやけれどスケジュールがぱんぱん。数少ない空き時間は教材作成。今日は日中は温くそのせいか非常にだるかった。提出された課題をチェックしたりしていたら少し遅い退出となった。
 帰宅後、しばらく寝床でどぶさっていたけれど、夕食時には録画した相撲を見る。なんと1敗で先頭に立っていた朝乃山が休場。これやから予想は難しい。琴ノ若、大の里、阿武咲が1敗を守る。大の里の勢いがすごい。明日は大関を狙う琴ノ若と割が組まれた。これは楽しみですねえ。幕下では若隆景が5連勝。伯桜鵬も勝ち越し。来場所は十両復帰か。
 相撲を見たあと、寝床で少し読書してたら寝落ち。明日は一気に冷えこむらしい。歳のせいで衰えている自律神経がもたんわい。
 田中啓文「貧乏神あんど福の神 なぞなぞが謎を呼ぶ」(徳間文庫)読了。シリーズ第4巻。表題作は判じものの絵を殺害現場に残す連続殺人犯が登場。葛幸助の長屋になぞなぞの名人を自称する問多羅江雷蔵が登場するが幸助はまるで歯が立たんのに、お福旦那はどんな判じものも解いて見せる。連続殺人犯の正体をめぐりなぞなぞというか地口というか判じものが飛び交う怪作。百物語にのめりこむ主人を丁稚の亀吉が救う「怪談なんて怖くない」と、海の素材を使う料理屋と川の素材を使う料理屋の料理合戦に長屋の家主の娘がまきこまれる「なぞなぞがまた謎を呼ぶ」の3編を収録。表題作は田中さんお得意のだじゃれ満載。ここのところあまり地口に偏った話が少なくなっていた鬱憤を晴らすかのよう。全体に語り口が落語の呼吸で書かれており、楽しい。一転して「なぞなぞがまた謎を呼ぶ」は勧善懲悪もので、スリリングなタッチ。作風が幅広くなっているところを見せてくれる。全体に肩の凝らない楽しい読物ではあるけれど、巻を重ねるごとに貧乏神の存在感が薄くなっているのと、お福旦那の謎めいた部分がそれほど見られなくなっているのが気になる。根本的なテーマだけに、次の巻ではそこを強調したものを期待したい。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: