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醤油感 [コンビニ]



 今日通勤時によったコンビニに貼ってあった手書きポスターであります。うなぎ弁当の宣伝ですね。
“5つのこだわり”があるそうで、国産うなぎ使用、4回タレつけ焼き蒲焼き仕上げ、コシヒカリ使用、和歌山有田産山椒使用、はよろしい。引っかかったのは“醤油感とコクのある甘み”というところですね。
 あのお、“醤油感”て、なんですねやろ。醤油みたいな感じの醤油やないタレ、ということなのか。醤油の味が濃いので「おお私は猛烈に醤油の味を感じるぞ!」ということなのか。
 まったくわからん。“~感”と使う時は例えば「不快感」やとか「爽快感」やとか、「~を感じる」というようなときやから、「醤油感」というたら「この香り、味わい、塩加減、まさに醤油の味が強烈に感じられる!」ということなんかなあ。
 うなぎ弁当にはこだわりが5つもあるのに、日本語の用例にはこだわりがないんですね。

 6/21(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。
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子ども時代の鑑識眼 [テレビ全般]

 関西地方では深夜に「仮面の忍者赤影・卍党編」の再放送をしていて、つい先日最終回を迎えた。
 子どもの頃、「卍党編」は次の「根来編」に比べてなんか面白くなかった記憶がある。高校生くらいには「あれは卍党の忍者が怪獣を操ったりしなかったから物足りなかったのかもな」というように思うていた。
 で、おっさんになった今、おっさんの視点で見たらどうやったか。
 おもろないのである。ただただ3つの「ギヤマンの鐘」を探し回り、取り合いをしてるだけで話にふくらみがあらへん。いくら単純な思考回路の男の子でも、ほかのシリーズのようなスケールの大きさがないのに退屈したんやろうね。
 「金目教編」にあった忍者のはかない定めを描くようなエピソードもなく、奇抜なメイクと衣装の怪人たちがどたばたと宝探しをしてるだけですもんね。そら退屈したと思うわ。
 というわけで、再放送の予定があるかどうか知らんが、子どもの頃最も好きやった「根来編」はほんまに面白かったのか、おっさんの目で確かめてみたい。そして、当時の私の鑑識眼がどの程度のものやったかを確認してみたいのであります。

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タイガースファンの株主総会 [時事ネタ]

 阪急阪神ホールディングスの株主総会で「去年は新外国人は駄目。ことしはもっとひどくて、慌ててブラゼルを入れた。新人を含めてどういうポイントでスカウトしているのかまったく分からない」というような発言をした株主がいて、タイガースの球団社長が「「現状はふがいない成績でご心配をおかけして申し訳なく思っている。(編成については)ご意見を真摯に受け止めて来季以降に生かしていきたい」と答えたそうな。
 これは株主が会社の経営方針について意見をしたり管理したりするガバナンスのつもりで言うたんやろうか。でもなあ、外国人選手は当たり外れや見極めが難しい。長年プロ野球を見てきているけれど、例えばフィルダーなんてオープン戦のころはダメ外人呼ばわりされてたし、クルーンは当初はメジャー帰りの佐々木投手にひっついて離れないということだけしか話題にならなかった、なんてのを覚えている。シーツはカープ入団当時は打撃はあてにならないが守備だけは一流という評価をされていた。
 どういうポイントでスカウトしているかはなんとなく想像がつく。日本の生活になじめるかどうかをポイントにしてるんやないかな。それとメジャーでの実績と。去年のフォードにしても今年のメンチにしてもメジャーでの実績は申し分ない。問題はそんなええ選手がなんで日本球界からのオファーにこたえたか、というところでしょう。
 文句をつけるんやったら、結果だけを示して注文するんやなくて、もっと細かくデータを分析し、過去5年間の選手補強の実態を提示してどういう傾向があるかなどを示しつつ建設的な意見を出してもらいたいもんです。そうやなかったら、いかに株主とはいえただのファンが球場でヤジをとばしてるのと変わらんやないか。そのうち株主総会で「監督を辞めさせろ」やとか「わしを監督にせえ」とかいうどうしようもないファンが出てくるんやないかと心配になってくるね。

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5年ぶりの取次店 [読書全般]

 今日は図書委員の生徒といっしょに徳庵にある本の取次店「大阪屋」へ。前回行ったのは5年前のこと 。いやあ、あっという間ですなあ。その間、私はPTAの係になったり、生徒会行事にかかわる係になったり、自立支援コースの進路担当を2年間続けたり。生徒にはわからん部分やけれど、学校の教師一人一人には担任や教科担当以外に職掌があって、これは希望したからというて毎年同じ職掌につくことができるとは限らんのです。
 というわけで5年ぶりに取次に生徒と行ったわけですけどね。もちろん5年前とは生徒のメンバーは変わってるわけです。あたりまえです。あの頃の生徒たちはもう社会に出ていたり就活をしたりという年になっている。今教育実習に来ているメンバーもあの頃の生徒や。
 それでも、本好きの生徒たちが大量に積まれた本の前で目を輝かせていきいきと目当ての本を探していることに違いはない。ほいでもって私は「子米朝」やの「必死のパッチ」やの「赤メダカ」やの「レモン月夜の宇宙船」やの「幻詩狩り」やの生徒たちにぜひ読ませたい本をせっせとかごに入れて図書室に配備することにしたのでした。生徒に趣味を押しつけているという人もいてるかもしれんけれど、たとえそれらの本を配備したって、生徒たちが手に取ってくれるかどうかわからん。というか、図書室を利用する生徒は全体の生徒数からみても明らかに少ないしなあ。
 まあ、今の生徒やなくてもよいのです。私が転勤してよその学校にいった後であっても、誰かが手に取ってくれたらそれでよろし。本というのはそういうよさがあるのですよね。そやからいくら電子媒体が発達しても、「本」はなくならないのですよ。

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紅茶の会社ですが [教育]

 愛すれどTigers「ブラゼル3試合連続ホームラン!」を新規更新しました。

 朝から頭痛。鼻の調子もあまりよくないので風邪薬をのんで出勤した。しばらくしたら頭痛も治まり、めまいも一時期ほどひどくなく、なんとかテストの採点にかかる。
 先日「ボストン茶会事件」のインパクトについて書いたけれど、生徒たちもこれはしっかり答えてました。
 と、思うたら、やっぱり珍解答は出ますねえ。
 特に膝を叩いたのが次の解答。
「リプトン茶会事件」
 的外れな珍解答は多いけれど、これはすごい。確かに紅茶の会社ですよ、リプトンは。ボストンという言葉の響きからリプトンを思い出したという、これはもう丸をつけてあげたくなる珍解答です。
 でも点はやれんのだなあ、正規のテストやから。
 これが頓知クイズやったらなあ。もったいない。

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赤と黒 [読書全般]

 先日勤務校の図書室の当番で生徒たちが何もかもやってくれるもんやから手持無沙汰になって文庫の棚の前で手当たり次第に抜き出してはぱらぱらとめくっていた。
 これまで私はいわゆる「古典名作」的なものはそれほど手を出してなんだのですね。出していたとしても小学校高学年むきにリライトされたものしか読んどらんとか、その完訳本を大人になってから読み直したとか、そういう程度。
 「レ・ミゼラブル」「西遊記」「水滸伝」「罪と罰」なんてのはそんな感じで大人になって完訳本を読んだ。SFでは「宇宙戦争」「マラコット深海」「80日間世界一周」あたりがそう。
 で、「そういうたら『赤と黒』てどんな話やねん」と光文社文庫の「古典新訳」シリーズを手にとった。ぱらぱらと読みだした。先入観一切なし。スタンダールという著者の名前と書名しか知らなんだ。
 おもろいやん。
 困窮から聖職者になるという手段でなんとか脱出しようという野心家でありまたナポレオンに心酔する理想家である主人公が、貴族の家に家庭教師に入るのね。で、そこに純粋無垢な貴族の奥さんがいてて、主人公のことを好きになったりして、またそれを利用したろうと思うてた主人公もついつい本気になって……。そのあたりの心の移ろい方やとか、ナポレオン失脚後の王政復古時代の政情を背景にした人々の暗闘やとか、いやあおもろいおもろい。
 さっそく上巻を借り出して、昨日今日で全部読んでもうた。しもた、下巻も借りとくんやった。
 フランスの場合、演劇ではメロドラマの伝統があったりするわけで、小説もまたその影響を受けているんやなあ。そういえば「レ・ミゼラブル」も岩波文庫版を全巻1週間くらいで読破したっけ。あれもめっぽう面白かった。
 「古典名作」という形で残ってるものにはやっぱりそれだけの理由があるのですな。
 手持ちの未読本も大量にあるのに、これ、しばらく続きそう。うーむ。

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鳩山氏は二人 [時事ネタ]

 鳩山邦夫総務相が辞任した。
 その時の朝日新聞の見出しに実は驚いた。
「鳩山氏、辞任へ」
 えっ、鳩山さん、せっかく民主党の代表になったのに辞任するのん。
 ちゃんと考えてみたらそっちの鳩山さんやないことくらいすぐわかるのにね。
 そやけど、民主党の代表の鳩山兄と閣僚の鳩山弟がいてることくらい記者も知ってるやろうに。というか知らなんだらそれはもう記者と違うぞ。政界は一寸先は闇。鳩山兄が辞任する可能性が全くないとは言い切れんのやから、ここはやはり「鳩山総務相辞任」「鳩山(邦)辞任」「鳩山弟辞任」と、どんな形でもええから区別できる語句を挿入すべきやろう。
 自分が知ってるから読者も知ってるというようなつもりやったら、それは違う。わかりやすい紙面というのは、知らない人でもわかるようにという工夫をすることやろう。
 それにしてもふだんは「知らんやろうから教えたる」みたいな記事もある朝日やのに、この件に関しては「俺が知ってることくらいお前らも知っておけ」みたいな見出しなのがなんか変やねえ。
 尊大なことには変わりないけどさ。

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予期せぬハイキング老人たち [日常生活]

 エンジン付きの車しか通ったらあかん小さな道がある。本線がバイパスになっていて横切られんので、その下をくぐるような形で小さなトンネルになっている。支線から急角度で曲がり、対向車線の支線に出るようになっている。
 私もスクーターでよく通る道で、慣れもある。それでも急カーブなんでかなりスピードは落とさんと曲がられん。そこを先日すっと通ろうと曲がったら、いきなりハイキング姿の老人の隊列に出くわした。
 予期せぬものに出会ったときというのは、ほんまに体が硬直するんやねえ。ほとんど止まりかけというくらいスピードを落としてたからよかったけど、まさか人が、しかもこっちに向かってくる形で現れるとは思うてなんだだけに、ほんま、固まりましたよ。
「ああこわ」
 これ、私の言葉やございません。ハイキングスタイルの老人たちの口から出た言葉です。
 怖いのはこっちじゃあ。
 こういう場合、もし接触してたらどっちの過失になるのかな。トンネルの急カーブ、しかも人は歩いたらあかん道。それでも立場的にはスクーターの方に過失があることになるのかな。
 老人というのはこちらが思いもよらんことをする。道があるから歩いた、ただそれだけなんやろうけれど、思考力のどこかが衰えていて、そこが車道か歩道かなんて考える余地がなくなってしまうのかな。
 最近特に自分の親にこの類の「老い」を感じることがよくあって、そのせいでかなり悩んだりストレスがたまったり苦しんだりわやくちゃになったりしてるんやけれど、年をとるとこうなるということはこういうことと心しておかなならんということなんでしょう。
 そして、あと25年も生きてたら、私かてそないなるんやと、それもまた心しておかんならんことなんやろう。
 それでも言いたい。
 人は車道を歩くなあああああっ!

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おそるべしボストン茶会事件 [トリビア]

 今日から定期考査。私は今年は世界史を教えている(他にもいろいろ教えている。現代社会も「なにわ研究」も)。
 夕食時、ナイターを見ながら妻と世界史をネタに話をしていて、アメリカ独立戦争の話になる。妻が鮮明に覚えているのは「ボストン茶会事件」。インパクトある名前やもんなあ。
 イギリス本国が植民地アメリカへの経済制裁を目的として、茶の輸入を東インド会社に独占させたことに対して、愛国派の過激グループが先住民(アメリカ・インディアン)の扮装をして茶葉を積んだ船を襲い、茶の箱を海に次々と投げ込んだ事件です。「ボストン茶会事件」は正しくは「ボストン・ティー・パーティー」。邦訳の「事件」は不要なんですな。そやけど「ボストンのお茶会」をきっかけに独立戦争へと突き進む、なんて説明されてもなんのことかまるでわからんから、「事件」をつけたんでしょう。
 妻は高校時代にこれを教わり、「なんで“茶会”なん?」とずっと思い続けてきたそうな。
 諸説あるけれど、私はハイになった連中が興奮して「よーし、これからパーティーの始まりだ!」とはしゃいで茶の箱を海面に投げ込んだんやろうなあと思うている。
 それにしても恐るべきは「ボストン茶会事件」という名前ですわ。この名前のおかげでただ積荷を海に投棄しただけの事件が人々の脳裏に刻みこまれているんやからね。アメリカの独立宣言を起草したのがトマス・ジェファーソンやということは覚えてなくても、「ボストン茶会事件」は覚えていたりするんや。
 世界史上有数の名コピーかもしれんなあ。

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地球は回る目が回る [日常生活]

 今日は職員健康診断。胃検診でバリウムを飲む。あれはただバリウムを飲むだけやなくて、そのあとX線の撮影台に乗ってぐるぐる回ったり無理に天地逆にさせられたりするというのは、経験のある方やったらおわかりでしょう。
 で、私は昨日の日記にも書いたように自律神経の不調でくらくらしたりするんである。
 ただでさえぐるぐる回らされるときついのに、こういう状況ですからね。回されるたびにくらくらゆらゆらふらふらする。
 拷問ですわ。
 検診者から降りた時、おそらく私の表情は地獄から生還してきましたというようなもんやなかったかと推測する。
 健康を維持するというのは大変なことであるなあ。

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