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黄砂と墓参り [季節ネタ]


 今日は「たちよみの会」例会。その前にお彼岸なんで東山にあるお墓に参る。
 昨日から黄砂で大阪もじゃりじゃりのぬくぬく。おまけに風が強くてベランダに出たらなんやしらん飛んでくる。
 京都もまた黄砂でどよーんとしている。墓は東山のお山にあるので、いつもはそこから京都市内が一望にできる。ところがですな、写真を見ていただいたらわかるように黄砂のせいでなんか曇りガラスごしに覗いたみたい。歩いていても花に砂が入ってくるような感じがする。
 で、墓参りを終えて下山すると、いきなり雨が降り始めてきた。祇園から四条河原町までの歩道には屋根がついているんでそんなに困りはせなんだけれど。
 で、牛丼屋に入って昼食をとり、外に出たら雨はあがっていて、なんと澄んだ青空が見えている。雨が砂を洗い流してくれたというわけですな。いやいや、これはなかなかすごい。
 まてよ、祇園さんの石段下から屋根のある所までは傘なしで雨に少しばかりうたれたから、着ていたウインドブレーカーは砂交じりの雨にさらされたわけか。一見汚れているようには見えなんだけれど、微細な砂が付着しているかもしれんなあ。
 例会は若手のMさんと創設以来の会員Y氏が来てくれ、相も変らぬうだうだ話に花が咲いた。例年3月例会は学生さんたちが里帰りをして誰も来ない状態になることが多いんやけれど、今年はそういうこともなく、ほんまによかった。

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把瑠都の勢い [大相撲]

 今日の相撲、把瑠都は鶴竜に立ち合い変化され、完全に背中を見せた。あとのスローで確認したけれど、がちがちで立ち腰。それやのに、くるりと体を回転させて鶴竜と正対し、逆につかまえて寄り切った。
 普通負けると思うよ。あれを勝つというのは、強いからやないのです。勢いがあるんです。鶴竜は把瑠都に負けたんやなく、把瑠都の勢いというか勝ち運というかそういうなんやわからんもんに負けたんですわ。
 力士が優勝したり横綱や大関に昇進したりする直前というのは、この目に見えん理屈ではとらえられん強さ……勢いがある。野球で優勝するチームもそう。
 向正面解説の千賀ノ浦親方(元舛田山)が「勝負の女神がついています」(勝利の女神の間違いですね)というてたけど、まあとにかく今の把瑠都には後頭部のはげた女神がついているみたいですな。前髪をちゃんとつかんでおかんあかんよ。

 明日3月21日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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困ったちゃんからの解放 [日常生活]

 やっぱりわれらが府知事は「青少年の健全育成に関する条例」について「検討したい」とか言うとるぞ。弁護士なんやから「検閲は、これをしてはならない」という憲法第21条の条文に照らした検討をちゃんとやってくれるんやろうな。それにしても予測した通りのことをやってくれるんやからわかりやすすぎるお方やなあ。

 来週からたまっている有給休暇や休日出勤の代休などを活用して相撲を見に行ったり厄払いをしてもらいに行ったりしたい。この1年は「職場の困ったちゃん」同僚とペアを組むことになって精神的にむちゃむちゃきつかったんで、しっかり休んで鋭気を養い、新年度に備えることにしよう。
 というわけで、今は一応ひと区切りついたんでほっとしてどっと疲れが押し寄せて思考力も何もかも弛緩しきってるんで、日記もここまで。ああしんどかった。

 3月21日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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バファローズ消滅? [プロ野球]

 今朝の日刊スポーツ紙大阪版の一面は、「バファローズ消滅」。
 どういうことかというと、オリックス球団が来季からチームの愛称を変更するということやそうです。
 おい、なにすんねん、と思う。バファローズという愛称は今は亡き近鉄球団から受け継いだもんやんか。オリックスブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが合併したからバファローズになったんやんか。オリックス球団が近鉄バファローズファンに申し訳ないことをしたと思うならば、愛称は変更したらあかん。たとえ近鉄球団がなくなっても、「バファローズ」という名前を残すことで近鉄球団が現在のオリックス球団とつながっているということを示すことができる。
 そやけど、「バファローズ」の名を捨てるというんやったら、それはつまり2004年のあの球界を揺るがした近鉄球団消滅から日本プロ野球初のストライキ、そしてライブドアと楽天による新球団結成権争いにいたるごたごたを「なかったこと」にしようとしていると思われても仕方ないやろう。
 オリックス球団には前科がある。阪急球団を買収した時、「ブレーブス」の愛称は引き継いだものの、神戸に本拠地を移転するにあたり「ブルーウェーブ」に改称してしもうた。阪急ブレーブスという過去をそこで捨てたわけです。
 そして今度は球団合併と球界再編問題という過去を捨てようとしている。
 たまらん球団やなあ。ファンを翻弄しているというかなんというか。
 私はタイガースファンやけれど、在阪球団としてバファローズも心情的には応援している。そやからこそ、こういう形で再び過去を消し去ろうという行動には反対したいね。
 新しい愛称は公募かあ。「ブルーブレーブバファローズ」とでも書いて応募したろかな。もちろんそんなチーム名が採用されるはずはないけどね。

 3月21日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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アニメ「赤毛のアン」との再会 [テレビアニメ]

 できのよいのはわかってましたよ。1979年制作のアニメ「赤毛のアン」であります。当時私は高校生。日曜夜7時半の「世界名作劇場」の枠でリアルタイムで見た時、そのすごさに夢中になったものです。
 で、今朝からサンテレビで毎日再放送されるということがわかり、録画したものを帰宅してすぐに見た。おっさんの目で見たらどうなるか。現在のコンピュータにより動きが格段に良くなったテレビアニメに慣れた目で見たらどうか。
 溜息が出た。
 これ、セルでしょう。コンピュータでの原動画製作なんか一切ない時代ですわな。それやのに、そのなめらかできめ細かい動きの凄さ! また宮崎駿さんの画面構成による効果的なカットもみごと。実写映画よりも目配りのきいた高畑勲さんのリアリズムの極致というべき演出。近藤喜文さんの描くキャラクターの表情の生き生きとしていること!
 懐かしくて、オープニングを見ているだけで胸がいっぱいになった。こんなすごいのを毎週放送してたんや。そしてそれを感受性豊かな10代の時にリアルタイムで見られた幸せ。
 この枠の名作アニメは、「赤毛のアン」をピークにだんだん質が落ちてしまう。そして宮崎さんも高畑さんもテレビを少しずつ離れて映画にシフトしていく。
 アニメ「赤毛のアン」については他にも思い出があるんやけれど、それはまた別の機会に。

 3月21日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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山中峯太郎版ホームズの魅力 その1 [読書全般]

 創元推理文庫の「シャーロック・ホームズ」全集もとうとう「最後の挨拶」まで読み進め、これを読み切ると「事件簿」で終わり。これは版権の関係で長らく新潮文庫版が独占していて、阿部知二の旧訳ではなく深町眞理子さんが訳しております。今度新訳で「冒険」から深町訳に変わるのも、そのためか。もっとも現在では言い替えがなされている表現も多々あり、訳し直す時期がきたというところやと思う。
 最近ポプラ社文庫から南洋一郎版「怪盗ルパン」全集がついに復刊された。これが完結したら、ついに山中峯太郎版「シャーロックホームズ」全集の復刊なるかというところですね。期待したい。
 若い人たちには天下の珍書としてぜひ読んでいただきたい。そらもうすごい。ホームズがワトソンとメアリー・モースタン嬢の結婚の後押しをしてみたり、ワトソンが本文中でバックナンバーの宣伝をしてみたり。
「この話は『鍵と地下鉄』におさめてあるから、ぜひ読んでください!」
 原著ではそんなこと言うはずないですよ。
 ホームズがワトソンに過去の事件を書いて発表しろとすすめたりもする。
「ほら、君はまだあの事件を書いてないじゃないか」
 確か原著では「君のおかげで顔が売れすぎたから、調査するにも変装しないといけない」と軽口をたたく場面があるくらい。ホームズがワトソンの書き方に文句を言う話もある。
 そやけど、こういうところが面白かったりするんですよね。ホームズがそんなん言うわけないやんという、今やったら突っ込んでしまうようなところが、当時の子どもとしては非常に親しみやすくて魅力的やったりしたもんなんです。
 そやけど復刊は難しいかもなあ。タイトルに「土人の毒矢」なんて強烈なのもあるし。これなんかは短編集やから表題作を入れ替えたらええのか。それでも表紙の絵も復刊するとなると、表題と表紙が全然合わなんだりするからなあ。
 峯太郎ホームズではまだまだ書きたいことがある。続きはまた今度。

 3月21日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。
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40年間の体型変化 [時事ネタ]

 今日の新聞に、大阪万博のコンパニオンの衣装を再現し、現在のモデルさんが着用してみせるショーの写真が掲載されていた。大阪万博40周年の記念事業の一環で、それはそれでまあよろしい。今見てもなかなかセンスが良い。
 ところが、私は当時の公式ガイドブックをちゃんと保管しているんやけれど、それを見て比べたら決定的な違いがある。
 体型ですわ。
 当時のコンパニオンの女性たちは明らかに足が太い。そして寸胴。さらには頭が現在のモデルさんと比べるとかなりでかい。頭身が違うんですなあ。顔は当時の標準よりもべっぴんさんをそろえたんやろうけれど、凹凸が少なく平べったい。今のモデルさんは同じ日本人でもかなり彫が深い。
 40年の間に、日本人の体型は大きく変化したというのが、はっきりとわかる。当時、少年誌のグラビアに未来の人間はこんなに変わるという図がよく掲載されていたのを覚えているけれど、あのころは「そんなに変わるもんなんかなあ」と子ども心に思うたもんやった。そやけど、現実に40年でこの変わりようというのを見せつけられると、未来人の体型は今よりももっと違うものになっていておかしくないし、変化するのは当然やろうとさえ思う。
 そういう意味では40年の時を隔ててのファッションショーが私らにつきつける現実というのはけっこう大きな意味をもつんやないかという気がする。1970年当時の人々から見たら、2010年の人間というのは正真正銘の未来人なんであるからね。

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ねんどろいどアイン [テレビアニメ]

 今日はホワイトデー。
 先月面白い薬瓶チョコレートをくれた妻に、何倍返しになるかしらんけれど前から気になっていたフィギュアをお返しとして渡す。
 アニメ「PHANTOM」にはまってしもうた妻は今でもその話をしだすと止まらん。昨年の誕生日にあげようと思うていけれど、まだ発売してなんだフィギュア「ねんどろいど」をこの機会にあげようというわけ。主人公の「アイン」という女の子の3頭身のお人形なんやけれど、現物を入手してびっくり。無表情で暗殺する女の子なんですけれど、暗殺者として登場する時の仮面の顔や、「羊の皮をかぶった狼」という口元に笑みを浮かべた顔もついていて、はめかえて楽しめるというこったもの。暗殺の凶器も拳銃とナイフと取り換え可能。そのために付け替え用の腕まである。
 というわけで、妻には喜んでいただきました。
 明日は先月チョコレートやクッキーをくれた生徒たちにちょっとだけお返しを用意しております。そういうところには義理堅いのでありますよ、私。

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足の速い錠剤 [日常生活]

 大相撲小言場所「平成二十二年春場所展望~朝青龍とは何者だったか」 を更新しました。

 今日は一日テレビばかり見ていた。いやいや、プロ野球オープン戦の中継を録画して毎日見ておるのですが、勝っても負けてもとにかく選手が野球の試合をしているのを見ていると渇を癒される気がしますなあ。やっぱり私は阪神タイガースが好きなんじゃあと改めて確認させられますな。
 夜、毎日飲んでいる錠剤を手にして呑もうとしたら、妻との会話に集中力が途切れたかただ単に指先がど不器用なだけか、指先から錠剤が逃げた。錠剤は足が速く、テーブルの上で跳ねたかと思うと、リビングの床に落下、そのまま床を走りだした。目で追えたのはそれまで。家具の下に転がりこむと、消えてしもうた。
 ものというのは、探している時には出てこんもんです。家具の下を懐中電灯で照らして探し、目を変えたら見つかるかと妻も探してくれたけれど、やっぱり見つからん。
 あきらめて、以前頓服薬として出してもろうたものが代用になるので、それを服用。いずれなにか違うものを探していたらひょっくり出てくるんやろうけれど、今は必死になればなるほど見つからんので、まああきらめて正解、かな。

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愛称 [日常生活]

 私が子どものころ、友だちは私を「きたちょん」と呼んでいた。「きた」だけやと呼びにくかったからやろう。もっともこれは当初は私が初めて眼鏡をかけた小学3年生の時にからかいの言葉として「メガチョン」とはやしたてたのが始まりで、そこに侮蔑の意味がこもっていたので大いに怒ったのを今でも覚えている。それが親しみのニュアンスで「きたちょん」に変化したころから私もそれを愛称として受け入れるようになった。
 高校に入学しても、同じ中学からいっしょやった連中が「きたちょん」と呼んでいたんで、高校時代までの友人はたいてい「きたちょん」と今でも呼びかけてくる。
 愛称なんていうもんはそれ以降なかったわけですが、教員になって今の学校に着任し、担任クラスをもってから女子生徒たちから愛称で呼ばれるようになった。1年生のクラスで副担任的なポジションにあった学級の生徒からは「喜多」をひっくりかえして「たっきい」と呼ばれた。ジャニーズのタッキーのファンの子からひんしゅくをかうんやないかと心配したもんです。2年生になって担任クラスをもつと、上記のクラスから来た生徒は引き続き「たっきい」と呼び、それ以外の生徒からは「きたっち」と呼ばれるようになった。ツレ扱いですわ。
 で、3年間知的障碍生徒の自立支援コース担当をしている時は特に愛称はつけられることはなかったけれど、今年度久々にもった担任クラスでは、また愛称的な呼び名がついた。
「きたさん」
 隣の家のおっちゃんかいな、私は。
 生徒は当初「マリオ先生」と呼びたがったが、私が嫌がるとどう呼んでええのか苦労したんでしょうな。「先生」と呼べばええのに。なんか親しみをこめたいと思うたんやろうね。そやけど職員室の入り口で私を呼ぶのに「きたさん」というのはいかがなものか。
 妻も私を愛称で呼ぶんやけれど、これはまあ内緒にしておきましょう。
 恥ずかしいがな。

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