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赤星よ! [プロ野球]

 プロ野球オリックスバファローズの関係者が各スポーツ紙の記者に「赤星を現役復帰させて、バファローズに入団させる」という計画を明らかにしたらしい。大阪本社のスポーツ紙ではデイリースポーツとサンケイスポーツが一面で扱うていた。
 現状では赤星は「正式に話をいただいたわけでないので戸惑っている」とコメントしているけど、本人はまだ現役に色気があるみたいやから、うかうかと乗る可能性はある。
 やめてくれよ、オリックス球団。
 どうせ岡田監督が「赤星はもう大丈夫やいうてる。やりたいもんやらしたったらええやんか」とか言うたんやないか。
 止めろよ、岡田監督。
 赤星が「籍だけでも球団に残してほしい」と懇願するのを心を鬼にして、タイガースの選手たちから反発を食らい、それでも球団社長が悪者になり球団オーナーが選手たちに頭を下げてまでして引退させたのはなんでやったか。
 スポーツ選手としての生命だけやない。生涯半身不随、下手したら全身不随になるかもしれん。それだけは赤星のためにも避けたい。怨まれるのを覚悟で下した決断やないか。雑誌で金本が江夏さんに球団不信を訴えても、週刊文春に面白おかしく取り上げられても、阪神球団関係者は一切反論せず、ただただ悪者に徹してきた。
 赤星寄りの記者は「救いの手」と今回のオリックス球団の動きを表現しているけれど、阪神球団としては「悪魔の鎌」というてもええやろう。
 幸い、赤星は「任意引退」扱いで保有権は阪神球団にある。阪神球団が首を縦に振らなかったら赤星の現役復帰はない。
 阪神球団のある幹部は「こちらに一切話を通さず新聞記者に話すとは何事」と激高したという。当然でしょう。
 赤星よ、私はあなたが車椅子生活を余儀なくされるところなど見たくない。確かに現役時代の雄姿を再び見たいという気持ちはあるけど、その結果取り返しのつかないことになったりしてほしくないという気持ちの方が強いんや。
 近鉄球団との合併の時といい、今回のことといい、オリックス球団というのは選手のことなんかなんとも思うてへんのと違うかと疑いたくなるなあ。

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おみやげはマブヤー [日常生活]

 愛すれどTigers「秋山拓巳、プロ入り初勝利」 を更新しました。

 暑いのう。「琉神マブヤー」のおかげで覚えたウチナーグチでは「アチコーコー」な日々であります。
 で、若い同僚で沖縄出身の方に先日「琉神マブヤー」の話題を振ったらえらく喜んでくれ、お盆の里帰りの職場へのお土産に「琉神マブヤー」の黒糖飴を買ってきてくれはった。しかも、大袋に入っているマブヤーカードを私にくれたのであります。
 そのまま封を切らず家に持ち帰り、妻に見せると妻も大喜び。オタクやってると、意外なところで役に立ったりするもんなんですなあ。
 あ、マブヤーを知らん人たちは「こんなんあるんや」と感心してるだけで、マブヤー黒糖飴やからというて特に喜んでいたわけやないから、役に立ったのは私たちオタ夫婦にだけということですか、うーむ。

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「仮面ライダーダブル」終了 [テレビ全般]

 本日で「仮面ライダーダブル」が終了。大団円というような形をとるため、着地点はちょっと物足りなくもなかったけれど、ラスト数話の盛り上がり方はなかなかのものやったし、設定に大きな破綻がなかったのも好感が持てるところ。
 地球規模で支配をしようという目標はあった敵「ミュージアム」やけれど、活動そのものは「風都」という架空の町のみを舞台にしているあたり、話も作りやすかったんやないかな。「Think global,Act local」というのを実践する悪役集団というのは目新しかった。さらに、活動のコアが「家族」という点にも注目すべし。
 つまり、「家族」「地域社会」という近年大きくクローズアップされている題材をテーマにしたという、これまでの仮面ライダーシリーズとは一味違うテーマがこの物語を成功に導いた、と私は思うてまんのやけどね。
 その前の「仮面ライダーディケイド」が構想を大きくし過ぎて破綻したのと好対照やと思うたね。
 というわけで、興味深い仮面ライダーでありました。あ、最近わりとひとつのシリーズで仮面ライダーを大量に出すのでインフレ気味やったけれど、基本的には2体だけというのもすっきりしていてよかった。変な時期にピンチヒッター的に開始されたとは思えない出来の作品やったね。

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胴上げが見られない? [日常生活]

 今日は休日出勤。あと一ヶ月に迫った修学旅行の保護者向け説明会であります。当該学年の担任をしている私は当然来月末には修学旅行の引率をしているわけであります。
 これがあなた、今のようにプロ野球セントラル・リーグの上位4チームが勝ったり負けたりしている状況が残りの一カ月続いてごらんなさい。ちょうど甲子園で胴上げという瞬間に私はテレビでも球場でもその様子を見られないのであります。
 なんたることか。
 録画予約はしますよ。そやけど、こればかりはリアルタイムで味わいたいやんけやんけやんけそうやんけわれ。
 だからお願いです。ジャイアンツもドラゴンズもスワローズもここから一気にがたがたがたっと落ちてって、9月25日までにタイガースを優勝させてくれ。タイガースも10連勝くらいしてくれ。まさかタイガースが優勝しそうやから修学旅行の付き添いを誰かに代わってもらうなんていうわけにいかんもんね。
 それはともかく、説明会の後片付けが終わり、昼過ぎに帰宅したらもうダウン。夕方まで爆睡。朝鮮半島にいてる台風のせいで気圧がさがっているからか、体全体が重い。いや、高層マンションではようあることなんですわ。
 というわけで、夜は神戸に行くつもりをしていたんやけれど、結局動けず。寝っ転がってタイガースの新人秋山投手のプロ入り初勝利をリアルタイムで見ていたのであります。
 来週も猛暑日が続くと天気予報で言うてはった。しばらくは帰宅したらぐったりへとへとが続きそうやなあ。

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川本喜八郎の死 [追悼]

 人形アニメ作家川本喜八郎さんの訃報 に接する。享年86。死因は肺炎。
 まだ高校生のころやったと思う。おがわさとしさんやかげぼしくんたちといっしょに人形アニメの上映会に行ったときに、川本さんの「鬼」や「道成寺」を見て、その映像美に感動したんやなかったか。牧歌的な感じの岡本忠成さんの作品と、激しい表現の川本さんの作品が対照的配置されていて、どちらもそれぞれに素晴らしかった。
 むろん人形劇「三国志」「平家物語」の人形もよかったし、一般にはそちらの方が知られてはいるんやろうけれど。
 文楽の人形のようなタイプの純和風の人形に、情念がこもっている様子は、今でも心に残っている。こういう人形アニメを作る後継者というのはなかなか育ちにくいんやなかろうか。
 アニメというても、ほんまにいろいろなものがあり、それぞれの世界に鬼才と呼べる方がいてるんやということを若いうちに知ることができたというのも今思うと大きかったなあ。あれはただ映画を見るというだけやなく「体験」とでもいうべきものやなかったか。
 追悼番組として、「鬼」「道成寺」などを放送してくれへんかな。見たことのない方たちにはぜひ一度見てもらいたい。特に鬼や蛇に変化する人間の情の濃さの表現は、他の追随を許さんものがあると思う。私も若い時分とは違う目でそれを確かめたい。
 謹んで哀悼の意を表します。

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書店のステテコ親父 [日常生活]

 帰宅途上で、少し大きめの書店に寄る。「M脇書店」というチェーン店であります。
 本を探してぷらぷらと新刊のコーナーのところを歩いていたら、上は半袖のアンダーシャツ、下はステテコばき、そして手ぶらという、長屋の縁台で将棋のひとつも指してそうな風体のじっちゃんがレジのところにいた。この書店ではあまり見ないタイプの方ですね。
 レジは列ができていて、女性の店員さんがてきぱきと接客をしていた。一人の客が終わると、じっちゃんはわしの番じゃとばかりにカウンターに進む。もちろん「わりこみしないでくださいね」と店員さんは注意をする。注意されるたびにじっちゃんは「あんだんあんがしゃあ」と何やら口の中で毒づいている。なにを言うてるのかわからんなあ。
 手元の呼び出しスイッチでも押したんかなあ、奥からベテランの男性店員がやってきてサービスカウンターのところに立ち「こちらへどうぞ」とじっちゃんを呼ぶ。
「御注文ですか」
「電話でついた、いうて。山田(仮名)や」
「えー、本の名前は……」
 私はもう新刊探しなんかそっちのけになった。
 このじっちゃんの注文した本はなんやろう。
 わくわく。わくわく。
 じっちゃんは大声でただ一言。
「3分間クッキング!」
 見事なオチやおまへんか。そうかあ、「3分間クッキング」かあ。
 なぜステテコのじっちゃんは「3分間クッキング」のテキストを注文したのか。その背景にあるものがなんなのか知りたいなあ。
 人の心配してんと、ばてばてなんやから早く寝なさい。

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公私混同 [時事ネタ]

 やってくれるなあ、われらが府知事。
 読売新聞のサイトによると、われらが知事は「7月、サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本代表選手として活躍した遠藤保仁選手(ガンバ大阪)に「感動大阪大賞」を贈った際、府庁内の知事室で自分の子供3人を遠藤選手に引き合わせていた」そうで、その時に「子供たちは一緒に記念写真に収まったり、サインをもらったりした」そうです。
 これは公私混同でしょう。われらが知事は「知事になると、子供を自由に連れていけない。これぐらいは府民に理解してもらえる」と言うてはるそうですが、私は府民ですが、理解できませんなあ。「サインがほしいほかの子供と比べて不公平では」と指摘されたら、「その子供のお父さんに知事になってもらい、(制限を受ける)苦しい親子関係に耐えてもらうしかない」と答えたそうな。
 話題をすり替えたらいかんよ。誰が知事になっても、特権を生かして自分の子どもにだけおいしい思いをさせたらあかんということやないですか。「苦しい親子関係」は自分が望んで知事になったんやからなあ。子どもにおいしい思いをさせたかったら知事になりなさい、ということか。
 こういう話題のすり替えは就任当初からようやってはるけど、今度ばかりはわかりやすすぎるよね。それでも知事の信者は「苦しい親子関係に耐えてはるんやから、それくらいの役得は許したれ」というのかな。府の職員には「立場を利用したらあかん」という文書を配ってるんやけど、ねえ。

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後藤クマさん [プロ野球]


 今日のサンテレビのタイガースの中継を見ていたら、懐かしい顔と声が!
 後藤次男さんがあの黒い復刻ユニフォームを着て座ってはるやないか。御年86歳。今回復刻された終戦直後の黒ユニフォームを当時実際に着ていた選手で、唯一お達者なのやそうです。
 そんな時代にお前は生まれてへんやろう、とツッコまれそうですが、私が懐かしいと書くのはその時代のことではありません。私が小中学生のころ、サンテレビ(私が見ていたのは京都テレビにネットされていたものですが)の解説というたらこの後藤さんだけやったのです。愛称は「クマさん」。熊本出身なのと見た目とでそういう愛称がついたというのは「阪神サムライ物語」(近藤唯之)に書いてあった。
 西沢アナウンサーが「今のバッティングはどうだったでしょうか」ときくと「そうですねぇー」と相槌を打ってから、熊本なまりの抜けない口調でゆったりまったりと説明してはりましたな。1978年にタイガースの監督に就任しはった時に鎌田実さんが解説陣に加わり、それでも監督から復帰した後も1985年ごろくらいまでは放送席に座ってはった。
 私のタイガースファン初期から親しんでいたあの「クマさん」の解説が黒いユニフォームとともに一夜だけでも復活した! なんか感慨深いものがありますよ。「別当や、土井垣や……」と、今や伝説となった人たちの名前を親しげに語るクマさん。監督時代の外人選手について問われたら、「カークランドはね」と、これまたほんまに懐かしい選手の名前を口にするクマさん。今や数少ない生き証人ですよ。
 サンテレビのレギュラー解説者の最長老である小山正明さんですら「このユニフォームは西宮球場で試合を見た時に着ていて、あこがれたもんです」と、観客としての思い出しか言われへんだもんなあ。それをやね、「今は生地が丈夫ですからね。あのころはちょっと滑り込んだらすぐに敗れて」と昨日のことのように語ってはる。
 いやいやそれだけやないです。鳥谷や新井の打撃の好調さについて、的確に解説しているのを聞くと、明日からでも解説者として現場復帰できそうなくらい達者なものでありました。
 5回の裏にグランド整備している時に「クマさんのトラ情報」と題して田淵や藤田平について語ってはったあのころ。私は「これは”情報”とはいわんやろ」と首をかしげつつその話に耳を傾けていたものです。
 子どもの時分からのタイガースファンとして、サンテレビの中継で野球を覚えていった者として、今日のナイター中継はほんまに嬉しい放送やったのでありました。これで試合に勝ってたら、とは言うたらあかんよ。

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話題の選び方 [日常生活]

 愛すれどTigers「ブラックタイガー、平成ダイナマイト打線!」 を更新しました。

 私がタイガースファンであるということをきっかけになんとかコミュニケーションをとろうとする同僚がいてはる。今年、赴任してきはった方で、なにかとっかかりを作ろうとしてはるのはわかるし、それなりに返答はするんやけれど、どうも話しにくい。
 なんでやろうとよくよく考えたら、その方はどこのチームのファンかをはっきりと言わらへんのですね。例えば、同じタイガースファンやったら、昔の虎話(「1973年の最終試合に負けて優勝を逃したの悔しかったなあ」「ディアーの空振りは迫力あったなあ」「グリーンウェルだけはいまだに腹立つなあ」などなど)で盛り上がったり、またジャイアンツファンやったりドラゴンズファンやったら優勝争いについて熱く語る(「東京ドームの試合はもうないし、あとは甲子園で5試合、タイガースいけまっせ」「ナゴヤドームのドラはなんであんな強いんでっか」などなど)ことができる。
 どこのファンかも言わずに「タイガース3連敗残念でしたね」といわれても、いっしょになって悔しがる(「なんであそこで秋山を変えたらへんねん」「ジャイアンツの選手は打ちあげたらホームランになると思うてくさる」などなど)わけにもいかず、今後の展望を熱く語り合う(「今度の京セラではまた黒のユニフォームやからいけるでえ」「しばらく下位球団相手やから、ここで負けんことですなあ」などなど)わけにもいかず。
 好きなものを語る時とそうでないときの温度差というのはわかるよね。音楽にしても、同じジャンルが好きやったらそれで話に花が咲くわけやから。それをはっきりさせずに話の接ぎ穂にされるというのは、その方はどう思うてはるかしらんけど、私としては話しにくいのでありますよ。

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「けいおん!!」と「エンドレスエイト」 [テレビアニメ]

 昨日の深夜アニメ「けいおん!!」を見ていたら、文化祭のコンサートを終了した軽音メンバーが、3年生なのにもかかわらず、「また新歓ライヴをやってー」「文化祭やって―」「留年する気なの」という会話をした後、泣き始めるという場面があった。
 高校の教員をしていると、この言葉、実感としてとらえられるのですね。1年生から成長の過程を見つつ3年生で最後に(高校3年間のうちでは)最も素晴らしい燃焼しつくす濃密な時間を送るのを見届けると、「ようここまできたなあ」なんて思う。
 今日の私は「けいおん!!」をすっかり教員の目で見ていたのでありました。
 この時間は二度とめぐり合うことのない時間。一度で終わらせたくない。その思いが募ると涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」みたいな現象が起きても仕方ないかも。まあ涼宮ハルヒはまだ高一やからかなりニュアンスが違うわけですけどね。
 そういう感情をきっちりと描きこんだスタッフに対して私は敬意を表したい。そう、高校の3年間というのは、ほんまに特別な3年間であるのです。

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