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相撲場風景2012 [大相撲]


 2年ぶりの本場所観戦に行ってきた。大阪府立体育会館には写真のように吉本興業からの幟も。ほんま、去年は年に一度の楽しみを奪われて悔しい思いをしたもんなあ。
 11時ごろには会場に着き、当日券で正面側の椅子席を確保。案内されていったらところはマス席のほん手前で、土俵の様子もよく見える。NHKの放送席の斜め下あたり。ズームアップしたりリプレイしたりでけへんというだけで、なかなか見晴らしの良い特等席ですやん。横綱の土俵入りもこれこの通り。

 相撲は把瑠都が琴欧洲に敗れたり、物言いがかなり多くつくほどの熱戦が多く、久々の本場所を堪能いたしました。通路で親方衆とすれ違うのが本場所の楽しみでもあるんやけれど、今年はなんと千代の富士の九重親方とすれ違うたぞ。ああもうどきどき。あの大横綱が私の横にいてると思うともうあなた。
 相撲場の楽しみは自分のまわりの観客の様子を見ること。ただ、今年は私の横に座った夫婦ものにいらいら。なんで夫婦連れというのは旦那が嫁はんに質問もされてないことをべらべらと教えるのかねえ。しかも半可通なもんやから、こっちはフラストレーションがたまる。私の前に座っていた老人と孫もある意味でいらいら。御老体は楽しそうに見てはったからええのよ。孫がね、下の力士の相撲には目もくれず、相撲カードに力士や親方のサインをしてもらいにいったきり帰ってこない。まあこれはまたとない機会やし、そういう楽しみ方もあろうよ。そやけどなあ、相撲はやっぱり下の力士から上の力士に移っていく中で体格や技量がだんだん磨かれていくのを見るのが一番の楽しみなんよ。横綱大関クラスの技量がいかにすごいものか、1日座って見ているだけで体感できるんですよ。もったいないなあ。まあ子どものことやから、そこまで深く見られんでも仕方ないか。
 そやけど力士のカードとサイン収集に血道をあげる中学生……。たぶん身近に話の合う友達はいてへんのと違うかなあ。相撲オタクまっしぐらという感じですかね。
 というわけで、2年分楽しんできたぞ。やっぱり本場所はええなあ。

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R-1ぐらんぷり2012 [演芸]

 寝ようと思うたらなんぼでも寝られるもんなんですなあ。朝食後に寝て、昼食後に寝る。よほど疲れがたまっていたとみえる。
 夜は「R-1ぐらんぷり2012」を見る。昨年の優勝者はどこがおもしろいのかさっぱり分からず「このコンテストももう限界か」と思うたりしていたけれど、今年は最終の決勝に残った3組の出来が甲乙つけがたく、久しぶりにいい大会になった。
 優勝したCOWCOW多田は、毎年相方の山田與志が決勝に残っているのに対して(私はなんで山田が毎年決勝に残ってるのか謎に思うていたんやけれど)今回が初決勝。初戦では五十音の書かれたボールをランダムにひいて、その音から始まる小ネタを連発。最終戦ではテーマを書いたくじを引いてそのテーマで小ネタを連発という、構成がどうなるか全く先が読めない上に、出たくじのネタをすべてこなさなければならない(面白くないネタをひく場合も面白いネタを見せずに終わるという危険性がある)という博打みたいなやり方に度肝を抜かれた。
 1票で優勝を逃したスギちゃんは「ワイルドだろう」とふっては自分がいかにワイルドかを自慢するという漫談。今回は初物で面白かったけれど、かつてのヒロシ同様、キャラクターの引き出しが固定される危惧がある。そやけど今回に関してはよく練り上げられたネタで安定した笑いを取っていた。
 3位に終わったチュートリアルの徳井義実。頭にパンティをかぶりながら大所高所から演説するというあたりのセンスはみごと。私は最も面白いと思うたけれど、ここらあたりは徳井のセンスが聴衆の先を行き過ぎているというところもあり、で、評価の難しいところですね。初戦は定番の「ヨギータ」ネタで堅くいき、最終戦で自分のセンスを全開させるという作戦は悪くない。
 初戦で消えた面々も、今回は元ネタの力に頼ったもじり芸が少なく、ここらあたりは予選の審査の方針が変わったのかもしれん。それだけに芸人としての力量が問われたという感じか。
 とにかく今年はハイレベルで、来年以降に期待ができる大会になった。「M-1グランプリ」が「THE MANZAI」に衣装替えして帰ってつまらなくなったような轍だけは踏んでもらいたくないところですね。

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旭国の定年 [大相撲]

 今日は入試採点業務で休日出勤した分の代休。先週一週間出ずっぱりの上、昨日のダブルパンチ疲労のため、かなり朝寝坊する。朝食後もすぐに二度寝。かなり疲れは取れたかな。昼食後は散歩も兼ねて駅前の書店へ。週刊誌を買い帰宅し、あとは相撲を見たり、たまっているアニメを見たりとテレビ三昧。ほんまに非生産的な一日。
 土曜の日記に「鶴竜がいい」と書いたけど、今日は横綱白鵬に相撲を取らせず、1敗で並ぶ。把瑠都も1敗を守り、後半戦に入って優勝争いが面白くなってきた。このまま千秋楽まで混沌としたままで進んでほしいものです。もっとも把瑠都は雑な相撲もまだ見られるから、最初に脱落するかも。まあ今後の展開は白鵬次第かな。
 相撲中継の中入りの時に、元大関旭国の大島親方を解説に呼んで、その足跡を紹介していた。そうか、大島親方も定年か。
 旭国は、私の子どものころ、貴ノ花と並ぶひいき力士やった。内臓の病気で入院して初日から休場したのに、なんと途中から出場し、病院から本場所に通ったというエピソードの持ち主。小さな体ながら、相手に食いついたら離さない取り口で「ピラニア」の異名を持つ。とったり、内無双などを得意とする曲者で、相手の取り口を研究しきって土俵に向かい、大関昇進の少し前からは「相撲博士」とも呼ばれるようになった。
 とにかくあの勝負をあきらめん精神力とそれを支える下半身の強靭さは、すごかった。高見山戦で、思い切り突き放してくる高見山のまわしを取れず、なんとサガリをつかんで投げを打ち、土俵際で逆転勝ちしたこともある。親友でもあった貴ノ花戦は毎回熱戦となった。横にまわられたのを反るようにしてしのぎ二丁投げを繰り出して勝った相撲をよく覚えている。
 ハリ治療を愛好していて、いつも背中やお腹に丸い膏薬の列が並んでいたなあ。こういう執念の人をリアルタイムで見ているから、最近の力士の相撲の淡白さが歯がゆくて仕方ない。いまもし旭国が現役やったら、把瑠都なんか手玉に取ってるんと違うか。
 現役時代のビデオをいくつか見せてくれてたけれど、相撲の面白さを貴乃花と旭国に教えてもろうたんやなあと今さらながら実感。今日、小柄な隆の山がとったりを打ちにいきながら相手を倒せない一番を見ていて、旭国のとったりはほんまにうまかったなあと、やっぱり歯がゆく思う。相手の肩に顎を乗せておさえつけながら、取った手を下に引っ張りひねり落とす妙技を現役の力士たちもぜひ身につけてほしいものです。

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疲れのダブルパンチ [日常生活]

 朝から風邪薬を飲んだら、その影響か眠い。そやけど阪急では途中まで座れず、寝られへん。墓参のため東山登山。汗だくになって歩く。今日はまた気温も上がっていたしね。墓参のあと、「フランソア喫茶室」に行く。今月の「たちよみの会」例会は私一人のみの参加。3時間、粘る。今日は喫茶店は大盛況で、禁煙席目当てのお客さんが入り口で席があくのを待つ。落ち着かんのよなあ。本は読めたけどさ。
 例会終了後、河原町のジュンク堂で「たちよみ」。いや、本も買いましたよ。
 木屋町の「韓丼」でカルビ丼を食してから帰宅。
 疲れたなあ。まず肉体的に、ついで精神的に。ダブルパンチですがな。
 今晩は爆睡の予定。

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鶴竜がいい [日常生活]

 今日は本来なら休日。そやけど、4月から晴れて高校に入学する中学生たちの「合格者登校」。いろいろと書類を書かせたり制服や体操服の採寸をさせたり教科書を購入させたり。
 午後からは明日以降に業者が来て各教室にワックスがけをするというので教職員総動員で机と椅子を廊下に出す肉体労働。
 風邪ひきで弱ってる体にはこたえたなあ、さすがに。
 というわけで、帰宅してしばらくはベッドにごろり。
 少し体が安まったところで録画してあった相撲中継を見る。鶴竜がいい。これはひょっとしたらひょっとするかも。こういうのは口に出すとあかんようになるので、バファローズの岡田監督のように「アレ」できるかもしれん。とだけ書いておこう。
 明日は「たちよみの会」で京都に行くので、例会の前にお彼岸の墓参に行こう。軽い遠足みたいなもんやから、きっとまたばてばてになるかもね。若い人たちからエネルギーを分けてもらうことにするか。

 というわけで、明日 3月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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吉本隆明の死 [追悼]

 副担任さんとは職員室で隣席。この前からマスクをしながら真っ赤な顔で仕事をしてはる。洟をたびたびかみ、ごほごほと咳をする。明らかに風邪ひきですわ。それでも辛抱して出勤しはるのはええとして、隣でいっしょに仕事をしている私に影響がないはずがない。
 2日ほど前から鼻はぐずつく咽喉に痰がからむ。
 うつったらしい。こういう時は無理せず休みたいところですが、高熱を発しているというわけではなく、そこそこ体が動くからつい仕事をしてしまう。いや、出勤したら仕事をするのは当たり前なんやけどね。明日は新入生の登校日で全員がかりだされている。休まれへんなあ。
 来週前半はそれらこれらの代休で連休となる。そこまではちとがんばってみますか。
 で、帰宅したら夕刊に吉本隆明さんの訃報 が。享年87。死因は肺炎。
 私らの世代は吉本さんの影響を直接受けているわけやないし、大学時代に「共同幻想論」に手をつけたけど、正直なところあまり言いたいことがわからなんだ。
 それでも長年新聞や雑誌に寄稿を続けてはって、そういうものには私も目を通すようにはしていた。ただ、もうしわけないけれど、それで私の知見が広がったという感覚や、なるほどと膝を打つような思いは、残念ながらしたことがない。
 つまり、60年代、団塊の世代の方たちの「知のアイドル」やったということなんやろうと理解している。そして、吉本さんがいてたからこそ「思想」というものが人を動かせられるということが日本でも実証されたんやないかという思いはある。そやから、大阪市長の「学者の机上の空論」批判は批判になってへんと思うのであります。たとえそれが机上の空論であっても、人を動かす力がある。それをあなどったらあかん。
 一時代を築いた昭和のカリスマの一人がまた世を去った。こうやって昭和はどんどん遠ざかっていくんやなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

 3月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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ルール違反ではないが [プロ野球]

 新人選手の逆指名なんていうドラフト制度の意義に反する制度が生きていた時、有望なアマチュア選手が次々とジャイアンツに入団した時期があった。しかも彼らは事前の報道では別のチームを希望しているとされていたのに。
 例えば高橋由伸外野手はスワローズ、上原浩二投手はタイガース、二岡智宏内野手はカープと、相思相愛とされていた。そやのにふたを開けたら判で押したようにジャイアンツ。週刊誌各誌は「父親の借金を肩代わりした」「実家に豪邸が贈られた」などなど裏で大金が動いたと書きたてていた。
 あり得ることやなあと思うた。
 で、今回朝日新聞がすっぱ抜いたのが契約金の上限の申し合わせを大幅に上回る額が支払われていたということ。以下、朝日新聞のサイトより引用。
“プロ野球では93年のドラフトから、社会人と大学の選手が入団する球団を選べる逆指名制度を導入。これに伴い、球団間の争奪戦で契約金が高騰するのを避けるため、新人選手の契約金の最高標準額を1億円と12球団で申し合わせた(翌年から1億円プラス出来高払い5千万円)。
(中略)
 最も高額なのは、阿部選手(00年ドラフトで入団)の10億円。野間口選手(04年)は7億円、高橋選手(97年)は6億5千万円、上原選手(98年)、二岡選手(同年)は各5億円、内海選手(03年)は2億5千万円となっている。このほか、上原選手には退団時の功労金1億2千万円、二岡選手には退団時の功労金7千万円と別の出来高払い3千万円も支払う契約となっていた。
 6選手の契約では、1億5千万円を超過する金額について、複数年にまたがって分割払いするとし、各年の出来高条件の一部をクリアした場合に支払われるとされていた。複数の巨人軍関係者によると、巨人軍にとってこの出来高払いは税務上、契約金の分割払いとみなされ、通常の出来高払いとは違う会計処理をしていた。各選手も税務申告する際、契約金の一部であることを明らかにしていた。国税当局も税務調査などでこうした内容を把握しているという”
 これに対してジャイアンツは「ルール違反ではない」と表明しているらしい。確かに「申し合わせ」はルールやなかろう。そやけど、ルール違反やなくてもマナーやとかモラルを逸脱しているということやないのかなあ。
 しかも野間口投手にはまだシダックスに所属するアマチュア選手やった時に「小遣い」と称して200万円も渡していたというやないか。そら逆指名するわな。
 ジャイアンツは責任を取る意味で、これらモラルを逸脱して獲得した選手で、まだ自チームに在籍している選手を昨シーズンの下位チームに無償トレードしたらどないだ。マリーンズ、ベイスターズ、ゴールデンイーグルス、カープに阿部、高橋、内海、野間口をそれぞれ譲り渡すという、それくらいの懲罰は必要やと思うぞ。
 いやしかし、マナーに反する行為をしておいて「ルールは違反していない」と開き直るあたり、醜悪としか言いようがないなあ。内海投手なんか、「祖父が所属していたチームに入りたい」とか殊勝なことを言うてたのに、それがほんまやったとしても「金に目がくらんで逆指名した」というレッテルがはられてしまうことになる。罪なことをするもんですよ。

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おまけが大事 [季節ネタ]

 他の生徒に遅れること1週間、今日は追試で卒業認定された数人の生徒たちの“第二次卒業式”が校長室で行われた。私の担任クラスにも該当の生徒がいてまして、みんなといっしょに卒業でけなんだ寂しさと、それでもなんとか追試に合格して卒業できた喜びがないまぜになった、そんな表情を浮かべていた。
 でもな、1週間くらい遅れてもかまへんねん。留年して1年遅れても、浪人して1年遅れても、その経験が自分の血肉になるんやから。1浪2留の上、7度目の挑戦で教員に採用された私がいうんやから間違いない。
 なにはともあれ、これで現在担任しているクラスの生徒の卒業式がすべて終わった。来年度、2度目の3年生をやる生徒たちもいてますけれど。そちらは来年度の担任の先生にお任せするしかないのじゃ。
 帰宅途上で、妻へのホワイトデーの贈り物を買う。きれいに包まれたチョコレートのセットに、コンビニで目についた「仮面ライダーチョコボール」をおまけにつけて妻に渡す。
 妻は、きれいな包みの方には目もくれず、仮面ライダーフォーゼの写真の印刷された箱を開けて喜ぶ妻であった。
 あのー。「仮面ライダーチョコボール」はおまけなんやけど……。
「オタクにとって大事なのはおまけのほうなの!」
 思わず納得する私でありました。まあ、喜ぶやろうと思うて「仮面ライダーチョコボール」を買うてるわけやしねえ。

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口元チェック [教育]

 大阪市長の友人で、事前に民間人校長に応募するよう誘われて校長として採用された方がいてる。
 その方が校長をしている学校では卒業式で君が代が鳴らされている時の教職員の口の動きを見て、歌うてへん職員をチェックしていたという。
 歌うてへんかったと認めた教職員に対しては教委は処分を検討しているとか。
 うーん。なんでそこまでやらんならんのか。卒業式は生徒たちの門出を祝い、別れを惜しむ、そういう式であって、「愛国心」を鼓舞するのが目的の式典やなかろう。以前にも書いたように、私はわざわざ座って式を混乱させようとするほどの愛国心はない。そやからというて国歌を朗々と歌いたいとも思わんのです。逆に処分をちらつかせて歌わされるのは嫌であります。
 そのかわり校歌はでかい声で歌うたぞ。生徒たちが3年間学んだ、それを祝うなら国家よりも校歌を大事にしたい。国歌についてチェックはしても校歌についてのチェックはないのね。愛国心は試しても、愛校心は試さんのね。
 普段の教育活動についての評価がどんなに高くても、歌を歌わないというだけで処分されたとしたら、それは本末転倒やないかと思う。私は生徒たちとどう接してきたか、どのようにして生徒の力をのばそうとしたか、その点において評価されたい。生徒たちに胴上げしてもらえた。そのことが私にとって最も嬉しい「評価」やったと思うから。

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一文字しこ名 [大相撲]

 昼ごろ、大阪市内では珍しく降雪。風が強く、横殴りに吹雪く。とはいえ市内は比較的温い方で、すぐにみぞれまじりとなり、数十分で雲が行き過ぎ、一時は日光がさす。それでも寒いもんは寒い。こういう日はこたつで丸くなっていたいところやけれど、職員室にこたつはなし。会議に新入生向けの宿題作り。留年の決まった生徒への連絡などなど。仕事はなんぼでもあるんであります。
 帰宅して録画してあった相撲を見る。幕下の取組で「達-魁」という一文字のしこ名同士の一番があったりして。幕内にも勢という一文字力士がいるけどね。あ、横綱やと鳳とか曙がそうか。なんや、そんなに珍しくもないか。
 それにしても最近のしこ名は同じような字面の組み合わせが多いなあ。幕内でも妙義龍やとか天凱鵬やとか、字面はええけど、なんか今ひとつ意味のあるようなないようなしこ名が目につくのですね。
 音読みのしこ名が増えたのかもしれんなあ。そやから語感が平板なのかも。昔、相撲雑誌で呼び出しさんの呼びやすいしこ名は五音で最後がア音で終わり、できれば一音だけ濁りが入っているものやと書いてあったのを覚えている。濁音が混じることでメリハリが際立つそうな。
 例えば「双葉山」。あるいは「吉葉山」などが理想やそうです。呼びあげにくいのは一音か二音のしこ名。現在の「栃乃若」は幕下時代は本名の「李」やった。かなり呼びにくそうにしていたのを覚えている。「日馬富士(はるまふじ)」は前名が「安馬(あま)」で、これも呼び出しさんには難物やったと思う。
 字面が美しくて呼びあげも耳に心地よいそんなしこ名として私が好きなのは、現中村親方の現役時代のしこ名「富士桜」。富士に桜という美しいイメージに「五音で最後がア音で終わり、できれば一音だけ濁りが入っている」という条件にも近い。こういうしこ名、最近はほんまになくなったなあ。
 とはいえ、「達-魁」という一文字しこ名対戦も、それはそれで目をひくものがある。「旭天鵬-徳真鵬」よりも(あくまで字面に限り)私は好きかもね。

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