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大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ [読書全般]

 大相撲小言場所「令和二年初場所展望~大関復帰をかける高安~」 を更新しました。

 朝は早朝に目覚め、一昨日の深夜に録画した分のアニメと昨日の深夜に録画したアニメをとにかくひたすら見るけれど、さすがに量が多く全部は見切られなんだ。
 昼前に家を出て、月例の京都の医者行き。薬を受け取り、すぐに帰阪。実家には明日行く予定です。
 帰宅してからすぐに午睡。夕刻に起き、妻と朝に録画した「題名のない音楽会」などを見る。夕食後は昨日からサンテレビで再放送が始まった「未来少年コナン」を見る。先週見たアニメ「映像研には手を出すな!」で「残され島のコナン」として劇中に出てきて、久しぶりに見て見たいなあと思うていたら、タイミング良く再放送が始まったのです。いやびっくり。まさかサンテレビの編成担当の方はそのことがわかって放送権を取ったんやないでしょうねえ。毎週金曜の朝に放送されるので、曜日指定で録画予約を入れた。楽しみやなあ。
 山田正紀「大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ」(講談社文庫)読了。文庫書き下ろしで2ヶ月連続でシリーズ刊行されたものの第一巻。舞台は江戸末期。川衆、陸衆と呼ばれる盗賊の二大集団の抗争、そして暗躍する闇の殺し屋たち。川衆の統領で普段は同心をつとめる主人公川瀬若菜に接触する花魁の小雪太夫。と、この設定で私は「この前は『桜花忍法帖』で山田風太郎に挑戦した作者が、今度は池波正太郎に挑戦か」と思うた。そう予想して読み進めていったら、盗賊と奉行所との知恵比べなどは出てこず、川衆と陸衆が秘術の限りを尽くして戦う話やった。やはり山田さんは正太郎やなく風太郎タイプの物語を書きたい人やったんやね。味方かと思えば敵、敵かと思えば味方。虚々実々の駆け引きが楽しく、理屈抜きに楽しめる時代アクションものであります。本巻ではまだ伝奇的要素はほとんどないけれど、作者のことやから次巻ではそういう要素が濃くなっていくんやないかなあ。読みはじめたら一気に読まずにはいられないエンターテインメント。ただ、なんでタイトルを「大江戸ミッション・インポッシブル」なんて安っぽいものにしたのかなあ。いや、重厚な作品ではないけれど、もう少し時代小説らしいタイトルをつけた方が時代小説ファンにも手に取ってもらいやすいと思う。このタイトルでは時代小説ファンはそそられんように思うがなあ。読者層をどこに置いているのか、ようわからん。滅法面白いだけに、そこは残念です。

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