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なぜ太陽エネルギーか [テレビアニメ]

 今週はほんまにきつかった。父の納骨と墓地の承継をすませて緊張が解けたのか肩の張りから腰痛となり、毎日諸般の事情で寝るのが遅くなって寝不足。それでも分散登校の2週目なのでよほどのことがない限り授業を休むことはでけん。休むと同じクラスの半数はすませている課題を残りの半数はすませていないという調整の難しいおかしなずれが出てしまうからね。心身ともに疲れているので、ケアレスミスが多く、仕事がはかどらん。今週最後の授業をすませて保健室に戻り、事務作業を始めたが、意識は朦朧。来週から開業する学生食堂が「密」の状態にならないように、椅子の数を減らしたり床に印をつけて距離を置いて並ぶようにセットしたり。そのために残業。湿度が高く駅から自宅まで少しの距離やのに汗が噴き出る。帰宅してマスクを洗うと、そのまま寝床にぶっ倒れ、仮眠。明日から2日間は完全休養日。少しでも疲れを取らねばね。
 夕食後、妻と今日の朝に録画したサンテレビ放送の「未来少年コナン」を見る。レプカがついに敗れ、ラオ博士はラナの力を借りて太陽エネルギーを復活させる。それものすごいエネルギーで、そのために破滅戦争が起こったと、ラオ博士は語る。
 実は、クリーンな太陽エネルギーをどうして諸悪の根源としたのか、高校生の私の頭では理解しかねる部分やった。核戦争にしてしまうと、コナンの世代では自然がもとのように戻らんことになるから太陽エネルギーという設定にしたのかなと、そういう理屈で自分を納得させていた。
 おそらくそれもあったんやろう。「未来少年コナン」で検索すると、NHKが政府の政策に配慮して原子力を悪者にしなかったといううがった見方をしている人もいてたけれど、そんな口出しをされていたら、宮崎駿監督は降りていたと思うので、その説は私は取れない。
 で、今日久々に見て気がついた。地球を破滅させるのはクリーンなエネルギーやないとあかんかったんや、と。つまりどんなにクリーンなエネルギーとされるものでも、人間の欲によって地球を滅ぼすような武器になってしまうんやというのが宮崎さんの言いたかったことなんやないか。政府の方針におもねったのではなく、絶対安全であるという「原発神話」に対してその対極にある太陽エネルギーで地球を破滅させることにより、絶対安全なんてものはないという警鐘を鳴らしたかったんやないか、と。
 のちの「風の谷のナウシカ」や「となりのトトロ」を見たからこそ、ここはクリーンで安全であるはずの太陽エネルギーが人類を破滅させかけ、それでも生きのびてさえいれば人類は再び立ち上がり自然と共存することによって再生する、と。これが「未来少年コナン」に託された宮崎さんのメッセージやないのか。
 いやしかし、欲にまみれた人間というのは恐ろしいもので、次回はいよいよギガントにエネルギーが注入され、レプカの逆襲が始まるのですよ。NHKで日曜深夜に放送されている方ではまだハイハーバーにさえ着いてへんから、ここまでくるのはかなり先になりますが、ぜひお楽しみに。

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