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刑事コロンボの帰還 [読書全般]

 今日は昼間も気温が上がらず。一応ダウンベストを着ていったんやけれど、換気をしっかりしている保健室はスースーと寒うございました。各教室ではきっとエアコンで暖房を入れているやろうにね。しんどいというて来た生徒がよけい具合が悪うならんかひやひやものですが、養護教諭は専門家なんやから、そこらへんはちゃんと考えてはるんやろう。こっちが風邪をひきそうです。あ、彼女たちは白衣を着ているからそれほど寒さを感じてへんのか。うーむ。
 今日は授業の空き日なので、明日の会議資料の作成や、府教委に提出する書類の作成、新規開発の教材の完成など、ほとんどパソコンの前で作業をしていた。寒さをしのぐために内線電話ですむところをわざわざ職員室まで足を運んでみたり、それなりに工夫してましたけれどね。
 何人かPCR検査を受けていた生徒もいたけれど、今日結果の出た生徒はすべて陰性。ほっとして、定時に退出。帰宅して、くつろぎながら週刊誌を読んだり、スマホをいじったり。夕食後は読書。たまっている録画も見たいけれど、読みかけの本かて読んでしまいたいのです。あ、日本シリーズもやってたんやった。パソコンを立ち上げてスポーツ紙のサイトを開くと、ホークス3連勝。しかも投手陣は9回2死までノーヒットリレー。ジャイアンツがどうしようもなく弱いみたいやないですか。2005年、マリーンズに惨敗したタイガースを思い出した。こんなはずやなかったと思うていたら好き放題されていた。実戦から少し離れていたのと、シーズン終盤の下り調子をそのまま引きずっていたのと両方でしょう。それにしてもいいようにやられ過ぎですぞ。
 山口雅也・総指揮/菊池篤・構成「刑事コロンボの帰還」(二見書房)読了。いわゆるバラエティ・ブックという構成ではあるけれど、山口氏による「刑事ものドラマの歴史」から、「刑事コロンボ」の原型となったリンク&レヴィンソンの戯曲、そして俊英ミステリ作家によるコロンボ・パスティーシュのアンソロジーつきという、ファンにはこたえられない一冊。コロンボシリーズの解題と俳優名鑑では、出演した俳優たちが他のミステリ映画やSF映画でどう共演しているかというところまで追っていて、出演俳優のリストで「コロンボ曼陀羅」ができるなんてことも書いている。パスティーシュはどれもコロンボ愛に満ちた佳品。樹林伸「殺意のワイン」はむろん「別れのワイン」を下敷きにしていてコロンボファンならにやりとしてしまう仕掛けがしてある。七尾与史「コロンボの初仕事」は作中にちりばめられた遊びが楽しい。コロンボが好きで好きでという人にはこたえられない一冊。版元がコロンボのノヴェライズを出していた二見書房というのもたまりませんねえ。

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