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井上道義の第九 [音楽]

 今日は大晦日。それやのに、朝から録画したドラマをまとめて見たりしているんやから。ええ歳して何してるんだか。
 というわけで、心を入れ替えて年賀状のあて名書きに没頭。昼食後も集中力を切らすことなく書き続け、午後4時ごろには完了。買い物に行く妻に投函を託す。これでなんとか新年を迎えられます。まあ、とても元日には間に合わんけれどね。
 妻が買い物に行っている間、さすがに疲れたので寝床でどぶさってました。それでも社説のダウンロードとか、読書とかをぼちぼちと。
 夕食は晦日蕎麦ということで、どん兵衛天そばを食す。例年晦日蕎麦はこれです。
 そして、大晦日恒例のNHK交響楽団の「ベートーヴェン交響曲 第九番 合唱付き」を聴く。今年の指揮者は井上道義さん。私は30数年前、井上さんと京都市交響楽団の演奏を生で聴いているので、それ以来の井上さんの第九ということになる。
 いや驚いた。第一楽章、まるでブルックナーみたいにほとんど聞こえんくらいの音で始まると、一転して小林研一郎もかくやとばかりの気合の入った演奏に。全ての音が鳴り切っている。第三楽章はフルトヴェングラーばりのスローテンポで心地よい音楽を歌いあげる。このテンポについていけるN響はさすが。そして終楽章、声楽よりも管弦楽を前面に押し出し、自在にテンポを操って、コーダまで音を響かせる。コーダは見れはフルトヴェングラーの狂気に満ちた速さとまではいかぬものの、雪崩落ちるような速度で曲を締めた。
 N響の第九では、ブロムシュテットの荘厳な演奏以来の名演と違うかな。宇野功芳の言葉を借りれば「切れば血の出る演奏」です。
 さて、この後はテレビ東京系のジルヴェスターコンサートで年越し。なんかコロナウィルスに感染してからは、鼻と耳に悩まされ続けた1年やった。来年には耳づまりが治るとええのにな。
 今年の日記はこれで終了。今年もお付き合いいただきありがとうございました。来年もご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

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