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ティーレマン2度目のニューイヤーコンサート [音楽]

 元日からちょうど1週間。次々と深夜アニメも新番組が出そろってきた。「薬屋のひとりごと」のように前クールから引き続いて放送されているものもあれば「マッシュル」のように間があいて第2クールが始まったものもあり、「佐々木とピーちゃん」みたいに新たに始まったものもある。「佐々木とピーちゃん」は第1話だけ特別に1時間枠。よくある異世界ものかと思うたら、なんとエスパーものとからんだりして先が読めん。異世界転移もあれこれとバリエーションがあるなあ。
 午前中はひたすらアニメを見る。昼食後、昨日やっと放送された「ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート」を見る。元日から1週間もたって見ると、もう正月気分も吹っ飛んでいるんで何やら間が抜けてしもうた感じ。むろん元日は能登半島の震災で放送がすっとんだんやから、これは仕方ない。そやけど何も律儀に予定通りに再放送の枠で見せんでもよかろうと思うな。
 で、指揮のクリスチャン・ティーレマンは4年ぶり2度目の指揮台。去年ウィーンフィルとブルックナーの交響曲全集を完成させ、それ以前にはベートーヴェンの交響曲全集も録音しているという、非常に関係を深めている指揮者。デビュー時からゆったりとした一時代前の巨匠風の指揮ぶりやった。「ウィーンのボンボン」あたり、ハンス・クナッパーツブッシュを意識したみたいなスローテンポ。そやけど「うわごと」をプログラムに入れているところを見ると、ヘルベルト・フォン・カラヤンも意識しているのかな。カラヤンは60年代にウィーンフィルとウィンナワルツを録音した時も70年代にベルリンフィルと録音した時も87年にニューイヤーコンサートで指揮した時も必ず「うわごと」を演奏している。ただ、他の指揮者はあまり演奏しない曲目なんですね。ウィンナワルツのオムニバスにもほとんど入ってへんしな。そんな曲をわざわざプログラムに入れているのには意味があるんやろうと思うね。毎年アンコールで演奏される「美しく青きドナウ」もゆったりしたテンポ。なんとブルックナーの「カドリーユ」なんて曲もあって、ブルックナーの交響曲とは全く違うかわいらしい曲なんでびっくり。
 めったに演奏されん曲も多かった。できたらもう少しポピュラーなワルツやポルカも入れてほしいなあ。軽快で楽しいカルロス・クライバーやチャーミングの極みやったジョルジュ・プレートルの時と比べたらあかんのやけれど、ニューイヤーコンサート向きの指揮者やないなあと再確認した次第。来年はリッカルド・ムーティが7度目の登場。初登場は1993年やから、これはこれですごい。
 午睡のあとは読書など。明日も休日。別に仕事は大好きやないけれど、こんなに休みが長いと、明後日がきつかろうなあ。

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