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3連敗のスポーツ報知 [プロ野球]

 タイガースが東京ドームでジャイアンツに3連勝した。
 てなことを書くと、1日遅れで何をまたと思われても仕方ないやろう。
 書きたいのは3連勝したことではありません。スポーツ紙の見出しのことであります。
 むろん大阪本社発行のスポーツ紙は、サンスポ、スポニチ、ニッカンすべてタイガースを一面でとりあげ、私が家でとっているニッカンは連日4面までタイガースの話題で埋め尽くしている。他紙もまあ同じことでありましょう。東京でもタイガースを一面にもってくるデイリーは当然虎一色。
 関東の方の中には、デイリーだけが大阪でも一番虎党向けの新聞と思うてはる方もいてはるみたいやけれど、それは違います。タイガースが勝ったら一番売れるのはサンスポやそうです。フジサンケイグループの新聞というても、大阪でスワローズを一面にもってきたりはしないのであります。東京でもしませんか。
 で、スポーツ報知。この3連敗の間、どうやって一面をジャイアンツファン向けに作るんやろうと、毎朝寄るコンビニで観察してみた。
 初戦は、なんと若き日の長嶋氏が多摩川グラウンドで練習している写真が一面。なんでもジャイアンツの二軍が久しぶりに多摩川で練習するのを長嶋氏も視察に行くかもしれんとかなんとか。試合なんかなかったみたいな一面。2敗目はさすがに敗戦の試合について、しっかりしろというようなタッチの一面やったけれど、3敗目になるとなんと松井氏が長年スポンサーをしてくれていたコマツ株式会社の招待に応じて懇親会に出席し、いずれ指導者としてユニフォームを着たいというようなニュアンスのことを言うたとか言わんとか。
 タイガースに連敗していても、長嶋&松井祭りを続けようということでありますな。苦心の紙面作りに同情してしまう。
 ちなみに大阪のニッカンはタイガースの敗戦の翌日にはサッカーやフィギュアスケートを一面にもってきたり、週末やったら競馬の出走表を一面にもってきたりしている。特に今季は土曜日の敗戦が多いから、日曜の日刊はさながら競馬新聞であります。
 とにかくスポーツ紙は駅やコンビニで売れなければならん。タイガースの敗戦を一面にもってきてもタイガースファンは喜ばんということでありますねえ。まだ紙面がカラー化する前やったら、それでもむりやり一面にしてたけどね。
掛布、特大ホームラン
 掛布のホームランだけでなんとか買うてもらおうという涙ぐましい紙面構成でありました。今はこういう見出しはどのスポーツ紙もやらんようになったなあ。

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