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ナーバスな1時間 [教育]

 日韓関係がなにやらナーバスになっているため、来年度修学旅行に行く生徒たちに「日韓両国の歴史認識の違い」を客観的に伝える教材を昨年から若い先生たちとともにああでもないこうでもないと話しあいながら作ってきた。生徒たちに一方的にこちらの価値観を押し付けるんやなく、あくまで材料を提供して「立場が違えば見方も変わる」という冷静なものの見方を学んでもらいたいと工夫に工夫を重ねた。
 今日、いよいよその教材を使用しての授業を行う。
 緊張したなあ。
 日本の歴史教科書と韓国の歴史教科書の同じ個所の記述をそのまま抜粋し、比較する。あくまで事実を客観的に記述することをこころがけている山川出版の日本史教科書と、感情的な表現の使われた韓国の国定国史教科書を使用。論評は避け、その温度差を感じてもらうことに徹する。
 どこまで我々の意図が伝わったかはわからんけれど、次回は村上春樹が中国の反日運動が活発に行われていた2010年に書いた優れた論評を読ませて、冷静に物事に対処すべきことを認識してもらおうという予定。
 こういうときやからこそ日韓の首脳にもそういう冷静な姿勢を持ってほしいんやけどねえ。どうも両者とも相手の感情を逆なでするような言動を繰り返しているので困る。しんぞうさんもくねさんも頼むから有効的に物事を進めてもらいたいと、心から願う。
 今日は韓国から高校生が訪れて生徒たちと交流した。こういう積み重ねが将来に生きてくれますように。
 いやしかし、ほんまに過剰にナーバスになった1時間やったわい。おかげで帰宅した時にはほんまに疲労困憊でしたわ。夕食は義兄が百貨店の初売りの抽選会で当てた黒毛和牛ですき焼き。ほんまにおいしいものを食べると幸福感で満たされるもんですなあ。疲れも少しは癒えたような気がするぞ。

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