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「金環蝕」の政治家たち [映画]

 職場ではあちこちで咳にマスク。風邪がはやっているのであります。私も微熱は続く鼻の調子は悪いと、風邪の諸症状を改源をのんでだましだまし仕事をしている。非常にタイトなスケジュールなのであります。
 成績処理をするかたわら、漫研の生徒を週末に集めて卒業生に渡す部誌の原稿について説明する予定。手早くすませて会議に出ねばならん。ほんまにちょっとばかりの風邪では休まれんのですよ。
 帰宅して新聞を広げると、しんぞう総理は憲法改正の発議をすると言うてるそうな。まずは国民投票でも同意を得られそうなところから変えていくんやて。そうやって馴らしておいて、最後は第9条、ですかね。意図が丸見えで、腹芸のひとつもでけんのですね。
 というのも、先日BSで放送していた映画「金環蝕」を見ていて政財界の癒着やそこに暗躍するうさんくさい人々の姿と照らし合わせてしまうのですね。
 いや、国民にわからんように私腹を肥やしたり金で政治を動かしたりしてほしいというのではありませんよ。気がついたらとんでもないことになっていた、なんて嫌やからね。
 ただ、政治家の質というものが大きく変わったんやなあ、と感じただけのことであります。特に言葉の軽さという点で、総理もゼロサム市長も昔なら大物政治家に軽く一蹴されてしもうているんやないかなあと、「金環蝕」を見てて思うたのですね。宇野重吉の怪演が特に光る。あんなにうさんくさい人物を演じられる存在感のある役者、今はいてるかなあ。無表情な悪徳政治家を演じる仲代達矢もよろしいな。

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