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生徒は借りない [読書全般]

 今日で今年度の授業が完了。明日からは学年末考査。一区切りついたのであります。放課後は当番で図書室に。ベテランの実習助手の方と来年度に向けての話などをする。基本的にはやはり蔵書の充実かなあ。実はひそかに来年度に購入したい図書のピックアップをしたりもしている。今年度中に「これだけは」というリストを作り、年度明けには実習助手の方に渡して購入の手続きを取ってもらうことにしたい。
 とはいいつつも、私の勤務校ではなかなか古典的名作に手をのばしてくれんのだよねえ。ライトノベルや携帯小説、あるいはドラマの原作……。そういうものもリクエストがあれば購入しているけどさ。芥川賞や直木賞の作品を購入しても、貸し出し手続きの記録を見たら教員ばっかり。まあ今時の高校生というのはそんなもんなのかねえ。
 シャーロックホームズの創元推理文庫版新訳を発売されるたびに購入して並べていたら、次々と借りてくれた形跡があるので喜んで誰が借りたか検索したら……やはり教員でした。
 と思うたら、誰も借りんじゃろと思いつつもシェイクスピアの四大悲劇を文庫でそろえた時には生徒が立て続けに、しかも3年生と1年生がそれぞれ借りた上に「ジュリアス・シーザー」の購入のリクエストまで出してくれた。
 まあ、これは読んでほしいと入れた様々な名作文庫シリーズも、いずれはそうして借りてくれることと信じて買い続けるしかないのでしょう。
 ライトノベルに関しては、リクエストがあっても私の判断で却下したりしている。判断基準は深夜アニメで見ておもろかったかどうか、であります。リクエストされるのもたいていはアニメ化されたものやしね。そんなに読みたかったらブックオフで買いなさい、というようなものを税金を使うてまでして購入することはしないのでありますよ。深夜アニメの小説ならハヤカワ文庫の「サイコパス」くらいリクエストしてほしいものでありますが、そっちにはいかないのですねえ。

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