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廊下からの視線 [日常生活]

 大相撲小言場所「令和四年秋場所展望~コロナ休場への新対策~」 を更新しました。

 今日は土曜日やけれど学校説明会のため出勤日。月曜日の1時間目と2時間目の授業があり、私は2時間目に世界史を教える。定期考査が近く、試験範囲までなんとかたどりつくためには休んではいられんのです。
 説明会に来た生徒たちに向けての公開授業ということで、廊下から中学生やその保護者の方たちがちらちらのぞく。生徒たちもそれを意識してか割と集中していた。とはいえ、私は廊下の人たちが気になって仕方ない。いっそのこと教室に入ってくれたらと思うばかり。
 授業終了後は事務作業に専念し、昼食後、午後から半休を取り、帰宅。朝の天気予想では昼から降るということやったので折り畳み傘を用意してきたけれど、こういう時に限ってええ天気。傘は職場のロッカーに片付けて置き傘にすることにした。
 帰宅後すぐ、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。BS-TBSで試合開始から3時間の中継。試合は完敗。放送時間終了後はDAZNのアプリを開いてスマホで観戦。
 試合終了後は遅い午睡。試合を見ている間も眠くて眠くてたまらん。ちょっとでも午睡したら楽になった。夕食後、読書をしながらうつらうつら。日記を書くのも遅くなってしまいました。
 というわけで、今日はこれだけ。私の授業が中学生や保護者にどう映っていたのか気になるところではあるけれどね。

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突然の奈落 [読書全般]

 今日は定休日。朝は比較的ゆっくり起き、昨夜録画した深夜アニメのほか、ずいぶんとたまっている「題名のない音楽会」を3回分ほど見る(聴く?)。それから少しパソコンに向かい、昼食後少し読書をしてから午睡。
 夕刻起きた時には妻は日帰り帰省で不在。私は耳鼻科に行く。また2週間分薬を出してもらうけれど、今日は耳鼻科の先生は「だいぶきれいになってきた」と言うてはったから、そろそろ耳鼻科通いも終わりに近づいてきたかな。思うていたよりもずいぶんかかっているけれどね。
 帰宅後、社説のダウンロードなどをしてからDAZNの配信でプロ野球中継を見る。今日はテレビはCSのみ。WiFi環境を整えたので、パケット料を気にせずスマホで試合開始から終了までじっくりと見る。ただ、スマホの画面は小さいのが難点。今度はスマホの配信動画をテレビで見られるようにしようと目下検討中。試合はアップアップのベイスターズ上茶谷投手を拙攻で助け、藤浪投手は逆に走者を置いて2度も暴投で失点するなど自滅。明日はデーゲーム。BS-TBSで中継があるので、3時間までならテレビで見られるぞ。
 試合終了後は読書。明日は休日出勤なんで、なるべく早めに寝たいところですね。
 リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク/後藤安彦 他・訳「突然の奈落」(扶桑社ミステリー文庫)読了。「皮肉な終幕」に入りきらなんだ短編をまとめたもの。皮肉の効いたもの、読み手の予想を裏切る展開のものから、青年同士の友情をストレートに書いたものまでバラエティに飛んだ短編集なんやけれど、おそらく「皮肉な終幕」が好評やったんで未収録のものもまとめようということになったんやないかと思われるので、「皮肉な終幕」に収録されたものと比べるとオチが弱かったり、展開に無理があったりするものも収録されている。とはいえ、このコンビの短編はこれまでまとまって出版されてなんだんやから、こうやって未収録のものも続けて出してくれたのは嬉しい限り。1960年代のヒッチコック・ミステリマガジンに掲載されたものがほとんど。その時代に求められていた短くてもピリッと辛い短編がどのようなものやったのかがようわかります。「皮肉な終幕」と2冊まとめて読むことを勧めます。

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福留孝介の引退 [プロ野球]

 今日も出勤日。朝、スマホのお天気アプリで、帰宅するころには雨が降ることを確認して、傘を持っていかんならんということはわかっていたし、持っていくつもりやった。そやのに出るときは毎日のルーティン通りに動いていたためか、傘を出すのを忘れていた。そのことに気がついたのはマンションを出て地上に降り立ってから。また取りに戻ると時間のロスになり、予定の電車に乗れなくなる恐れがあったんで、まあなんとかなるやろうとそのまま出勤。
 仕事は、昨日予想した通りばたばた。特に放課後、追試の生徒が課題を取りにきたり、会議に出たり、会議を中座して就職予定の生徒の模擬面接の試験官役をしたりと非常に慌ただしかった。定時よりも少し遅れて退出。
 お山の学校の門を出るときは少しパラついてきたなという感じ。バスを降りて電車に乗り換える時はほとんど降っておらず、この感じやったら自宅の最寄り駅についても大丈夫かと思うてたら、考えが甘かった。
 本降りでした。
 前のように妻に傘を持ってきてもらうのは悪いので、駅前のコンビニでビニール傘を買う。またビニール傘が増えた。お山の学校に持っていって置き傘にでもするか。
 今日はタイガースの試合はなし。ゆっくり本でも読もうと寝床でページを開いたけれど、疲れていたのかうたた寝。食事時には起きてきて、夕食後はスマホでドラゴンズ福留孝介選手の引退記者会見の動画を見る。

 よくある涙の記者会見ではなく、非常にさばさばとした、気持ちのよい会見やった。つまり、ほんまにやり残したことはないということなんやろう。嬉しかったのは、タイガースを退団する時にファンに感謝の言葉を伝えられなんだと言うてくれたこと。8年間の在籍中、年を追うごとにその存在感が増していたし、チームも引退勧告なんてことはせず、タイガースの福留として本人の気がすむまでやらしてあげたらよかったのに、と思うていた。幸い古巣のドラゴンズが契約してくれたので、2年間、限界までやり切って引退に踏み切ることがでけたようなので、ほんまによかったと思う。ドラゴンズに戻ってからも福留選手だけは打たれてもええというくらいの気持ちでいた。
 あの独特のバットスイングの死なりは非常にかっこよかった。一時代を築いた選手にはそれだけの存在感があった。タイガースでは金本監督時代にキャプテンに指名されたこともあった。その座をまだ入団して間がない糸原選手に引き継いだのは、チームリーダーの後継者を育てたいという気持ちからやったんやろうなあ。きっとええ指導者になるんやないか。
 関西在住で、この2年間は名古屋に単身赴任やったというから、こちらの放送局での解説も聞けるやろうし、いずれ指導者としてタイガースのユニフォームを果てほしいものです。ほんま、お疲れ様でした。

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未来からの脱出 [SF]

 今日は出勤日。空気が乾いていて快適な気候。薄曇りなので出勤時のバス待ちの間もそれほど汗はかかず。授業は3コマで、生徒はちょっとしんどそうやったけれど、割とさくさくと進む。放課後、奨学金がらみで生徒からの相談を受けたりする。定時に退出。
 帰宅して、ナイター中継を見る。今日はABCからサンテレビ・KBS京都のリレーナイター。タイガースがスワローズに圧勝。伊藤将が村上宗を完璧に抑えこむ。昨日の長時間の試合の疲れもあったかバットスイングに切れ味なし。「村神様」も人間です。主砲を封じると勝てるという典型的な試合で、終了後は少し読書……のつもりがちょっと寝てしまう。
 明日も仕事。今週から来週にかけてちょっとばたつきそう。
 小林泰三「未来からの脱出」(角川ホラー文庫)読了。老人介護施設らしきところに入っている主人公やけれど、施設に入る前の記憶などがすっぽりと抜け落ちている。手持ちの本などに何者かからの暗号によるメッセージが隠されていることに気がつき、信頼できそうなメンバーを集めて施設脱走計画を練る。無事施設を脱走できた主人公が知った真実とは……という話。少子高齢化、AIの進化、ロボット三原則、遺伝子操作発達などのテーマを組み合わせ、数人の老人たちを軸に個人的な脱走劇をディストピアものに仕立てあげる手腕は見事というほかない。小林さんは本書刊行後すぐに早世。もしまだ健在なれば、さらに問題意識をつきつめた傑作が誕生していたに違いないと思うと、ほんまにその死が惜しまれる。小林さんが最後に残した秀作として記憶にとどめておきたい。いやほんま、面白かったよとここに書いても、小林さんがコメントをつけてくれることはないんやなあと思うと、よけいに寂しいね。

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60歳 [日常生活]

 今日は定休日。台風の影響で午前中はかなりの強風。ベランダに出る時の履物や灰皿代わりに使うている缶なども風でかなり動かされたりする。午前中はアニメを見たりパソコンに向かうたり本を読んだり。
 昼食後、かなり風が弱まったので、駅前の眼鏡屋に行く。ねじの外れた眼鏡のフレームを直してもらう。これで明日の授業はサングラスでやらんですむ。
 帰宅後、午睡し、起きてから社説のダウンロードや読書。夜はサンテレビでナイター観戦。夕食後、妻から誕生日のプレゼントをいただく。手元に置いて使えるポケット類語辞典です。読むだけで楽しめそう。ありがたいことです。二人でケーキを食べる。
 これで私も満60歳。満年齢で還暦となった。数え年やったらとっくに還暦は過ぎてるんやけれどね。しかし、自分が60歳になったという実感はないなあ。あるとしたら、今年度末で定年退職をするので、来年度の再任用の希望調査を出さんならんということくらいか。後は体力の衰え、かな。これは新型コロナウィルス感染症にかかって以降特に体力や抵抗力が落ちたことですでに加齢を実感してたから、誕生日がきたからどうこうということはないか。
 ただ、最近特に40歳頃にSFのイベントに行ったりして作家のみなさんと楽しく話したりしたことを思い出し、妻との会話もその頃のことが多くなっているのは確か。あの頃は楽しかったなあ、てなもんです。それだけ齢を取ったということですね。
 馬齢を重ねて60年。今後も気負わずぼちぼちぼやきます。
 誕生日のタイガースの試合は延長11回まで粘り、結局タイガースの負け。ここ一番というところで勝ち切れんタイガースと、最後の最後で勝ったスワローズ。順位の差はこういうところにあるんやなあとと思うた次第。
 大阪の公務員は年度末までが定年なんで、残り7ヶ月弱。こちらも気負わずぼちぼちと行きましょう。

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「みんな違ってみんないい」のか? [読書全般]

 愛すれどTigers「カープに3連勝もジャイアンツに連敗」を更新しました。

 今日は出勤日。行きのバス停で眼鏡のフレームをつないでいたねじが外れ、レンズが取れた。仕方がないので、予備に持っていた度つきのサングラスをつける。大学生時代に作ったもので、今はたまにしかかけへんから至って丈夫。レンズはガラス、フレームもがっしりしている。昔の丸善京都店でこしらえたものです。ただ、サングラスをかけて授業というのは教室が暗く見えて困る。
 夏休み明け初めての5コマ連続日。奨学金がらみの仕事が飛びこんできたり、追試の生徒を放課後に呼び出していたり、1日ばたばた。なんとか定時に退出したけれど、バスの中でぐったり。
 帰宅後、しばらく読書。夕食後、パソコンに無線LANの子機をつける。ソフトのインストールなどちょっと手間取るところもあったけれど、無事無線LAN開通。これでWiFiルータとつながった。昨日まではいちいちパソコンにLANケーブルを差しかえたりしていて、私がパソコンを使用している間は妻がスマホを使いにくい状況になっていたけれど、これで万事解決。
 台風が近づいている。明日は暴風が予想されている。でも、眼鏡を直しに行きたいしなあ。雨が降る前に早めに行くか。
 山口裕之「『みんな違ってみんないい』のか? 相対主義と普遍主義の問題」(筑摩プリマー新書)読了。著者は徳島大の哲学教授。「正しい」ことはどうやって決まっていくのかということについて、中高生向けに書かれた本やけれど、これは大人にもぜひ読んでほしい。「正しい」ことは人それぞれで違うという相対主義も、「真実はいつも一つ」という普遍主義も結局は対立や分断を生んでしまう、と著者は説く。「正しい」ということについて、対立するものがコミュニケーションを取り、すり合わせながら長年かかって現在のモラルやルールが作られてきたのだということを、哲学史などを紹介しながら実証していき、現在起こっている諸問題もそうやって「正しい」やり方を探っていくしかない。「みんな違ってみんないい」という言葉は個々の価値を認める言葉ではあるが、社会生活を営む上では結局何が一番いいのか決められず、最終的には権力者が強権で「正しい」ものを押しつけてしまう。それが日本の現状ではないかと著者は危惧している。もちろん弱者が声をあげることは必要。本書を読んで、私はユニバーサルデザインについて考えてみた。最初は障碍者のために作られたものでも、実はすべての人に利便性をもたらす。それがユニバーサルデザイン。みんな違うはずなんやけれど、みんなが便利になる。相対的なものに普遍性が与えられるということにはならないか。「正しい」ということについて考えるきっかけを作ってくれる非常に興味深い一冊であります。

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ほんものの魔法使 [読書全般]

 朝は少しだけゆっくり目に起き、ひたすらアニメ視聴。昨夜録画した分はすべて見るのがしんどく、2本残して新番組「仮面ライダーギース」と「ドンブラザーズ」を見る。「仮面ライダーギース」は久々に複数の仮面ライダーのサバイバルもの。「リバイス」よりはわかりやすそうなので、よい子たちにもついていけるかも。「仮面ライダー龍騎」のようにバトルロワイヤルをするんやなくて、敵をたくさん倒したライダーが生き残るという趣向。
 それからパソコンに向かい、昼食。食後は少し読書をして午睡。夕刻起きてきて、社説のダウンロードをしたりしてからまた読書。夜はサンテレビのナイター中継を追っかけ再生で見る。若手の西純矢と赤星の見応えある投手戦となったけれど、中田翔の一発に泣き、タイガースは連敗。試合終了後はまた本を読み始めるけれど、気がついたら寝ていた。なんとか起きてパソコンに向かうてます。
 ポール・ギャリコ/矢川澄子・訳「ほんものの魔法使」(創元推理文庫)読了。本当に魔法を使うアダムは魔術師のギルドのある都市マジェイアにやってきたが、そこでの「魔術」はトリックを使うた奇術や手品のこと。アダムは市長ロベールの娘で父や兄に魔術師として認めてもらえないジェインを助手にして、魔術師ギルドに入るテストを受ける。そこで「ほんもの」の魔法を使うたため、マジェイアは大騒ぎになる……という話。「ジェニィ」や「トマシーナ」に連なる風刺の入ったファンタジー。魔法都市の「マジック」は奇術の方の「マジック」で、そこに「ほんものの魔法使」がやってきたらどうなるかという設定が楽しい。誰もがアダムの魔法のタネを聞き出そうとするけれど、アダムはジェインに「身の回りの自然が起こしている現象こそが魔法」と語る。人の目をくらませる人工的な奇術ではなく、自然に「魔法」を使うアダムとマジェイアの人たちとの対比がテーマになっている。「ジェニイ」では猫になってしもうた男の子と本物の猫の対比で読ませていたけれど、本書もそういう「ほんもの」と見かけは似ているけれど中身は違うものとの対比を通じて、読み手に「ほんもの」とは何かを考えさせる。アダムを狙う腹黒い魔術師たちとの戦いみたいなものもうまく織り交ぜられていて、楽しく一気に読ませる。肩の凝らない楽しい読み物です。

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WiFiルータ購入 [日常生活]

 ここのところ毎晩鼻ポンプをつけて寝ている。蓄膿は多少はましになったんで、再開することにしたのです。ただ、まだ熟睡する感じにはならん。やはり鼻に刺激を与えているから、それで夜中に目をさましてしまうこともあるみたい。でもね、夜に熟睡しないと結局午睡で補うということになり、休日は寝てばかりになる。そこは改善していかんとな。
 午前中は録画した深夜アニメや、たまっている番組を見たりしてからパソコンに向かう。
 昼食後、午睡。夕刻アラームで起きて、すぐに着替えて鼻ポンプの内科に。とりあえず治療再開ということで来月まで様子を見てみることに。
 帰宅したら、注文してあったWiFiルータが届いていたので、すぐにセッティングする。実は、スマホのOSのヴァージョンアップをしたら、通信量が多くなったみたいで、パケット料の上限を超えてしまうようになった。それならば今度こそ自宅のWiFi環境を整えねばということで、いろいろと調べて比較的安くて我が家のスケールにあうルータを選び、ネット上の口コミも調べて間違いのなさそうなルータを購入したのです。
 セッティングは思うてたよりも早く終わったけれど、ルータをどこに置くかとかいろいろ時間がかかった。やっととりあえずおける位置が決まったので、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。BSフジで完全中継を見る。地上波ではカンテレ。カンテレは途中で中継が終わるので、BSフジで録画したんやけれど、中継の中身はカンテレと同じもの。
 タイガースは打線が小刻みな継投に抑えられ、守備のミスも多く、一方的に負けてしもうた。まあ、明日は西純矢が好投してなんとか勝ってくれるでしょう。
 試合終了後は少し読書。パソコンは無線LANもできる機種なんやけれど、うまく接続せんので、今は一時的にWiFiからケーブルを抜いて接続。これもなんとかせんならんなあ。
 とにかくこれで自宅でDAZNの配信をパケ料を気にせず見られる。妻はさっそくスマホのOSのヴァージョンアップをしていた。むろん外出時には普通に通信量がかかるからそこは気をつけんとあかんところなんやけれどね。

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扉の影の女 [読書全般]

 今日は定休日。午前中は例によってアニメを見たりパソコンに向かうたりして過ごす。
 午睡してたら、スマホから何度もアラート音が鳴り、起こされる。そうやった。今日は大阪は防災訓練ということで午後から一方的にアラートを送ってくる日やった。定休日やし、授業と関係ないから忘れてた。例年やと授業中にアラート音が鳴り、防災に関する指導をしたりするから気をつけていたんやけどね。
 台風の影響か、むやみにだるい。夕刻起きてきたら外は豪雨。しばらくしたらやんだけれど。しばらくこんな感じの天気が続くのかな。
 社説のダウンロードなどをしてから、ナイター中継を見る。地上波ではytvが2時間ほど中継しているけれど、BS1で完全中継があり、そちらを見る。試合は引き分け。とはいえ9回を迎えた時点では2点差で勝ってたんやから、もったいなかったな。
 横溝正史「扉の影の女」(角川文庫)読了。表題作と短編1本を収録。表題作は金田一耕助のところにバーの女給が相談にくるところから始まる。恋敵の死体を発見したけれど、その死体が消えていたという相談。その恋敵の死体は川に捨てられていた。配下として使うている多門修という人物に情報収集をさせたり、金田一を財界の大物と対峙させたりと他の作品とは違う新機軸を打ち出している。警察に全面協力するのではない、金田一の別の顔を描きたかったということか。そのため、殺人事件の真犯人の追及よりも、依頼人とその彼氏の無実を保証するということが主眼目になっていて、真犯人とその殺人の手口に関しては「蛇足」として書き添えているだけ。ミステリとしてはかなり異色な作品ですね。短編「鏡が浦の殺人」はトリックなどに特に目新しいところはないけれど、登場人物が読唇術を使うて殺人計画があることを知り警戒していたなど、興味深いポイントがいくつかあった。いずれも全盛期を過ぎてから書かれたものなんで、いろいろと新しいことに挑戦しようとしているんやなあと感じさせた。それが必ずしも成功しているとは言い難いんやけれどもね。

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互換性なし [教育]

 今日から9月。授業も6時間フルとなる。私は午前中の2コマのみ。
 1時間目、「歴史新聞」作成の最終日。生徒は一人あたり1台ずつ貸し出されているタブレット「クロームブック」を使い、歴史上の人物についてグーグルで検索して調べたり、あるいはグーグルクロームのワープロソフトで文書作成をしたりする。当初、pdfファイルの形式で保存させて私のUSBメモリにコピーさせるつもりやった。なにしろ私らの使用しているパソコンのOSはwindowsなんで、グーグルクロームとの互換性がないのです。そやから互換性のあるpdfファイルにさせたんやけれど、だいたいクロームブックなる者を私は使いこなせんから、生徒からどう保存するかと聞かれてもまともに答えられんありさま。
 結局、午後のホームルームの時間に「グーグルクラスルーム」のサイトに設置した授業用のフォルダに保存させておくことになった。それはええんやけれど、今度はこれを私が何らかの形でプリントアウトして評価をつけんならん。「GIGAハイスクール構想」なる事業でタブレットを使用した授業を推奨させるのはええけれど、教員にもクロームブックを同じように使わせてくれんと指導が難しいやないですか。大阪府教育庁にはなんとかしていただきたいものです。
 4時間目に映画「アイ・アム・サム」を最後まで見せる。しっかりと見ていてくれた生徒たちはいろいろと考えて感想を書いてくれていたので、非常によかった。さて、次は何を見せようか。いや、もう決めてあるのですけれどね。
 午後は月曜の授業のための準備を中心にずっと事務作業。お山の学校周辺は朝から豪雨と小雨の繰り返し。幸い通勤時には小雨やったんで持っていった傘を使うことはなかったけれど、自転車通学の生徒たちはずぶぬれになり体操服に着替えたりしていて大変そうやった。
 定時に退出し、帰宅後、サンテレビでナイター中継を見る。解説は掛布さんと阪急ブレーブスのエースでタイガースやファイターズなど様々な球団で投手コーチをつとめた佐藤義則さん。この組み合わせも初めて。いろいろと興味深い話も聞けて、ローカル放送にはもったいない布陣でした。試合途中に豪雨で中断し、再開したら5分ともたずに中断。結局降雨コールド勝ちに。試合終了後は少し読書していたが、さすがに疲れてうたた寝してしもうた。最後まで読み切ってから日記を書くつもりやったけれど、断念。明日こそ読み切ってしまおう。

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