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痛いまばたき [日常生活]

 昨日、仕事で地域の作業所に行く用があり、職場から自転車こいで汗かいて、暖房がまだきいてへんところにいたら汗が冷え、それ以来体調が悪い。
 昨晩寝る前に、まばたきしたらなんとなく左目に違和感があったんやけれど、今朝起きたら明らかに痛い。鏡を見たら、それほど目立たんけれど、左目の下まぶたが少しふくらんでいる。普通「目ばちこ」(京都では「目いぼ」、東京では「ものもらい」というのかな)は上のまぶたにできるものなんと違うのか。
 疲れ目かなあ。しかたないなあ。炎症を少しでも食い止められんかとしばしば目薬をさす。はれはまだひかないけれど、痛みは少しましになったかな。
 今日、帰宅して背中の筋肉に張りがあるのを感じた。熱が出始めているのかもしれん。隣の席の同僚は時々席を立って廊下に出て「ごへっ、ぐおっほ、ぐおほほっ!」と実にえぐいえぐい咳をしている。風邪がうつっていても不思議やない。週末で体も疲れきってるし、この連休は体をよく休めんならんな。
 あ、まばたきしたら痛痒くなってきたぞ。痛みが痒みに転じたということは多少ましになりつつあるということか。パソコンのモニターなんて目の疲れるものを見つめるのはやめて早く寝よう。


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草原と吉弥 [テレビ全般]

 今日のドラマ「ちりとてちん」には泣かされた。師匠の徒然亭草若が隠していた病が弟子たちに知れてしまい、5人5様に哀しみを表現するという展開やったんやけれど、特に筆頭弟子の徒然亭草原を見ていると、真実の哀しみが迫ってくるみたいやった。
 草原は出番前の楽屋で、なんとか笑い顔を作ろうと鏡に向っている。無理に笑う顔は震え、両手の指先で口元をつりあげて笑っているような形にしようとする。
 これだけやったら、特に凝った演出というわけやない。泣かされたのは、草原を演じてるんが桂吉弥さんやということや。吉弥さんはほんまに自分の師匠を病気で亡くしている。そう、桂吉朝師匠です。視聴者すべてがそのことを知ってるわけやなかろうと思うけれど、実際に師匠をなくし、ドラマとはいえ2人目の師匠とも死別する。役作りをするときに、吉朝師匠のことが脳裏をよぎったんやないかと思うと、その芝居がものすごくきつくリアリティをともなってこちらの胸に迫ってくる。
 ほんまはどうかわからんよ。そやけど、大なり小なり現実と芝居がオーバーラップしたやろうと思うんですよ。
 草原は大きい声をあげて泣かない。ただ、笑おうとすればするほど口元がゆがむ。そこにリアルな「哀しみ」を感じた視聴者は多かったんやないか。
 これは5人の弟子役のうち、吉弥さんにしか表現でけんレベルの芝居やと思うた。草原と吉弥さんがダブって見えて、こちらも胸がかきむしられるような「哀しみ」を感じた。
 お手軽に登場人物を難病にかからせて殺しては「感動」を売り物にするドラマとは、レベルが違う。「感動」なんていう手垢のついた言葉では表現したくないな。


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口は災いの門 [日常生活]

 本日、新大阪府知事が就任。いろいろと書きたくなるようなネタを毎日のように提供してくれる人ですね。いいたいことは数あれど、口は災いの門とやら。というわけで、ここには書きません。わかるね。


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マーラーあれこれ [音楽]

 マーラーの交響曲のCDはわりとあれこれ持っていて、例えばバーンスタイン指揮のものを聴くと胸が張り裂けんばかりの苦しさを感じ、クーベリックのものを聴くとあたたかな哀しみが心を打ち、ショルティ指揮のものを聴くとストレスがぶっ飛ぶような音響が頭に響き、カラヤン指揮のものを聴くと旋律の美しさに血液がさらさらになり、マゼール指揮のものを聴くと苦味のあるユーモアが黒く忍び寄り、テンシュテット指揮のものを聴くと魂を素手でつかまれたような感触が残る。
 ところが、ブーレーズ指揮のものを聴いているとそんな感情的ななにかは迫ってこず、曲の構造だけがくっきり表れてくるみたいな気がするのです。これはこれですごいことやなあ。
 まあ、これはあくまで私の個人的な感想でありますが、ものを書くときに流しておくにはカラヤン指揮かブーレーズ指揮のものがよろしいです。他の指揮者のものを流していると、つい書く手が止まってしまうので。
 ちなみに今BGMにしているのはブーレーズ指揮ベルリン・シュターツカペルレ他の交響曲第8番です。集中して聴けばマーラーの音楽の構造がきれいに見えてくるんやろうけれど、ただ流しておくだけやと「おっ」とか「やっ」とか「ぎゃっ」とか思わずにすむのでよろしいですね。ブーレーズのファンのみなさんごめんなさい。これはあくまで私の主観ですので。


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落語ブームは本物? [演芸]

 いや驚いた。吉本興業が落語の寄席を開くらしい。吉本興業というと、戦前戦後とも林正之助を中心に落語に冷や飯を食らわしてきたという歴史がある。それが寄席ですか。以下、朝日新聞の記事より引用。

“吉本興業グループは3月3日から落語寄席を大阪・梅田にある劇場「うめだ花月」(190席)で開く、と4日発表した。同じ北区内にある上方落語の定席「天満天神繁昌(はんじょう)亭」(216席)と同じ時間帯での公演を計画。(中略)同グループによると、この寄席は「梅田花月『花形落語寄席』」と銘打ち、月~金曜の午後1時から約2時間、祝日は午前10時から開く。出演は吉本興業所属の中堅・若手の落語家が中心で、落語6席程度にマジックなどの色物芸を加えた公演を予定。(後略)”

 つまり、天満天神繁昌亭の昼席にもろにぶつけるというわけですな。それだけ落語の定席が盛況で、商売になると見込んだんやろう。そやからというて天満天神繁昌亭に吉本所属の落語家を出さんというわけやなかろうから、繁昌亭の常時満席状態の緩和につながるかもしれん。
 東京みたいに複数の定席があったらええのにと思うていただけに、これは朗報かもしれん。あの落語嫌いの吉本興業が手を出してきたということは、いわゆる「落語ブーム」たらいうやつは本物なんかもしれん。これをブームに終わらせんためにも、繁昌亭と梅田花月が切磋琢磨する形で落語を盛り上げていってくれたらいいのにな。
 もっとも、平日の梅田花月はふだん使用してないから使わんのはもったいないという合理的な発想から、昼でもお年寄りが来る落語をやらせてなるべく空きの時間のないようにということなんかもしれん。
 まあそれでもええわ。とにかく寄席が増えるにこしたことはないもんね。ただ心配なのは、吉本が思うていたよりも花月に落語の客が来なんだ場合やな。そうなるとあっさりやめてしまうかもしれん。吉本は繁昌亭の前でチラシを配ったりしてどんどん客を集めていただきたい。今、「落語ブーム」と言われているうちに攻めの姿勢でファンを増やし、定着させてほしいものです。


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節分豆の量 [季節ネタ]

 今日は節分。妻がいわしを焼いて丼にしてくれたり、食後に豆を年の数だけ食べたりして縁起をかつぐ。
 あ、恵方巻きというやつは今年も食べてませんよ。自分の育ってきたところにそういう風習はなかったんやから、海苔巻きを丸かぶりする義理も何もありません。
 で、豆です。丼のおかわりをするかときかれてことわった。さすがにそのあと豆を47個も食べるというのに、おかわりはきついと判断したため。判断は正しかった。大豆というのはなかなか腹にこたえますな。ご飯のおかわりをしたのと変わらん。というよりも、それ以上に食べたんと違うか。
 ところで、この節分用の「福豆」というのはぽりぽり食べてるとなかなかおいしい。毎年思うんやけれど、季節問わず売ってくれんかな。小腹がすいたときのおやつにちょうどええ。というても、この時期以外は買う人も少ないやろうから、採算が取られへんか。まだ売っていたら妻に1袋くらい買い置きしおいてもらおう。


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運動家の落とし穴 [教育]

 今日は私の勤務している学校のある地域の団体が主催する「障害児教育フォーラム」に行った。講師は元小学校の先生で、地域の小中学校に障害児を通わせる運動をやってきた方。
 運動についてはベテランらしいけれど、この方の養護学校批判はなんか的外れという感じで、実は養護学校については何も知らんのと違うかという気がした。レジュメのプロフィールを見ると養護学校の勤務経験はないらしい。やっぱりね。
 批判をするならその相手のことをもっとしっかり知っておいてほしいなあ、とか、その程度の批判やと養護学校の教員にやったら軽く論破されるぞ、てなことを思いながら聞いていた。
 私は9年間養護学校に勤務し、しかも新しい学校の創立やとか、めったにでけん経験もさせてもろうた。知的障害の養護学校については、どこを批判すべきかある程度わかっている。それ以外の盲学校や聾学校となるとわからんことの方が多いけれど。
 運動家をやってきた先生の陥りやすい落とし穴かなあ。自分の立場を絶対的に肯定してへんと運動はでけん。そやから敵対者(と自分が思うている)への批判も自分の信念と違うというただその一点を根拠に批判してしまう。冷静さを失うているというか客観視でけんようになるというか。
 批判するというのは簡単なように見えて難しいものやなあと改めて実感したのでありました。


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あぶさん引退 [プロ野球]

 いよいよキャンプインやね。スポーツ新聞にもユニフォーム姿の選手の写真が載るようになるんやね。自主トレ期間中はユニフォームは着たらあかんので、練習している選手はみんなジャージ姿。なんやしっくりきまへんな。
 そんな中で衝撃のニュースが! ホークスのあぶさんこと景浦安武選手が引退するというのがそれ。以下、スポーツ報知のサイトより引用。

“ビッグコミック・オリジナル(小学館)で35年にわたって連載中の長寿漫画「あぶさん」の主人公、ソフトバンク・景浦安武外野手(61)が、今季限りで引退する意向を固めていることが31日、分かった。後見人(原作者)の水島新司さん(68)が明かしたもので、今季は代打に専念し、巨人と日本シリーズを争う“有終の美”を夢想している”

 いやはや。あぶさんってもう61歳やったんやね。南海ホークスに入団した時点で社会人野球を経ていたから20歳は過ぎていたはず。それが1970年代前半のことやから、確かに還暦を過ぎていてもおかしくない。
 あぶさんの漫画は長いこと読んでないなあ。というか、代打男の哀感が漂っていた時期は好きやったんやけれど、三冠王をとったあたりから水島さんの思い入れがもともとの設定を壊してしまうようになったと感じて、醒めた目で見るようになったんやね。
 酒ばかり飲んでいるから持久力がなく、代打ならすばらしいけれど先発出場して守備についたりしたら4打席目あたりはバットが波を打ってしまう。その設定が絶妙やったのに、スーパーマンみたいになってしもうたんやから。
 水島さんの漫画では「野球狂の詩」で、“よれよれ18番”岩田鉄五郎が50代で「にょほほほほ~」というて投げていたのに、還暦を過ぎたあぶさんは20代の頃よりも若々しい。野村克也監督が現役の時代から読んでいた私には、ちょっとついていかれん世界です。監督でさえ還暦を過ぎると「老監督」扱いされるのに、ねえ。
 ともあれ記録的な長さで現役を続けたあぶさんには、野球の殿堂に特別に入れてあげてもええんやないかと思う。そこまでしゅれの通じる世界やないかもしれんけれど、日本ならではということでどうでしょうか。
 というか、あぶさんより先に作者の水島新司さんが殿堂入りしてもおかしくないな。野球漫画をこれだけ書き続け、子どもに野球のおもしろさを教えてくれた人は他にはいてへんもん。あ、これ「週刊ベースボール」の投稿欄で提案してみようかな。


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