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昔はよかったか [日常生活]

 今日は休暇をとって、正月休みを一日だけ増やしております。午前中に出し遅れの年賀状を投函しにいき、ついでに本日発売の週刊誌の立ち読みなど。たいした記事はなし。そらまあそうやね。今日発売ということは、記事はすべて昨年内に書かれたものなんやから。
 政界を引退するお歴々のメッセージはたいていは「昔はよかった」というようなことばかり書いている。ほんまに「昔はよかった」のか。ちゃんと検証してよと思う。
 この方たちが第一線で活躍していた時にやったことのつけが今日の体たらくを招いているといえなくもないわけやからね。むろん、みなさん信念を持って政界という修羅場を生き抜いてきた方ばかりやということは承知の上であるけれどもね。
 昭和はよかったみたいなノスタルジーもまあ良いかもしれんけれど、昭和の後半に子どもから成人を迎えた私らは、21世紀をほんまに迎えられるかどうかという不安を常にかきたてられるような社会状況の中で育ってきたというような感覚がある。
 公害、有害食品、冷戦……。何度も第三次世界大戦の危機が迫り、バラ色の未来と滅亡の未来の2つの予測をつきつけられて育ってきたわけで、そういう意味では原発事故は「ついに滅亡の未来の一端が現実のものとして見せられたか」と恐ろしくなった。
 しんぞう首相なんかそういう恐怖感を味わってきた世代に属すると思うんやけれど、なんか勇ましいことを平気でいうのはなんでなんやろうなあ。未来の首相にと育てられたような人には一般の無力な子どもたちとは物の見方や感じ方そのものが違うということなんかな。

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