前任校の生徒たちへ

　学校のお仕事も、今週で終わり。今年度の仕事をしながら、来年度に向けてあれこれ動くという、だんだんややこしい状況になりつつある。たまっていた仕事をちょこちょこと。
　前任校の先生からメールが来て、今年度の卒業文集に載せる卒業生へのメッセージを書いてほしいとのこと。２年間、いろいろな授業、そして委員会やクラブ活動で接してきた生徒たちやからね。指定された字数では書ききれへん。
　いろいろと文章をいじくっているうちに、あたりさわりのないものになってしもうた。ただ、この１年間はほとんど顔を合わすことのなくなった生徒たちやから、どれだけ成長したのかもわからんし、書きにくい部分はあったね。
　この９ヶ月で、現任校にかなりなじんだし、現在毎週顔を突き合わせて教えている生徒たちとの関係の方が、今の私にとっては大切にせんならんものやから、これは仕方ないこと。
　さて、私のメッセージを読んで、思い出してくれる生徒はどれだけいてるのかな。その反応も見ることはでけんのやからなあ。そう思うとますます書くのが難しくなったのでありました。

進化する年賀状

　本日、「たちよみの会」例会。久しぶりに湯川さんがご家族連れで来て下さった。禁煙席と別れてしもうたので、あまりお話でけなんだけれど、お元気そうでなにより。忘れずに顔を出してくれはったのが嬉しい。今月も古参Ｙ氏が来てくれたけれど、こちらもお仕事の関係であまりゆっくりできず。それでもひとりぼっちの例会を覚悟していただけに、ありがたいことです。
　帰宅してからはテレビを見たりしていたけれど、早目にパソコンに向かい、年賀状の想を練る。というても、ネットから素材を探すということなんですけれど、ただかわいいお猿の絵を貼り付けても仕方ない。
　例えば映画「2001年宇宙の旅」でモノリスを触る猿、とか。なんかこう、今年は進化しますぞという感じでええやないですか。
　１２年前は、手持ちのムックをスキャンして「悟空の大冒険」のエンディングの絵を貼り付けたんやけれど。実は、私は「悟空の大冒険」が大好きなんで、また同じことをしてもええかなと思うていたりもする。
　毎年悩むところですねえ。

計算しつくされた「面白さ」

　今日は月例の医者行き。阪急の特急はなかなか座れず、降りる直前にちょっと座っただけ。帰路は準急がすいていたので、眠たかったこともあって、多少時間がかかってもと、特急はパス。うつうつしかけたところで、男子中学生の集団がどやどや入ってきて、叩き起こされる。運動部の連中が練習が終わって乗って来たらしい。一度目が覚めると、なかなか起きられんもんです。それでも、やかましい中学生たちがほとんど降りて静かになり、またうとうと。はっと目を覚ましたら乗り換え駅。急いで下車する。
　帰宅してもまだ半分寝てたんかな。眠くて眠くてたまらず午睡。夕刻に起きて、妻と昨日録画した「劇場版　妖怪ウォッチ」を見たりする。
　これがなかなかうまくできていて、手放しで面白いかどうかはともかく、大画面で見たら効果的なレイアウト、あきさせない構成。子ども向けやからこそ一切手抜きしない。ただ、ちょっと計算しつくされているなあと、そんな変なところが気にかかる。無茶してへんのですね。そこまでやるか、というのがない。逆にそこが物足りなかったりしたのです。
　もっとも、今のテレビアニメもだいたいシステム化されたようなところがあり、枠をはみ出る面白さみたいなのがあまりないから、それを求めるのは贅沢かもしれん。社会現象的に広がった作品だけに、玩具の売り上げなどなど、そういうもんを考えると冒険はしにくいのかもしれんなあ。

　明日、１２月２０日（日）は、「たちよみの会」例会です。歳末の急がしい時期ですが、多数のご参加をお待ちしています。

イベントとしてのスターウォーズ公開

　昨日の忘年会で、若い女性の同僚がスターウォーズの大ファンやということが判明した。
　とにかくしゃべりだしたら止まらん。年齢的には、第１作が公開された時にはまだ産まれてへん人やから、その時の狂騒的なムードとか、そういうのは知らんのですね。ものごころついた時には、もう最初の３作は公開されたあとやろう。
　ということは、「エピソード１」が公開されたくらいに初めて出会うたんかな。
　私はあの頃は中学生。淀川長治さんが、「久しぶりに理屈抜きに楽しめる娯楽活劇」という評を書いていたのを覚えている。高校受験のため、第１作は見られんで、「帝国の逆襲」を先に見たんやったと思う。そのあと、劇場で日本語吹き替え版を見たのかな。
　で、「ジェダイの復讐」（今は「ジェダイの帰還」とタイトルが変わってるんやね）で、「こらあかん」と思い、その後に作られたのはまだ見てへん。ＢＳで放送されたのを録画したけれど、まだハードディスクに残っている。
　正直、今回の騒ぎ方には違和感を覚えるなあ。そこまで騒ぐほど面白いかねえ、あのシリーズ。私はあの頃のＳＦ映画やったら「エイリアン」の方が面白いと思うんやけれど。
　公開されることが、それだけでイベントになっているという、ディズニーの戦略が当たったということなんかな。なんかようわかりませんわ。

　１２月２０日（日）は、「たちよみの会」例会です。歳末の急がしい時期ですが、多数のご参加をお待ちしています。

澤穂希の引退

　今日のスポーツ紙の一面は、女子サッカー選手の澤穂希さんの引退。ようやったと思いますよ。私のようなサッカーに関心のない者でも、澤さんがどんなに大変なことをしてきたかくらいわかるんやから。結婚もしたし、年齢的にもちょうど退き時と考えてもおかしくはないよね。
　そやのに、新聞に載ってるコメントには「リオ五輪までがんばってほしかった」なんてものがあったりする。そらまあ、女子サッカーチームの精神的支柱やから、まだまだやめてほしくないという気持ちはわかるけど、こればっかりは本人が決めること。好きにさしたりいな、と思う。
　私は、今日である程度仕事は一段落。夜は教科の忘年会。ちょっと飲みすぎたかな。足元がふらつくまで飲むのは久しぶり。お開きの時間は早かったけれど、タクシーで帰宅。帰宅後、パソコンに向かいつつうとうと。今はかなり醒めてきました。いやいや、楽しいお酒はいいなあ。

　１２月２０日（日）は、「たちよみの会」例会です。歳末の急がしい時期ですが、多数のご参加をお待ちしています。

寝ぼけて恵美須町

　午前中は、授業の合間を縫うように、先日来の事務作業を仕上げてしまう。やれやれ、ちょっと肩の荷が下りた。
　午前中の授業が終わるとすぐに退出。安孫子の「大阪府教育センター」へ支援教育報告会を聞きに行くというお仕事であります。昼食はバスの中で「玄米ブラン」や「ソイジョイ」などをかじる。職場でとっていたんでは、報告会に間に合わんのです。
　電車に乗り換え、寝る。動物園前駅で堺筋線から御堂筋線に乗り換える予定で、乗車時間がそこそこあるので安心して寝た。日本橋駅あたりでどやどやと人が降りる物音がして目が覚める。ただし、かなり寝ぼけていた。はっと気がつくと駅の壁面に絵が描いてある。これは動物園前駅やないかと思い、あわてて降りたら恵美須町駅やった。うーむ。
　壁をよく見たら、動物の絵やなく「福」とか「笑」などの字を貼り混ぜた壁画でした。寝ぼけているから絵らしきものに反応してしもうたのですね。動物園前駅のひとつ前やったので、次に来た電車を待つ。
　教育センターには少々遅刻。もっとも、間違えて降りなんでも遅刻することは織り込み済みやったんで、大失敗ということはなかったけれど。寝過ごして乗り過ごすよりはまし、といったところかな。事務作業がすんだんで、ほっとしてたのかもしれんねえ。

　１２月２０日（日）は、「たちよみの会」例会です。歳末の急がしい時期ですが、多数のご参加をお待ちしています。

今年は「安」？

　今日から授業再開。いきなりフル稼働に加え、昨日の続きで事務作業も。根をつめすぎるのもいかんのだよなあ。
　ニュースサイトで、恒例の「今年の漢字」を清水寺で書いている記事を見る。
　今年の漢字は「安」。そうかあ？　今年はＩＳが日本人の活動家を殺したり、そこらじゅうでテロ行為があり、参戦法が可決されたりで、とても「安」なんて気分にはならんぞ。
　なんでも「安保法案」と「安心して下さい、はいてます」の「安」らしい。
　二位に入ったのは「爆」で、こちらの方がしっくりくる。「爆買い」に「自爆テロ」で、「今年の漢字」としてはしっくりくる。
　しんぞう総理は喜んでるらしい。まあ、「安倍」の「安」でもあるからねえ。
　まあ、総理一人勝ちの年やったという意味では「安倍」の「安」は今年の漢字としてふさわしいかもしれんが。なんか嫌やけどね。
　年末にあまり暗いイメージの漢字は選びたくないということなんかなあ。そやけど、何年か後にふりかえって、「2015年の漢字は『安』でした」と言われてもあまりピンとこんのやないかと思うが、如何。

ごほうびは続く

　今日は午後からパソコンに向かい、事務作業を黙々とこなす。かなり集中してなんとか一段落。まだ明日も続きはあるけれど、一番肝心な作業はすんだ。
　そのかわり、帰路はもうへろへろ。私の仕事の常として、集中してやる時はぶっ続けで一気に片付ける。その分反動もきついのです。最寄駅に向かう地下鉄に乗り替えたら、「せんせー」と私を呼ぶ女性が！　なんと、前任校で初めて卒業させた担任のクラスの教え子やないですか。しかも、卒業後も自立支援コースのサポーターをしてもろうたりと、いろいろと関わりのあった教え子なのです。
　実家は私の最寄り駅のすぐ近く。前にも一度最寄駅の近くで会うた事がある。それ以来、何年ぶりかなあ。
　聞けば、今は岡山で町おこしのＮＰＯ法人立ち上げに関わっているんやとか。大学でも福祉を学び、社会参加に熱心な子やったけれど、今もまだまだアクティブなのですね。
「先生、なんか疲れてる感じ」。
　そうですよ、疲労の極みみたいな状態やったのですよ。そういう時に、こんなふうに偶然出会い、なんか元気をもろうたよ。
　これもまたごほうびですね。こんなにごほうびが続くんやもんな。明日もまた気持ちを入れ替えて仕事ができそうです。

教師のごほうび

　今日は、夜から教え子のクラス会に呼ばれて、梅田は茶屋町に。
　前任校で３学年持ち上がって卒業させた生徒たちであります。前任校は２年生から３年生に上がる時にはクラス替えがなく、２年間は担任をもつことになる。加えて、１年生の時にも担任やった生徒は、３年間、私が担任をもち続けたことになるのです。
　彼ら彼女らは卒業後４年目。４年制大学に進学した教え子は、今年３月で卒業。就職が決まった生徒もいてるし、これからという生徒もいてる。
　短大を出てすぐに小学校の先生になった者、４年生なので、来年度から小学校の教師になる者。看護師の国家試験の結果待ちという者。もう看護師として病院で働いている者。地元の信金に就職が決まった者。設計事務所で事務をしている者。一浪したため、まだ学生という者。建築事務所に就職し、東京に行く者。営業職に着く者。留年して、５年目も大学に通う者。
　来ていない教え子の消息も聞くことができた。
　昔話よりも、近況や、今後のことについての話題が主になるのは、彼ら彼女らがまだ若いからやなあ。
　こういう席に呼んでもらい、元気な姿を見せてもらえるのは、教師としてはごほうびみたいなものですね。私もかつてクラス会で亡き恩師と酒を酌み交わしたもんやけれど、あの時の先生もこんな気持ちやったんかな。
　帰宅して、妻に「嬉しそうやね」と言われた。そんなににまにましていたのかな。「先生の顔やね」。そうやなあ、先生やもんなあ。
　これで明日からまたリフレッシュして仕事ができそう。いい一夜を過ごすことができました。ありがたいことです。

ヤングブラックジャック

　朝食後、録画していた深夜アニメ「ヤング・ブラックジャック」「ノラガミ」など、朝から放送の「いとしのムーコ」などを見てから、少し寝る。昼食後、午睡。寝ている間に妻は諸般の事情で実家に。一人寂しくパソコンに向かい、持ち帰り仕事の教材作成などを行う。
　というわけで、寝てるのとテレビ見てるのとパソコンに向かっているのとで１日を過ごす。腋腹凝りは治らず。昨日の認知行動運動のせいか、内股は筋肉痛を起こすしているし、ほんまにきついです。風邪ひきは薬と午睡の効果かわりとましになった。
　ところで「ヤング・ブラックジャック」はなかなかうまくできているなあ。「ブラックジャック」で手塚さんは間黒男がなぜあれだけの腕をもちながら無免許医をしているのか、肝心なところをほとんど説明してへんのやけれど、医学生時代のブラックジャックを描くことで、間黒男がなぜ「ブラックジャック」になったかをきちんと説明している。
　手塚作品のスターシステムもちゃんと使用し、ぴったりのキャスティングで物語を進めている。ベトナム戦争や学生運動などの時代背景もうまく処理しているし、なにより手塚治虫へのリスペクトがちゃんとなされているのがいい。
　ところで、昨晩放送の分、エンドカードの絵を漫画家の田中圭一さんが書いていて、「おそ松さん」たちが「ブラックジャック」の格好をしているというおもわず脱力してしまう絵。いやー。さすが田中圭一！　手塚と赤塚の融合なんてできるのはこの人しかいてませんな。