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星の王子さま(谷川かおる・訳) [読書全般]

 今日も完全休養日。朝はテレビ漬け。昼食後、一幅つけにベランダに出、椅子に座ってスマホをいじりながら灰皿がわりの缶に手をのばしたら、腰に痛みが走った。やったかな? と思い、ゆっくりと立ってみる。背筋をのばすと痛みはない。二三歩歩いてみたけど痛みはない。もう一度椅子に腰かけようとしたら、痛い。動かす時に痛む。
 これは経験したことのある痛みやね。肩こりや背中の張りがきつくなった時に、腰までくるやつ。コルセットをしてたら動いても痛まんやつ。
 とりあえず午睡し、起きてからどうなるか確かめる。やはり痛い。夕食前、妻に背中を押してもらう。少しはほぐれたけれど、まだ動く時には痛みが残っている。本を読みながら肩こり体操などをしてみる。明朝どうなるか。痛みがひどくなってたら、仕事を休んでマッサージでもしてもらうか。
 サン=テグジュペリ/谷川かおる・訳「星の王子さま」(ポプラポケット文庫)読了。内藤訳以外は大人向けに訳されたものをずっと読んできたけれど、ここで児童書の訳に立ち返って見ることにした。訳者は深大寺かおる名義で「キャット・ギャラリー 猫の贈り物」なる著書もある方やそうです。内藤訳のいささか古めかしい言い回しや、癖のあるセリフなどを洗い直して、現代の子どもにもわかりやすく読めるようにした、という印象。基本的には内藤訳と王子さまやパイロット、キツネやヘビたちの性格づけなどは変えていない。そういう意味では新しい発見はないものの、児童書としては非常にていねいで読みやすい訳になっていると思う。書店で岩波少年文庫版がなくて、本書があったとしても、安心してお薦めできる。子どものころに初めて出会う「星の王子さま」としてはむしろ癖のある内藤訳よりもええかもしれんね。管訳の「角川つばさ文庫」と並んでいたら、迷わずこちらを買うべきですね。なにしろ管訳は「ちび王子」やからなあ。さて、毎日読み続けてきた「星の王子さま」翻訳比べも明日で終了。今後も新訳は出るかもしれんけれど、この日記で御紹介したものが基本的にはずっと残っていくことになるんやろうと思う。

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