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前評判と阪神巨人 [プロ野球]

 シーズンは長い。好調の時もあれば不調の時もある。
 シーズンに入る前にわがタイガースは週刊誌などにボロカスに書かれていた。
 選手たちは城島の加入で派閥ができて内紛状態になり、フロント不信が高まってチームは空中分解を起こしている。真弓監督は無能で金本に遠慮してなにもでけん。
 ジャイアンツはチーム全体が一丸となり山口の先発転向は長い目で見て大成功、リリーフ左腕は金刃が十分に山口の代役を果たすし、もし果たせなくても豊田小林雅M中村らベテランが大活躍する。開幕からぶっちぎりのダッシュをかける。
 144試合すべて終わらんとどうなるかわからんのは承知で書きます。
 ざまあみろ。
 タイガースは4勝1敗、しかも金本1本城島1本マートン1本桜井2本ブラゼル3本とホームラン打ちまくり。先発投手陣はまだ本調子やないけど、リリーフ陣はみごとな結果を出している。
 ジャイアンツは2勝3敗。先発は早い回に崩れ、リリーフは打ちこまれ、打線がなんぼ点をとっても持ちこたえられん。頼りになるのはリリーフの越智一人。今日なんか一打サヨナラという大事な場面で土本というほとんど実績のない投手に任せんとあかん惨状。
 ずっとこの調子でいくとは思わんけど、一度リズムが乱れ歯車がかみ合わなくなるとチーム内に不協和音が出て建て直すのに時間がかかる。相撲でも出だしで取りこぼした横綱が立ち直る前にまた星を落とすことは多い。勝負事というのはそういうものらしい。
 で、チームの選手間でうまくいってへんでも、勝ってたら自然に「和」はできると、これは江夏豊さんが言うてはった。
 というわけで、せめて4月いっぱいまではこの調子が両チームとも続いてほしい。それくらいのハンデがあってもジャイアンツは現在の球界では最強のチームやと各評論家の皆さん方がいうてはったから、ええんと違うん。
 このまま10月まで行ってくれたらええのになあ。いひひひひ。

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「ゲゲゲの女房」開始 [テレビ全般]

 NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を月曜から見ている。今日の新聞では第1回の視聴率は前年度の「ウェルかめ」より悪かったということで、なんかおもろない話みたいなイメージがつきそうやけれど、2回見た感触ではそんなに出来は悪くないと思うなあ。
「なんやこれ、そんなわけあるかい」といいたくなるような強引な展開やら過剰な演出はなく、子役の「女房」が妖怪につけられてる場面のアニメーション合成も非常に自然な感じ。
 めちゃくちゃ面白く次回が楽しみで仕方ないというほどやないけれど、視聴率が悪いと騒ぎ立てるほどのものでもなかろう。おそらく8時15分開始が8時開始になったんで、時計代わりにテレビをつけている人が見忘れたんやないかなあ。これ、まだ第2回の視聴率は出てへんけど、第1回と第2回の視聴率を比べたらどうなるのかというところまでやらんとあかんのと違うかな。
 ほんまは視聴率なんか気にせずに質の高いものを制作するというのがNHKの役割やと思うから、民放みたいに広告代理店やスポンサーが騒ぐこともないんやし、半年間じっくりと奥さんから見た水木しげる先生の半生を描きだしてほしいと思う。

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今度は家なき子と再会 [テレビアニメ]

 愛すれどTigers「城島大活躍で開幕2連勝」を更新しました。

 KBS京都テレビは「アニメでおはよう」と称して曜日変わりで毎朝7時半に昔のアニメを放送している。今週から番組が次々と交代。月曜の朝は出崎統監督の「家なき子」が始まった。
 フジ系の世界名作劇場に対抗して日テレ系で開始された名作枠で、「家なき子」「宝島」と続いてそこで終わったのね。私は「宝島」が大好きやった。「家なき子」はあまりちゃんと見てなんだ。この際やからきちっと見直してみようかなと(深夜アニメでいっぱいいっぱいのくせに)「赤毛のアン」に続いて「家なき子」も見ることにした。
 懐かしいなあ。「立体アニメーション」とクレジットされてるぞ。そうそう、特殊な眼鏡をかけると浮きだし、眼鏡を使用しなくても立体感が味わえるというふれこみで作られたんやったなあ。そのせいか背景の雲がやたら動いたりして今見るとけったいな具合ですわ。
 それでも高畑勲、宮崎駿路線とはまた違うダイナミックな出崎演出は今見なおしてもかなりひきつけるものがある。「家なき子」という素材では有効に発揮でけなんだ力が次の「宝島」ではぴったり合うたんやなあと、昔も感じたのを再確認した次第。
 ナレーションの声と語り口がどこかで聞いたものやなあと思うたら、宇野重吉さん。これはかなり値打ちもんかもしれませんぞ。
 サンテレビとKBS京都はこの調子で埋もれかけた名作をどんどん再放送して今の子どもたちに豊饒なアニメ文化を伝え続けていただきたいものです。

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亡き友へ [追悼]

大相撲小言場所「春場所をふりかえって~白鵬全勝、把瑠都大関へ~」 を更新しました。

 昨年亡くなった、かげぼしくん。今日は君を偲んで高校時代のクラブの先輩や友だちや後輩たちが京都に集まってくれたよ。
 おがわさとしくんが声をかけたら、何年も顔を合わせていなかったみんなが来てくれたよ。
 今回初めて君の亡くなったことを知った人たちは、みんなショックと寂しさを隠しきれなかったというていたよ。
 私も昨年、死去の一報をおがわくんからもろうたときの衝撃を思い出したよ。
 そして、中学、高校時代の楽しかった思い出がまた蘇ってきたよ。
 君とおがわくんとわたしと、3人いっしょに漫画やアニメや特撮やその他いろんな話をしたよなあ。
 今回は場所取りで私も少しお手伝いをさせてもろうたよ。
 人の思い出に残っている間は、その人は亡くなってへんとよう言うよね。
 今日も君がいっしょにいてたんやなあ。出席した者それぞれの記憶といっしょに。
 楽しいひと時やったよ。
 思い出の中の君も楽しんでくれたかな。
 また君と会うために、みんなで集まりたいね。

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厄払い [日常生活]

 昨年は私も妻もいろいろとしんどい1年を送って非常にきつかった。これだけしんどいのが重なると、気分を切り替えたくなるもの。ふだん神信心などしない私らでも、溺れる者は藁をもつかむの心境になる。
 というわけで、岳父の喪が明けた先月から時間ができたら神社で厄払いをしてもらおうというておった。やっと二人の都合と体調と天気があい、午後から出かける。地元の神社にいきなり押しかけ、「厄払いしてほしいんですけど」というと、神主さんは驚いてはいはったけれどすぐに支度をしてくれて、厄を払うてもろうた。
 祝詞に名前を織り込み「つらきことを消し去り……」という文句を聞いたとき、「ほんまにつらかった、しんどかった……」とこの1年のことが脳裏をよぎる。それだけに厄払いが終わったあとはなんか気持ちが楽になった。言霊というけれど、言葉の力というのはすごいなあ。
 妻はさっそくご利益。帰り道、交差点で信号待ちをしていたら自転車のかごに入った犬がすぐそばに。犬好きの妻が触りたそうにしていたら、ご主人のおっちゃんが自転車を少し近づけてくれはった。妻は喜んで犬の頭やら顔やらなでまわし、満足の笑み。偶然とはいえ、気分がよろしいな。私は帰宅してタイガースの試合を見ていたら、城島がサヨナラホームランを放っていい気分。まあこれは私の厄払いの御利益とは関係ないか。
 というわけで、4月からはいい感じで気分を切り替えて臨めそうです。

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2010年型タイガース [プロ野球]

 本日、セ・リーグペナントレース開幕。タイガースはここ に書いたようなかたちで勝ちました。これが2010年型タイガースなんですなあ。
 しかしジョージ・マッケンジー捕手((C)やくみつる)はさすがによう打つなあ。元大リーガーの強力助っ人という感じ。すごいぞジョージ。それでも代打で矢野捕手が打席に立つと、なんかそのままマスクをかぶりそうな気がして、次の回にやたらでかいジョージが守ってるのを見たら「ああ、矢野は守らせてもらわれんのね」と寂しくなってしまうのは、まだ2005年型タイガースの呪縛が私にかかっているということなんでしょう。
 それにしてもヒーローインタビューを担当した読売テレビのアナウンサーは演出過剰やのう。インタビュアーが選手より興奮してどうするの。NHK大相撲中継の吉田アナウンサーの聞き方を見てよく勉強しなさい。あ、刈屋アナウンサーは無理に演出しようとするから見習うたらあかんよ。
 やはりヒーローインタビューはサンテレビの湯浅アナウンサーがうまいと思うぞ。ファンの期待しているところをちゃんとおさえた上で重要なところははずさへん。自分の仕事が忙しくて他局のアナウンサーの仕事ぶりなんか見てられんのやろうけれど、勉強たりまへんな。
 あ、今朝の日刊スポーツ(大阪版)の芸能欄に写真が載っていた「JK21」(タイガースの応援ソングを歌うている)のリーダー城島ゆかり 君は私の勤務校の卒業生で、私も教えたことがあります。彼女の高校時代のニックネームはジョージ。ジョージ・マッケンジー捕手と同姓なので(マッケンジーと違うやないかという突っ込みはなしね)写真入りでとりあげられたらしい。そのうちジョージ捕手と共演したりするかもしれんなあ。

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山中峯太郎版ホームズの魅力 その2 [読書全般]

 前日に引き続き「怪盗ルパン全集」を読んでいる。
 活劇としては面白いけど、ミステリとしてはアンフェアかなあ。子どものころなら手放しで活劇に胸をときめかせていたんやろうけれど、おっさんとしては、正義漢の怪盗というのは魅力がないのね。悪人なら悪の魅力がないとなあ。南洋一郎さんの翻案で、子ども向けに正義漢らしさを強調しているのかもしれんけれど、シャーロック・ホームズに登場する悪人たちの方が魅力的であるなあ。
 南洋一郎というたら戦前の少年向けの小説で「吼える密林」などを書いた人気作家なわけやけれど、このルパン全集の文体も昔の少年向けのものやと読みながら思う。
 とくると、山中峯太郎版ホームズです。こちらの文体もやはり古風というたら古風なんやけれど、南洋一郎よりもぐっとくだけた感じ。
「ははッ。ワトソン君、今回ばかりはぼくを『ヘボ探』とよんでいいぜ」
 ホームズの言葉ですが、「ヘボ探」って、なあ。
「逆にこっちがやられた。ゼロ敗だ」
 野球でいうところの完封負けのことですな。ビクトリア朝時代のイギリス人が「ゼロ敗」なんて言葉を使うかね。
「この時計の持ち主はズベラな性格だね」
 おそらく関西弁でいうところの「すぼら」のことやろうね。「不精」くらいの意味か。「ズベラ」ってどこの方言なんや。ホームズは何県人?
 地の文のワトソンの語り口も全集の初期は口述筆記ということになっていて、「四つの署名」のメアリ・モースタンや「椈屋敷」のバイオレット・ハンタといった女性たちに語りかける口調なんで、非常にくだけている。
 このくだけ具合が非常に心地よかったんですわ。南洋一郎版ルパンの活劇紙芝居調とはまた違う魅力がある。文体に個性が満ちているというところにこの時代の「翻案」の楽しさがあるんやなあ。これが「超訳」という翻訳者の顔の見えない翻案とは違うところですな。最近は古典新訳文庫などでわかりやすく面白く読める新訳ということが強調されたりするけれど、「翻案」の面白さとはまた別次元の問題やしね。
 「翻案」の面白さを満喫できるものというと一番最近でも田中哲弥訳「悪魔の国からこっちへ丁稚」くらいかなあ。あれはぜひどこかで再刊してほしいものです。創元推理文庫あたりでどないですか、小浜君。
 早く南洋一郎版ルパンの復刊が終わって、峯太郎ホームズの復刊となってくれへんかなあ。
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エルロック・ショルメス [読書全般]

 愛すれどTigers「2010年度開幕目前」を更新しました。

 シャーロック・ホームズを全部読み切ったんで、今度はポプラ社文庫から復刊された南洋一郎の「怪盗ルパン全集」に手をつけ始めた。「怪盗紳士」「奇巌城」と読み進め、今は「8・1・3の謎」の途中なんやけれど、ホームズファンの私としてはここに登場する「シャーロック・ホームズ」なる大探偵の描き方で引っかかってしまう。ドイル側がクレームをつけたのもむべなるかな。ルパンの愛人を人質にとり撃ち殺してしまうなんて、ほんまもんのホームズがするはずがない。南洋一郎さんだけやなく堀口大學さんなど名だたる翻訳家がみなこの大探偵を「シャーロック・ホームズ」と表記している。ここはドイル側からクレームをつけられて名前を変えた「エルロック・ショルメス」(英語読みしたら「ホーロック・シャームズ」)とすべきやったと思うなあ。そういえば子どものころに読んだ唯一の「怪盗ルパン」は「怪盗対名探偵」というルパンとホームズが対決する話やったんやけれど、あの時も「こんなんホームズと違う!」と思うたもんです。
 今後新たに怪盗ルパンものを翻訳される方は「ショルメス」と原本通りにしていただきたい。

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相撲場風景2010 [大相撲]


 今年も休日出勤の振り替え日を利用して大阪府立体育会館へ。大相撲春場所10日目を楽しむ。11時30分ごろに体育会館に到着し、当日券売り場の窓口に並ぶ。前に並んでいた老夫婦の旦那の方が、どの席を購入するかを決めずにきていたらしく、窓口の女性に「椅子席Aはよう見えるんか、Bはどうや。SとSSはどう違うんや。升席を買うたら相席になるんか」と質問攻め。それまで列なんかでけてなんだのに、後ろがつっかえて列がのびる。真後ろの私はもういらいら。私は向う正面升席後ろの椅子席Bと決めて並んでたんや。早う入って相撲を見たいんや。ちょっと離れたところにマスクをした貴乃花親方が立っていて、もめごとは解決するのかどうか心配そうに見てはった。あの貴乃花を心配させるようなことをしてるなんて、爺さんは気がついてるわけはないよなあ。
 椅子席の最前列という非常に見やすい場所をとることができて私は満足。弁当を食べると三段目の取組の最中に花道の奥に行って若い力士が出番前にすり足の稽古をしたり手持無沙汰に自分の出番を待っているのを見たりして楽しむ。上の写真は花道の奥から見た土俵であります。下の写真は出番待ちの若い者。

 私の席のまわりは外国人客かお年寄りばかり。お年寄りも通ぶって「十両の相撲は面白くない」とどこかに行く爺さんもいれば、ほとんど予備知識がないので隣の旦那に質問攻め(「ゆたかしんしょう……これどう読むの」みたいな質問ばかり)の奥さんなどなど。フランス人らしい女性二人連れは相撲をけっこうよく知っているらしく、観戦に集中。私の隣に座ったかっぷくのいい何人かわからん(英語をしゃべっていたけど)おっさんはどんな相撲にも歓声をあげてにぎやかで楽しそう。
 幕内土俵入りで旭天鵬が土俵に上がる時に複数の黄色い声がきゃーと叫んでいたけれど、旭天鵬にそんな熱狂的なファンがついているとは知らなんだ。もっとも、本割りの相撲では同じ場所から日馬富士に嬌声があがっていたから、女心は移り気というかなんというか。
 というわけで、今年も楽しく相撲見物ができてよかった。現任校に転勤してから毎年行ってるから8年連続の観戦ということになるか。さあ、明日は白鵬と把瑠都の全勝対決や。明日はテレビの前で寝そべりながら楽しむことにしよう。

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岡田が完封? [プロ野球]

 プロ野球はパ・リーグが早くも開幕し、バファローズが開幕カード3連勝。開幕戦の翌日は、さすがにデイリースポーツでも一面はタイガースやなかった。
 ただ、見出しはどのスポーツ新聞も「岡田」の文字が一番でかい。完封勝利した金子投手が投げてる写真は二面以降。一面は金子と握手している岡田監督の写真ばっかり。
 それにしても日刊スポーツの「岡田 完封」はないやろうと思うたな。完封したんは金子千尋であって岡田彰布と違うんやで。
 つまりこれはバファローズファンに向けての一面と違うんやなあ。もとタイガース監督の岡田監督が勝ったよ、そやからタイガースファンのみなさん新聞買うてね、という見出しですわ。
 なんにしても注目されるのはええことやから、岡田監督を招聘したオリックス球団の目論見はまずは当たったということですな。セ・リーグよりも開幕を一週間早めたパ・リーグの思惑もまあうまいこといったわけです。
 もっともセ・リーグが開幕したら大阪本社のスポーツ新聞の一面は結局タイガース一色になるのやろうね。私はタイガースファンやけれど、タイガースが負けてバファローズが勝った翌日の新聞には今と同じくバファローズを一面にしてあげてね。

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