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避難から永住へ [1月17日の記憶]

 諸般の事情で、勤務校の職員室にある私物一切合財をかたづけなならんことになる。事情はまた後日書く。月末までになんとかしたらええんで、できるところから少しずつ。会議等々の合間を縫うてということになるから、そんなに一気にはかたづかんのであります。
 今日は東日本大震災から4年。遥か彼方の大阪にいてると、復興してるんやらどうなんやらようわからんけれど、総理が復興予算を引き続きつけるとか言うてるから、まだまだ復興は先なんやろう。特に福島第一原発の廃炉に向けての動きは遅々として進んでへんらしいことだけは確かなようですね。もっとも総理はIOC総会で「コントロール下にある」と大見得を切ったりしてたけれど、今でもまだそんなことは言えるのかなあ。
 他府県に避難してそのまま4年も暮らしていたら、そこの土地に慣れ、もとの住まいに帰る気がなくなったという人も多いらしい。そらそうやろうなあ。いつ帰郷できるかどうかわからん我が家よりも、とりあえず生活できている現状を選びたくなるのが人情というものやと思う。
 風化させてはならんとよそものが力説しても、当事者は実はもう記憶から消し去りたいと思うこともあるやろう。4年、5年くらいはそのぎりぎりの年限なんやないか。これが10年後となるとまた気持ちも変わるやろうけれど。
 住めば都。ちょいと腰掛けのつもりが長っ尻になってしまうこともある。慣れてしまうと、動くのが面倒になる。そういうものやなかろうか。そのことについてとやかく言う権利は、よそものにはないのですよ。

 3月15日(日)は「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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停電で録画中断 [日常生活]

 今日は先日の土曜出勤の代休。朝はいつもよりゆっくり起き、朝食をとりながら昨日の相撲中継の録画を見る。ええぞ豪栄道。気迫のこもった相撲で今場所は期待できそう。
 相撲を見終わると無性に眠くなり、少し寝る。昼前に起き、たまっていたアニメなどを見たあと、昼食。食後、本格的に午睡。6時間近く寝る。それだけ寝られるということは、よほど疲労がたまっているんやろう。
 起床後、昼間に録画したタイガースのオープン戦中継と今日の相撲中継を見る。実は、マンションの共有部分のメンテナンスで午後の何時間かはテレビの共同アンテナなども停電となり、番組が見られんということは事前にわかっていた。たかだか30分ほどやろうとたかをくくっていたけれど、妻によると意外に長時間やったという。むろん、その間の部分は録画はできてへん。
「まあ、見て確かめるわ」。
 そんなことを言いつつまず野球。1回裏が終わったところで中断し、再開したのは6回表。前半戦はほとんどカットされてました。まあ、初回にカープの新外国人投手ジョンソンの四球連発で2点先取したのは見られたからええか。新人石崎投手が再三のピンチをしのぐのも見られたしな。
 相撲中継は三段目の取組が終わったところで中断。再開した時にはなんと幕下上位の取組に。幕下の相撲をほとんどと十両土俵入りがカットされていた。
 事前にわかってたからある程度覚悟していたけれど、初土俵のホープ御嶽海の相撲が見られなんだのはちょっと残念。結果だけ見たら負けてたけれどね。まあ、十両と幕内の相撲はすべて見られたのでよしとしよう。豪栄道は土俵際に片足一本で残り、投げで辛勝。昨日までの気合はどこへ行った。こういう日もあるか。
 夜の「侍ジャパン」の試合は藤浪が投げているところだけ見る。タイガースの選手が活躍してくれたらそれでええの。年ごとにタイガース中華主義になっていくなあ。

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大ベテランを慰労 [日常生活]

 朝からテスト返却、成績つけなどなどばたばた。午後からは教科での成績会議。いろいろあって時間がかかる。
 会議終了後、梅田の北に移動して社会科の親睦会。今年限りで退職する大ベテランの先生の慰労会もかねたもので、ヨドバシカメラの北側にある「薩摩魚鮮水産」という居酒屋で歓談。日本史の造詣の深い先生で、いろいろとお世話になった。またご縁があったら教えを請いたいものです。
 料理は刺身に鍋など。まあ宴会コースなんで、こんなものかなあ。疲れているからアルコールをがぶがぶと摂取するとつぶれてしまう恐れがあるので、「マッサン」にあやかって竹鶴ウイスキーの水割りをちびちびとなめるようにして飲む。
 地下鉄で帰宅。明日は土曜出勤の代休。今日録画した相撲は明日の朝にでも見ましょう。もう少しネットでニュースなど読んでから寝ることにしよう。
 というわけで、今日の日記もたいしたことは書けませんでした。わざわざきていただいたのにすみません。

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永久欠番デー [日常生活]

 今日は完全休養日。朝はかなり早く目覚めて、昨晩録画した深夜アニメやら日曜朝の「戦隊」「ライダー」「プリキュア」を見る。ひととおり見終えてから、少し寝る。
 昼過ぎに目覚め、昼食を取り、プロ野球オープン戦「タイガース-ジャイアンツ」の中継を見る。今日は「永久欠番デー」として選手全員が藤村冨美男の背番号10を背負ってのプレー。藤村さんは三塁からホームインするときにブロックするジャイアンツの武宮捕手に体当たりしてぶっ飛ばしたなどというエピソードもある元祖「猛虎」。こういう試合には勝たなあかんで。
 中継は途中で終わり、岩本輝投手の好投もあり6回まで0-0というところまで見た。後でネットで確認したら江越大賀外野手のエラーで1点取られて負けてた。残念。
 昼過ぎから午睡。
 爆睡。
 目が覚めたら午後7時近く。寝ている間は一瞬やったのになあ。
 起きてから大相撲春場所の初日を録画で見る。横綱鶴竜が休場。初日に組まれていた逸ノ城は不戦勝。せっかく初日の券を取ったのに、好取組が見られなんだお客さんはがっかりしたことやろう。井筒親方も初日から休ませるんやったら取組発表前にしてほしかったなあ。白鵬は妙義龍に苦戦。明日から立て直せるのかどうなのか。
 夜は録画したアニメ「七つの大罪」や大河ドラマなどを見てからパソコンに向かう。今日も早めに寝て明日に備えることにしよう。

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チョンボ回避策 [日常生活]

 大相撲小言場所「平成二十七年春場所展望~波紋呼ぶ白鵬「疑惑」発言~」を更新しました。

 昨日の卒業生と入れ替わるようにして、今日は合格者登校で来年度の新入生がやってきた。書類の受け取りと物品購入、制服の採寸など毎年決まったメニューではあるけれど、新入生たちにとっては初めて高校で行われる行事になるわけで、浮き浮きした表情が見られて初々しかった。
 私は上履きの売り場の前で生徒と保護者を誘導する係。廊下は寒く、思いのほかきつかった。
 午後からは成績つけの続き。今日中に何とか仕上げてしまおうと思うたけれど、データをエクセルに入力するところまで行って力尽きる。ここからいろいろと計算式を工夫せんならんのやけれど、それをするには脳が働かん。ここでつまらんチョンボをしたくないので、明後日に仕上げはまわすことにした。
 明日は休むぞう。徹底的に休むぞう。といいつつも、大相撲春場所は初日。そちらも楽しみたいし、寝てばかりもいられんか。

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感慨にふける間もなし [日常生活]

 本日は卒業式。私はカメラ係として会場内をうろうろ。うろうろしていただけやなくて、ぱちぱちと何枚も撮っておりました。記念写真というよりは記録写真という側面が強いので、どんな配列でどんなふうに人が動いていたかというようなことが画面に入るように工夫したのであるけれど、ふだん使い慣れてへんカメラなのでフレーミングなどちょっと難しかった。まあ、写真展に出したりするものやないし、記念用の写真は本職の写真屋さんが撮ったはるから何の支障もないんやけれどね。
 午後は漫研の卒業生と歓談。顧問らしく卒業生に「贈る言葉」を言うたりなんかする。漫研顧問としても相当数の生徒たちを送り出していったのだなあと、ちょっとばかり感慨にふける。
 ただ、成績つけというお仕事があるのでいつまでも感慨にふけっていてはいられません。また、提出ファイルチェックを中断して明日の新入生登校日に向けて会場設営を少しばかり。これは教室に「制服採寸」「上履き」「体操服」などの物品販売場所を示す掲示物を貼るだけやったので、それほどたいそうなことはなくてまあよかった。
 で、退勤時間までひたすらプリント類に点をつけ、明日中には終わるというめどをつけてから退出。
 昨日も書いたとおりいくつかの仕事を並行しているせいで、なんやしらん卒業式なんてあったんかいなみたいな気分で帰宅することになったのは、ちょっと残念でしたなあ。

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二つの準備 [日常生活]

 疲れがかなりたまってきた。今日中にすませておきたかった漫研の部誌の印刷だけはなんとかできた。あとは会議、明日の卒業式の準備、明後日の合格者説明会の準備と続き、成績つけは完了せず。明日、卒業式後に片づけてしまいたいんやけれど、気力がなかなかわいてこないのです。それにしても卒業式と新入生向けの作業を同日にやるというのは、これはこれで不思議な気分ですね。気持ちの切り替えが難しい。
 帰宅してから、たまっているアニメの録画を少しばかり見る。「寄生獣」以外はあまり頭を使わんでもええ(アクションシーンが中心であるか、ストーリーが混み入ってないという意味で)ものなのでなんとかだらだらと横になって見ることができた。
 ただ、おとといから読みかけたエラリー・クィーン「アメリカ銃の秘密」(角川文庫新訳版)には手をつけられず。早目にパソコンに向かうて作業をするけれど、こちらもはかどらず。とにかく眠い。
 風呂に入って体をほぐし、早目に寝て少しでも疲れをとるしかないですな。
 このタイトなスケジュール、なんとかならんかな。
 というわけで、今日はたいしてかくこともなし。明日は卒業式。担任をもっているわけやないので、こちらも係を淡々とこなすだけになりそうやなあ。

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松坂大輔甲子園に還る [プロ野球]

 暖かくなると、体がだるくなり、眠くなる。冬仕様の体が春についていかれへんのですな。で、春眠暁を覚えずとなる。
 いえいえ、仕事中に寝たりはしませんよ。ただもうだるくてだるくて。それでも明日の卒業式予行の準備やら成績つけのお仕事はなんとか予定したところまでこなす。まだし残していることはあるけれど、それは明日。
 帰宅して、録画しておいたタイガースとホークスの甲子園でのオープン戦の模様を見る。
 ホークスの先発はあの松坂大輔。日本球界復帰の第一試合が甲子園とは、ホークス工藤監督も味なことをするね。工藤監督もまた夏の甲子園に育てられた選手やったからかな。
 昨日の新聞での松坂投手のコメントは「甲子園はいい球場ですね」というものやったけれど、本音かな。リップサービスのような気もする。
 というのも、まだライオンズ時代に「甲子園のマウンドは柔らかすぎて好きではない」ということを「週刊ベースボール」の特集記事の中で発言してたのをまだ私が覚えているからなのですね。
 球場はええけど、マウンドは堅いのが好み、ということなのかな。それとも、日本野球復帰を甲子園で迎えることにいささかの感慨を覚えたか。年をとって大輔君も多少は丸うなったということかもしれん。なにしろ米国ではいろいろと苦労してるからねえ。
 そう思うと、渡米前の野球小僧みたいな顔つきから、大人の顔に変わったような感じがするから不思議ですね。30過ぎたベテランをつかまえて「大人になった」もないもんですが。
 で、タイガース打線は松坂君を攻めたてつつも得点できず、花をもたせた格好になった。ま、オープン戦やし、帰国祝いをあげたということにしておきましょう。態度でかすぎますか、すんまへん。

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ハイドの中のジキル [SF]

 いろいろあって落ち着かん一日でありました。その理由はまた後日。
 帰宅して、録画しておいた「セーラースターズ」を見てから読書。今日はスティーブンソン「ジキルとハイド」(新潮文庫新訳版)を読了。子どもの頃からの愛読書であります。これも何十年ぶりかの再読。こちらは「フランケンシュタイン」とは違いあかね書房版で何度も何度も読み返していたので、ストーリーなど細部まで記憶していた。
 いま読み返すと、非常にわかりやすい物語やなあと感じた。薬品によって、人間の暗部を前面に押し出した人間に変身し、冷酷無比な人格として暴力をふるうことにカタルシスを覚える。そして元の姿に戻った時、理性を前面に出した人格がその所業を恐れる。そして葛藤する。
 欲をいえば、狂言回したるアタスン弁護士が友人であるジキルの行為をどのように見たかが読みたい。ジキル博士の変身を目の当たりにしたラニアン医師はその行為を拒否するんやけれど、探偵役も兼ねているアタスンは、ジキルの遺書を開き、物語はジキルの告白で終わってしまう。理性でコントロールできないはずの人格であるハイドが、なぜ最後はジキルの理性にしたがうような行動を起こすのか。現代の小説ならアタスンが状況証拠からその謎に踏みこんでいくに違いなかろうに。ハイドの中にジキル残っていて、その人格がそうさせたんやろうか。
 とはいえ、人為的に二重人格をこしらえてしまうという着想の面白さは十分に楽しめる。子どもの頃に夢中になって何度も読み返したのもわかるなあ。

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フランケンシュタインも怪物も [SF]

 本日は期末考査と合格発表。いろいろあって採点になかなか気が入っていかれんのですが、なんとかテストだけでも採点終了。まだまだ提出物チェックなどやらねばならんことはある。午後は合格発表。合格者の受験番号を貼りだす係をする。午後2時ちょうどに公開するのでありますが、直前にかかってくる受験生からの圧力に、いつものことながら押されてしまいますね。悲喜こもごもの様子はこれもいつものことながらなんとも言われんね。合格した生徒さんたちにはおめでとうの言葉を、不合格やった生徒さんたちには後期日程の入試がんばりやと、心の中でつぶやく。
 定時に退出し、京都へ。いつも土曜日に行く月例の医者通いなのですが、今週は土曜出勤で代休も後日に取ることになるため、診療終了すれすれになるけれどこの時間にしか行かれんのです。仕事帰りの人たちが多いから、往復立ったままかなあと思うていたら、往路は途中から座れた。復路は座れず。医者の待合と電車の中で「フランケンシュタイン」を読了。
 何十年かぶりに読んだら、まったく読後感が違うていた。人間のエゴというものをこれでもかこれでもかと叩きつけてきて、フランケンシュタインにも怪物にもその他の登場人物にも全く感情移入でけん。ここまで感情移入を拒否する小説もないんやないか。フランケンシュタインが勝手な奴やというのはわかっていたけれど、怪物も同情すべき部分は多々あれど、復讐と称してフランケンシュタインの身内をどんどん殺していくのはやり過ぎやろうと思う。しかも、復讐のカタルシスを怪物自身も感じてへんというところがなんともやり切れん。
 どこまでも人間の虚無的な部分を突き詰めていく。フランス革命の頃に書かれた小説やけれど、王政にも革命政府にも希望がもたれへん、何も信じられんというような心境が背景にあったんやろうかねえ。
 読後に残る空虚な感じこそが、この小説の凄みであるように感じられたのでありました。科学文明に対する風刺なんて紋切り型の評ではすまされん重苦しさ、それがこの小説の本領なのでありましょう。疲れ切って何もでけんなんて時に読む小説やなかったなあ。

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