黄金バッテリー解説

　日中は曇天。夕刻から雨。職場を出た時にはそれほど強い雨やなかったけれど、自宅最寄り駅についたらざざ降り。授業で見せたいＤＶＤを駅前のツタヤで物色する予定やったけれど、やめ。まっすぐ帰宅。
　東京はまだ降ってへんのやね。神宮球場からの中継をテレビで見る。せっかく江夏、田淵の黄金バッテリー解説なんやから、昔の話をうまく引き出してほしいんやけれど、テレビ大阪のアナウンサーは若すぎて試合の実況でいっぱいいっぱい。こういう時は植草二世（兄）あたりのキャリアのあるアナウンサーをつけて、視聴者の期待する話をもっと引き出してほしかったなあ。
　実にもったいない！

講師によりけり

　愛すれどTigers「６連勝で単独首位に立つ！」を更新しました。

　本日は午後より府の教育センターで研修。「よのなか科」の手法を、故今いくよさんによく似た講師の方が教授。「よのなか科」というのは藤原和博さんが提唱している教育法で、ひとつの答えが出るわけでない問いかけをグループワークで話し合うというもの。
　実は、私は前任校で「よのなか科」に即した授業を実際にやっているし、それに手を加え、私なりに発展させた教材を作ったりもしている。別にどっちが偉いという話ではない。だいたい「よのなか科」なるものを知る前から「哲学入門」という授業で５年ほどグループディスカッションを自分なりのやり方で作りあげていたのですね。人に教えられたのではなく、自分で工夫して、手法としては同じようなことをしていたのであります。ただし、題材は「哲学」であるので、「よのなか科」のような身のまわりを題材にとったものやないです。まあこれは私が倫理という科目の担当なので、必然的にそうなるということ。
　というわけで、特に新しい発見はなし。蒙を啓かれるということもなし。いっしょに受講された方はどうか知らんけれど、私はあまりモチベーションの上がらん講習でありました。
　何より、今いくよ似の講師の方は、ほめるということをせず、「よのなか科」には合わないと切って捨てるような物言いをするので、講師にはあまり向いてへんとお見受けした。というか、ご自身が「よのなか科」という枠に縛られて、自由な発想がでけんようになってはるみたい。自由な発想を大切にする授業を教授するのに、枠にはめてどうするんやろうと思うた次第。ここらあたり、本家本元の藤原氏やと、自分の発想にないものが出てくると、素直にほめる幅の広さがある。これは前任校での教育討論会でご本人の話す姿を見ているから、想像がつくのです。同じことを教授するとしても、講師によりけりなのではないかなあ。
　というわけで、反面教師とまでは言わんけれど、講習でやるべきでない教授法についていろいろと考えさせられた次第。
　いやいやまあまあ、教育というのはほんまに難しいのですよ。これこそ答えは出まへんわ、いやほんま。

長岡秀星の死

　午睡しても断片的なんで、それで疲労回復とはいかんのかな。昨日今日と昼夜の寒暖差が激しく、朝はなんとなく熱っぽく、風邪薬でしのぐ。なんとか頭痛と関節痛は治まった。発熱しかけていたんやろう。２連休の２日目はいつもこんな感じ。悪いものが体から出ていこうとしているのでこうなるのかな。
　新聞で、イラストレーター長岡秀星さんの訃報 に接する。享年７８。死因は心筋梗塞。
　私が高校生の頃、ＳＦアートの代表者の一人やった。今思うと、ＣＧのようなタッチが「未来」を感じさせたのかもしれん。モチーフだけやなく、構図やら表現方法が他のＳＦアートの画家たちとは一味違うたように思う。
　ただ、時代を経るに従って、長岡さんの「新しさ」は急速に古びてしもうたような気がする。長岡さんの描く「未来」はあっという間に「未来」やなくなったんやないか。
　そやから、私にとっては長岡さんの名は１９８０年代をノスタルジックに語る時に出るキーワードの一つでしかなくなっていたように思う。常に先端を行くということはかように難しいことやねんなあ。
　とはいえ、若き日の私にわくわくする「未来」や「宇宙」を見せてくれたことに違いはない。ほんまに２１世紀になってしもうた今、もう一度長岡さんのアートに向き合うてみたいなと思うたりもするけれど、書棚に並んでいる当時の「スターログ」を引っ張り出すのが少し怖い気分であったりもする。
　謹んで哀悼の意を表します。

百田発言雑感

　朝食後、何本か録画した番組を見て、眠くなり午睡。昼ごろ起きて昼食後、また何本か録画番組を見て午睡。起きてからタイガースの試合を追っかけ再生で見る。試合終了後、また寝る。これだけ寝てもまだ眠い。一日中寝ている状況やったのかも。でもね、これくらいで疲労は取られんのでした。
　新聞では自民党の勉強会で議員が言論封殺発言。作家の百田尚樹さんは「琉球新報と沖縄タイムスはつぶさんとあかん」と発言したそうな。ご本人は「オフレコの冗談」と弁明してはるけれど、「私の発言を野党が利用している」と怒っているらしい。
　怒るなら、オフレコの発言を外部に漏らした議員に対してやろうと思う。でも、百田さんは自民党の議員に対しては逆らわんようにしているのかもしれんなあ。
　私が憶測するに、非公開で行われた勉強会で出た発言に反発した議員が、意識的に新聞記者にリークしたんと違うかなあ。場の空気では反論したりでけんかったので、そういう手段を使うたんと違うやろうか。そやないと、非公開の場での発言が、議員の名も特定できる形で報道されるはずがない。
　もし私の憶測が正しければ、手段はともかく、まだ自民党の若手議員にもそれなりの良識のある人がいてるということやろう。そうであることを願うている。
　言論の自由をタテにデマゴーグをまき散らす百田さんを見ていると、ゼロサム市長を思い出す。気にいらんものに対しては徹底的に「つぶす」。嫌な風潮でありますね。

ちゃんへん講演会

　朝から雨。今日は午前中は「人権講演会」で職場からバスに乗り職場のある市内の市民ホールへ。
　ＴＤＬやＵＳＪなどでも活躍しているというジャグラーのちゃんへんさんを招き、その見事なパフォーマンスで生徒たちを魅了したあと、在日コリアとしての自分の生い立ちなどを関西人ならではの、そやけどどこかアイロニカルな笑いをまぶして語る。いろいろと考えさせられるユニークな後援会やった。
　午後は修学旅行の代休。会場から直帰する。直帰というてもけっこう時間がかかりまして、乗り換えも多く、帰宅したらもうへろへろ。
　先週末はまともに午睡がでけなんだけれど、今日は帰宅したら思い切り午睡。タイガースの試合も雨中止で、起きてからたまっていた他の録画をあれこれと見たりする。
　明日はどこにも行く予定なく、先週の分まで午睡すんねん。とにかく梅雨独特の気候で体力的にも消耗が激しいからねえ。

勢いにまかせず

　今朝の日刊スポーツの占いを読むと、「勢いに任せて動いてはいけない」と書かれていた。
　読んだ時は、「勢いなんか出るかいな」と思うていたけれど、朝、駅に向かう足取りが妙に重いので、このままＵターンして家に戻るかと思うたりもする。
　待てよ、ここで戻るということになると、それは「勢いにまかせた」ということにならんか。少なくとも出勤する足取りよりは勢いがついているはず。
　つまりこれはどんなにしんどくても出勤した方がええということになる。
　実は出勤してからいろいろと新しい用事ができたりして、やっぱり休まん方がよかったということになった。
　占いが当たったということになるかどうかはともかく、衝動的に動いてはいかんという警告に従うて正解やったということですかいね。

やれやれの日

　週の半ばをなんとか乗り切り、やれやれ。
　タイガースは快勝してセ・リーグ単独首位、やれやれ。
　車中読書で「アルスラーン戦記」ノベルス版５巻を読み終え、これでかつて文庫で出ていた分を読み切った、やれやれ。
　人間ドックの期日がなんとか決まった、やれやれ。
　月曜の研修会にもっていかねばならん書類を作成できた、やれやれ。
　沖縄の慰霊式で総理があいさつに立ったら県民から「言葉が軽い」と野次が飛んだそうな、やれやれ。
　というわけで、今日は「やれやれ」の日。
　こんなにやれやれが重なると、明日は気が抜けて朝から無気力になってしまう、なんてことにならんようにせんならんなあ。

日付が変わるくらい長い試合

　昨晩作成しかけていた教材を、出勤してすぐに完成させて印刷。なんとか間に合いました。今後はこういうことがないようにしたいところ。次の考査が近いので、テスト問題は早目に少しずつ暇を見つけて作りはじめんとあかんね。
　帰宅してナイター中継を見る。今日はテレビ大阪。この日記でも何度か書いたけれど、テレビ大阪は２１時以降はサブチャンネルで延長中継をしてくれるから、安心して最後まで放送してくれるやろうと思うていたら、とにかく試合が長い。雨で３０分の中断はあったものの、その影響からか投手陣が両チームとも不安定。
　２２時頃に放送終了。この時点で７回表の攻撃ですものねー。テレビ大阪もこれは誤算やったやろうね。そやけどサブチャンネルを使うて中継してくれてるんやから、文句は言わん。ようやってくれた。
　で、ラジオに切り替えて聞いていたら、タイガースが誇る勝利の方程式の計算が崩れて同点に。延長戦に入る。いやー、両チームとも選手がほとんど起用されて最後はベンチに残るのはいざという時に残しておかんとあかんという状況。
　ラジオを聞きつつ、パソコンに向かいいろいろと作業。現在、この日記を書いている時点で試合はまだ終わってません。今日は地方球場開催で、年に一度の長野オリンピックスタジアム。どういう立地なんか知らんけれど、あと少しで日付が変わるという時間でもけっこう応援の声が響いているから、お客さんは長いこと見てはるんやなあ。
　昨日遅かったから、今日は早寝しようと思うてたのに、ほんまに困ったものです。さあ、今から日記更新。試合は延長１２回裏。この回でカープが無得点やと引き分けという展開です。このまますんなり引き分けで終わっていただきたいものです。
　あ、歳内が先頭打者を歩かせたぞ。どうなるこっちゃら。

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プリント作りのさじ加減

　愛すれどTigers「リーグ戦再開は２連勝で５割復帰」を更新しました。

　午睡不足の日曜日。その翌日である今日は、明らかに休養が足りてへん。というわけで、朝の通勤電車とバスでは読書をせずに仮眠。もっとも、出かける前に深夜アニメを早朝視聴なんてしているから疲れるのであるけれど。ただ、これはもう生活リズムとして定着しているものなんで、ここを崩すとほんまにストレスがたまりまくる事でしょう。
　仮眠のおかげで一日すっきり仕事も快調、といけばええんですけれど、午後からは一時睡魔との闘い。ほんまになんでこうも眠いかなあ。
　明日使う教材がまだ完成してへんので、持ち帰り。ほんまはこんなことはしたくないけれど、あまり職場に長いこといると、帰宅時間が大幅に遅れてしまうのです。残業するよりも持ち帰りの方がまだ効率が良い。
　とはいえ、完成させて、とはいきそうにないので、できる範囲でやって、朝イチで仕上げるか。なんか綱渡りやなあ。実はかなり凝ったプリントを毎回出しているので、手抜きできなくなったのでありますね。
　これも凝りだすときりがない。どこらあたりで止めるか、ここらのさじ加減が難しいのであります。

貴ノ浪の死

　今日は「たちよみの会」。結局参加は私だけ。最初から誰も来ないとわかっていたら家で午睡したいところやったけれど、この日には誰かがいるという「場」を用意するというつもりなので、この会だけはまだ大切に残しておきたいと思うのです。
　昨夜のニュースで元大関貴ノ浪の音羽山親方の訃報 に接する。死因は急性心不全。享年４３。
　個性派大関やった。懐が深く、相手がどんなに寄っていっても寄り切られん。そして土俵際でひょいと逆転してしまう。かと思うと長身を生かして吊り寄りで力強く攻めることもできる。
　出世の時期が武蔵丸関とほぼ同じ時期やったから、競争で上がっていった。ただ、横綱に昇進するところまでいかなんだのは、欲のないおおらかな性格やったということなんやろうと思う。当意即妙の支度部屋コメントは面白かったけれど、そういうところから「なにがなんでも横綱になってやる」という執念みたいなものは感じられなんだもんな。
　でも、それが大関のええところでもあったんやないかとも思う。同部屋の若貴兄弟とは別次元で相撲を取っているような感じがした。そやから、貴乃花全盛時代に、もし貴乃花が苦手とするならば、それはきっと貴ノ浪やないかと思うていたし、部屋が同じやったことは幸いしたなあとも思うていた。
　ただ、一度だけ優勝決定戦で当たったことがある。この時私はもしかしたら貴ノ浪の優勝かと思うたら、得意の土俵際の逆転業である河津掛けで貴ノ浪が勝ったので、自分の目は間違うてなんだと安心した記憶がある。
　まだ４３歳。審判委員となり、今後は協会の運営にも関わってくることが期待されていた。解説など聞いているとバランスのとれた常識人で、頭の回転の速さも感じていただけに、非常に惜しい。
　個性的な準主役として、若貴時代を飾った名力士やった。
　謹んで哀悼の意を表します。