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父の死 [追悼]

 覚悟はしていたけれど、急やった。昨日の朝、病院から連絡があり、午後から休暇をとって上洛。父の病室に行き、ついに言葉も出なくなった姿を見る。家族みながそろい、一度は小康状態になったので私だけが残って一同帰宅。深夜に看護師さんが家族全員を呼ぶように言うてくれはり、母と妹たちが深夜に再びそろう。父はそれでもずっと呼吸を続けていたが、午前2時過ぎに、息が止まった。
 あ、魂が抜けた。そう見えた。
 主治医の先生が来て、2時13分、死亡を確認。享年86。死因は胆管癌。発症後半年足らず。8月末に母が緊急手術を受けて入院をした時には父の方が元気やったのに、ほんまにあっという間やった。
 早朝、母と実家で留守番。妹たちは葬儀の手配。母が落ち着いたところで私も緊張の糸が切れて眠る。妹たちが実家に戻ってきて、今後の段取りの相談。
 私は帰宅して、親族に父の逝去を連絡し、ひととおり連絡がすんだので、午後は午睡。
 妻も私と入れ替わるように午睡。
 夜は録画した「平成紅梅亭」を見る。桂米團治の「地獄八景亡者戯」を見ながら、父への供養とする。父も落語は好きな方やった。いっしょに見て笑うてくれていたやろうか。
 明日の夜は通夜。告別式は明後日。体の弱っている母に代わり、私が喪主をつとめることになっている。今はただ人が集まるのでコロナウィルスによる肺炎が発症しないことを祈るのみ。
 そういうわけで、明日は通夜。日記の更新はお休みいたします。
 故人が生前に賜りましたご厚誼ご厚情に心より感謝いたします。

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