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文化祭準備という幸福 [季節ネタ]

 文化祭も直前となり、生徒たちも遅くまで残って準備をしている。私は昨日今日と「追い出し当番」ですわ。最終下校時間の19時には生徒たちが帰るように、18時半くらいから各教室に声をかけてまわり、19時に見回りをして完全に帰ったか確認をするんだ。
 つまりうちの学校では「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」みたいな「永遠に終わらない文化祭前日」という幸福な時間を過ごすことはでけんのである。そんな幸福な時間を彼らに与えるほど、私たちは親切やないんである。
 とはいえ、私は高校時代、おがわさとしさんたちと22時くらいまで残って文化祭の準備をしたこともあり、まだほとんどチェーン店のなかった「天下一品」のラーメンをいっしょに食べてから帰ったりしたんですなあ。あれは楽しかった。私の母校には定時制があるから、ほんまは全日制の私らはそんなに遅くまで学校に残ったらあかんかったはずなんやけど。はて、なんであんな遅くまで準備がでけたんやろう。ほんまに覚えてへんなあ。
 教師に「帰れ」といわれるまで残って準備する。もちろん一銭の得にもなるわけやない。というか、欲得ずくではでけんし楽しくもなかろうよ。ああいう時間を持てたのは、今思うと幸運やったんやろう。
 さて、我がクラスの生徒たちはその幸福な時間をどう受け止めてるのかなあ。楽しそうにしてるのは確かやけれど。もっとも、「私らばっかりで他の子は協力しない」と怒っている生徒もいたりして、そういう生徒はこの幸福な時間を無駄に過ごしてるように思えてならん。幸福な時間を少人数で独占できてるというのにね。まあ、そんな幸福な時間をなかなかもつことのでけんおっさんやからこそそう思えるだけで、その場にいる当事者にそんなことはわからんか。

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城島日本に帰る [プロ野球]

 あーりゃりゃこりゃりゃ、大変や。2クラスいっぺんにインフルエンザで学級閉鎖や。しかも今週末には文化祭が予定されているけれど、もろに登校停止期間に重なってる。てなわけで、文化祭は来週あたまに延期。私の担任クラスは準備が遅れているから準備期間がのびるのはありがたかったりするけれど、やっぱり予定通りに動いてくれんと、授業の段取りやとかいろいろと困ることが起きるのですよねえ。ともかく、インフルエンザにかかった生徒たちの早い回復を祈ろう。

 アメリカのメジャーリーガー、マリナーズの城島捕手が退団して日本のチームでのプレーを希望しているんやそうですね。で、タイガースがいちはやく獲得の手をあげそうです。なにしろ坂井オーナーが乗り気で熱心やというやからなあ。
 私としてはせっかく狩野捕手をこの先10年近く正捕手として起用できるように育ててほしいわけで、確かに右打ちの強打者、強肩でリードにも定評のある実績と経験を積み重ねた捕手というのはタイガースに必要な戦力やとはわかってるんやけど、どうしても城島捕手にタイガースに入ってほしいとは思われんのですよ。
 それやったらヤンキースの松井選手の方が入ってほしいという気持ちは強い。タイガースファンで、高校時代からタイガース入りを希望していたのに、くじ運のいたずらでよりによって間違うてジャイアンツのユニフォームを着ることになった選手やからね。故障も多いし打撃も衰えているやろうけれど、入るべきやったチームのユニフォームで球歴の最後を飾らせてあげたいやないですか。
 現実的には城島捕手の方がタイガースに必要な戦力なんやろうけれど、心情的には松井秀喜に来てほしい。
 だいたい城島がタイガースに来たら矢野の居場所がなくなってしまうかもしれんやんか。ねえ。それはなんか嫌やな。

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僕は幽霊 [演芸]

 今日、生徒に中田ダイマル・ラケットの「僕は幽霊」という傑作中の傑作漫才を見せた。生徒の後ろの席に座って様子を窺うてると、あの有名な「青火がパァ、ボヤがポォ」の繰り返しギャグのところで笑いをこらえきれず肩を震わせている生徒がいてて、すごく嬉しかった。
 心斎橋パルコで収録された、最晩年にひらかれた「爆笑三夜」という連続独演会の映像で、トチリも噛みもなくテンポも間も晩年のものの中では最もできのええ舞台のもの。ほんまに面白いものは年代を超える力をもってるんやなあと実感した。
 次回は夢路いとし・喜味こいしの、これまた傑作「ジンギスカン鍋」を見せる予定。さて、こちらはどれくらい笑いを呼んでくれるか、楽しみですぞ。

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「たちよみの会」20周年 [SF]

 今日は「たちよみの会」。いつもの顔ぶれがそろい、久しぶりに細井威男さんも来てくれて、にぎわう。こんな調子で21年目に突入か。途中で何度もやめようかと思った時もあったけど、続けてきてよかったよ。この調子で細々と続けていきたいなあと、改めて思う。
 最初はきっちりと会員制をしいていたりしたんやけれど、10年くらい前からそれはやめた。ポリシーがあったわけやなくて、ちょうど世代交代した時期で、「場」として存続してくれればいいやと思うただけで、逆にそれが続いた理由かな。
 つまり、私が続けようと思えば続けられるし、やめようと思えばやめられるし、私の代わりに「主」をやってくれる人がいたらバトンタッチしたらええ。そう考えたらなんか気楽になったという感じかな。
 今年は20周年ということになるんで、忘年会を予定している。盛大なイベントは「たちよみの会」には似合わない。みんなで乾杯して、わいわい。それが「たちよみの会」らしいんやないかなあ。
 第三日曜に「フランソア」に行ったら、喜多がいて、誰かしらやってくる。何年も顔を出さなくても、ふらっといけば同じような空間がちゃんとある。そういう「場」があるというのに、何かしら意味があるんやろうね。

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久々に日本芸能再発見の会 [演芸]

 今日は何年かぶりに「日本芸能再発見の会」が開かれ、講師に林家染丸師匠を呼んで上方落語の過去と現在について話を聞いた。
 脳梗塞で倒れたというのを新聞で読んで、大丈夫かと心配してたけど復帰第一弾の仕事ということで、肩のこらない思い出話を楽しそうにしたはって、安心した。
 新野新先生は少し年をとらはったかなあと感じる部分もないではなかったけど、お元気そうでなにより。
 かつては二ヶ月ごとにこんな会が開かれ、芸能に関する様々な話をたっぷり聞くことができたんやなあと、少し感傷的になったりもした。
 幸い今後は半年ごとに会を開く予定やということなんで、またあの楽しい時間が帰って来ると思うと嬉しくなってくる。
 関心のある方は、私に連絡して下されば、情報提供いたします。
 なんか宣伝みたいになってしもたな。
 それくらいええ会ですねん。ああ楽しかった!
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 明日、10月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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生徒からのニックネーム [教育]


 生徒は教師にあだ名をつけたがるものやと思うけれど、そのあだ名で面と向かって呼ばれるとなると、心中複雑なものがあるのですね。
 最近隣のクラスの女子生徒の何人かが私のことを「りぼんちゃん」と呼ぶのです。私の前髪は年々くせが強くなって、ウェーブを描いたり跳ねたりする。その形が「とっとこハム太郎」のレギュラーキャラクターの「りぼんちゃん」(上図)の髪型に似てるらしいのですね。
 まあ鼻下にひげをたくわえているというだけで「マリオ」(下図)と呼ばれるよりは、独自の感性があるだけよしとせねばならんのかのう。

 4年前に担任をしていたクラスの生徒たちは、喜多をひっくりかえして「たっきー」と呼んだり、「喜多っち」と呼んだりしていた。「たっきー」なんてジャニーズのファンが聞いたら怒り狂うんやないかと心配したけど、まあそういうことはなかった。「喜多っち」は親しみがこもってるというたら聞こえはええけど、友達感覚なんかなあ。
 ちなみに私の現在の担任クラスの生徒たちは「喜多さん」と呼ぶ。私ゃ隣のおっちゃんか。まあ、「りぼんちゃん」や「マリオ」に比べたらちゃんと名前を呼んでもらえるだけましなのかもなあ。でもホームルームの時間に生徒からいきなり「喜多さん」と呼ばれるのもなんやしらんけったいな具合ですわ。
 あと「野口英世先生」なんて呼ぶ生徒に対しては、なんと反応していいのやら。確かにくせっ毛で鼻下にひげで彼らが一番思い浮かべやすいのは千円札の人物かもしれんけどね。

 10月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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都知事の刺客? [日常生活]

 CO2削減にかかわって、私はなぜか石原都知事に敵対しているらしい。なんか知らんが、狙われているんである。刺客かなんかが家に来るらしい。しかも、なんでやしらん子どもの頃に生まれ育った京都の家のガレージに私はいてる。自転車に乗った私は、二人乗りで妻とともに走り出す。けっこう坂が多くて走りにくいところやのに、ほとんど力を入れずに走れるから不思議ですわ。目指すはなんでかわからんけれど大阪の玉造。で、途中、小便がしたくなってたまらず、自転車を止めてよく知っていると思われる民家に立ち寄る。その民家は不思議なことにトイレのドアが家の外に向けてつけてある。そやけどそのドアにカギかかかってて入られん。困って立ち往生したところで目が覚めた。むろん膀胱はぱんぱん。夢現朦朧としながらトイレに行きましたとも。
 夢というのは不思議ですな。トイレに行きたかったらストレートにトイレに行く夢を見たらええのに、CO2削減やら石原都知事やら玉造やら何も関係ない事柄が当然のようにからんでくる。
 この前見た夢では入るトイレ入るトイレみんな詰まってて小便がでけへん。風呂桶みたいなトイレもあって、そのトイレも詰まってて逆流してる。汚いな。仕方なく恥を忍んで女子トイレに入るんやけれど、そこもみんな詰まっててどうしようもなく、「これは起きてトイレに行かんならん」と思うたところで目が覚めた。夢とわかってたんか。なんか抑止力が働くのか、行きたくとも行けないというシチュエーションが多いな。
 どっちにしてもそんな夢はものすごく疲れる。トイレに実際に行って用を足したあと、「疲れたな。しばらく起きてて休もう」とお茶を飲んで一服つけるのです。米朝師匠の小噺そのままや。

 10月18日(日)は「たちよみの会」例会です。ご参加をお待ちしています。

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オタク気質は変わらず [日常生活]

 文化祭を来週末に控え、各クラス自分たちの出し物制作に拍車がかかってきた。私の担任クラスは模擬店。水餃子と白玉団子を出す。
 それとは別に学校全体企画というのがあって、各クラスで少しずつ障子紙に色紙をちぎってはり、全クラスの分を並べるとひとつの大きな絵のランタンができるという大がかりなものを作るという。障子紙は二面あり、一面は全体の大きな絵の一部分。もう一面は各クラス独自で好きな絵を描いてええということになっている。
 なかなかデザイン考案の係が決まらない中で、わが漫研の男子生徒が描くことになった。彼はクラスの模擬店の店の名前とシンボルマークのパンダの絵に加え、「マクロスF」のランカ=リーを描いてきよった。元ネタがわかる男子には受けていたけれど、私はなんか懐かしい気分になったな。
 私も高校時代、体育祭のクラス旗を描く係になった。クラスのシンボルでも何でもない吾妻ひでお先生の「メチル・メタフィジーク」の「がんばれタイムマシン」の扉絵をでかでかと描いたものです。いたずらっぽい笑顔を浮かべた「時の女神」の絵は、元ネタを知らんクラスメイトからは「かわいいい」とけっこう好評でありましたが、隣のクラスのおがわさとしさんは「何描いてんだよ」と苦笑されてしまいました。わはは。ちなみに彼はディズニーのピノキオの絵を描いていた。誰にでもわかるネタにしよったのであります。
 というわけで、時を経てもオタク気質というものは変わらんものなんでありますなあ。

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新・三銃士開幕 [テレビ全般]

 京フェス疲れが抜けきれないまま仕事再開。今日は後期初めての授業が4時間分。初めて顔合わせをする生徒もいてて、少し緊張気味。ああ疲れた。
 帰宅してすぐの楽しみは、昨日から始まったNHK連続人形劇の「新・三銃士」。三谷幸喜脚本だけに期待していたけれど、期待を裏切らない楽しさ。喜劇ですよ、喜劇。
 第1回ではダルタニャンの父(声・西田敏行)が死の床で最後に残す言葉の中で「歯を磨けよ。風邪ひくな。風邪の予防には、手洗いが一番だ。30秒は洗え。長いぞ」なんていうセリフがある。今日の第2回ではダルタニャンが父の遺言に基づいてトレヴィルを探し出したはいいが、なかなか本人が自分をトレヴィルと認めようとしない。「では城の番人にききにいきます」と立ち去ろうとしたら、「私がトレヴィルだ」とやっと認める。するとダルタニャンは「まわりくどいなぁ」と愚痴る。
 そのたびに大笑い。見てる側がつっこめるようにつっこめるように登場人物がボケ倒す。もちろん、ちゃんとストーリーは進んでるんですよ。いやもう気合の入れ方が違うなあ。
 予告番組で「新・八犬伝」への愛を語った三谷さんやけれど、確かに「新・八犬伝」もところどころにはさまれた楽屋落ちみたいなギャグが楽しかった。ところがやね、三谷脚本は本格的なギャグですよ、これは。
 この調子で最後まで書き続けるとしたらたいしたもの。人形やセットなどの美術も気合が入っているし、NHK連続人形劇で育った世代としては石山透脚本を超える傑作になると期待して見続けることにしよう。まだ見てへん人はぜひ見よう。ほんまにおもろいんやから。

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アニメ「たまごっち」の視聴者層 [テレビアニメ]

 愛すれどTigers「直接対決でスワローズに連敗し4位確定」を更新しました。

 頑張って京フェス2日間にたまったアニメを全部見てやろうとしたけれど、やっぱり疲れてたんやね。午後3時ごろには起きてられなくなり4時間半くらい眠る。でもまだ眠い。合宿では一応4時間弱は睡眠をとったんやけれど、まあ、慣れない宿で雑魚寝も同然の形での睡眠やから、熟睡はしてへんよなあ。
 いやでも夕方起きてから新番組のアニメ「たまごっち」とか見てるもんなあ。またけっこうちゃんとこしらえてあって、深夜アニメによくあるええ加減なストーリーと設定でただただ女の子がどっちゃり出てくるだけというようなのに比べたら、すごくしっかりしてる。子どもの目を欺くことはでけへん、という意識があるんやろうな。ただ好きなキャラクターが出てるだけで見てくれるわけやないからな。
 番組のあとのCMで「お母さんやお姉さんも楽しんだ“たまごっち”」と言うてたのには参った。たまごっちが最初にはやった時、私はもう教員をしてたんや。高校生の年頃の女子がたまごっちをしていたよなあ。かくいう私も同じバンダイが出していた「ジュラペット」という映画「ジュラシック・パーク」とタイアップした「たまごっち」を持って育ててましたけどね。そうか、そのころの女子学生の子どもたちが見てるわけか。うーむ。

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