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節電拒否 [時事ネタ]

 沖縄は梅雨明け。でも大阪はまだ梅雨であります。当たり前。緯度が違う。
 今日の夕方からだんだん振りが強くなってきた。もっとも朝からどんよりと雲が垂れこめ、教室についている湿度計をみたら70%以上。気温はそう高くなってへんけど、教室では蒸して蒸して。
 今は中間考査の真っ最中やから、こういう環境で生徒たちが試験を受けて実力が発揮でけへんとなると気の毒であります。で、空調を入れる。
 関電がいきなり15%の節電協力を自治体などに申し入れてきて、われらが知事は突っぱねたそうやけれど、こういう時の知事はなかなかやるやんけと思う。こういうアピールがうまいから、信者のみなさんが離れないのでありますねえ。
 というわけで、生徒に快適に学習してもらうためにも知事にはつっぱね続けてほしいものです。もっとも、われらが知事は同友会からの申し入れがあると態度が変わったりしてしまうことが多いからなあ。そうならんことを願う。

権力 [時事ネタ]

 ことは「国旗、国歌」の問題やないのです。自分の思う通りにならないものが1人でもいてるのが気に入らず、権力を使うて言うことをきかせるということが問題なのです。たまたま「国旗、国歌」の問題があったというだけなのです。そして、今は「国旗、国歌」の問題だけのように見せてますけれど、こういうやり方が認められるとなったら、「国旗、国歌」の部分を「毎朝私の写真に最敬礼すること」に入れ替えることも可能になるということなのです。
「いくらなんでもそこまでは」。
 そう思うかもしれません。確かにそんな極端なことは命令しないかもしれません。そやけど、そういう命令を出すことも可能やというところが問題なのです。そういうことがでけんように、モンテスキューは「法の精神」で「三権分立」を民主的な制度として提唱したのです。
 そやけど信者の方は今回の条例も無条件に礼賛するのでしょうね。ただ、今回の条例のおかげで全国的に彼に対する警戒の声があがってきている(多くの地方紙の社説は一様に反対を表明しています。賛成しているのは「読売」と「産経」だけで、しかもそれは「国旗、国歌」の扱いという点についてのみの賛成でしかないということは留意しておく必要があるでしょう)というのは事実です。彼それを知ってか知らずか「反対しているのは朝日と毎日だけだ」と発言しているようですが、その発言により彼が日本経済新聞を読んでないことはわかりました。日経も反対してるんやけどねえ。
 彼は「国旗、国歌」を次の市長選の争点にすると明言したそうですが、大阪市民の多数が彼を支持するという自信があるのでしょう。いったいその自信の根拠がどこにあるのか、私にはまるで見えてこないのですけれど。
 ナチスドイツは、民主的なワイマール憲法下で政権をかちとり、そして大衆の熱狂的な支持のもと独裁化していった、そういう歴史があるということだけは忘れたくないものですね。

女子はAKB48が大好き [時事ネタ]

 昨日、今日と嫌なことがありまして、ちょっと落ちこんでいるのでありますが、生徒と話をしていると少しは気晴らしになる。
 今日は午後から「時事問題」の中間考査。試験前に自習時間を設ける。生徒たちの質問を受け、解散、総選挙、内閣総辞職、なんて話をしていた。で、冗談交じりに「AKB48の総選挙を今度は扱おうか」なんてことを言うたら、女子たちが食いついてきた。
「やろやろ! 絶対やろ!」
 うーむ、一般の社説で「AKB48総選挙 センターに立つのにふさわしい者は」なんて見出しで真剣に論じられたりしてたら教材に使うてもええんですけど。
「先生はAKB48のメンバー、わかる?」
 無体な質問をしてくる。私は若いころはアイドル愛好家としてならしたものですが。今はさっぱり。
「まえだあつこしかわからんなあ」
 なぜ彼女なら判別できるかというとね、「栞と紙魚子の怪奇事件簿」という諸星大二郎の漫画を実写化したドラマで紙魚子の役をしていたから覚えたんであります。
 平野綾とか高垣彩陽とか一部の声優さんなら顔もわかるんやけれどなあ。それはちょっと恥ずかしくて口に出せんよ。
 ところで、この話題、食いついてくるのは女の子ばかりで男子は食いついてこない。それどころか「おれ、そういうの全然興味ないですから」とさらりとスルーしてしまう男子もいたりする。
 秋元康の「トモダチアイドル」路線(おニャン子クラブの発展形ですな)は計算通り当たってるということなんやろうな。
 しかし試験用の自習時間に教師自ら雰囲気をぶち壊すようなことを言うてどうするよ。私にはええ気分転換になったけどね。

失礼な劇団 [演劇]

 愛すれどTigers「打線沈黙で最下位に」を更新しました。

 昨日、試験問題の作成など忙しい時間を過ごしていたら、いきなりアポなしの来客。玄関口に降りていったら、昨年、芸術鑑賞会の演劇選定の際に私に芸術論をぶっていった劇団のおっさんやった。何やらパンフレットを渡し、いかに自分らの劇団が自前の劇場のあるしっかりした団体かを説明し……。その間、私は作成中のテストのことが気になっていらいらいらいらいら。
 どんな素晴らしい劇団かしらんけれど、約束もなしに訪問してきて人の貴重な時間を奪うような失礼なところの芝居なんか見たくもないわい。
 来年度もアポなしでくるようやったら門前払いをくらわしたるねん。
 ここであえて公開しておきますが、その失礼な劇団は「風」という東京を本拠にしたところであります。

大野球実験 [プロ野球]

 やってみないとわからない、大野球実験。
 去年スワローズはシーズンの途中で高田繁監督が辞任して小川淳司ヘッドコーチが監督代行になった。するとあれよあれよの快進撃でAクラス入りするかというところまで盛り返した。今季小川監督代行は正式に監督に就任した。選手をうまく乗せる起用方で首位争いを演じている。
 今年のタイガース、真弓明信監督はもがき苦しんでいる。あの端正なお顔が苦渋に満ちた表情になり、正直、辛い。またこれタイガースの監督というのはちょっと負けるとまるで大罪人ででもあるかのように叩きまくられる。
 監督なんてしんどいと思うよ。期待して出した選手が思うように働かない。自分なら……と言いたいところをぐっとこらえて選手を信じ起用し続ける。結果が出ないと「辞めろ」の罵声が。
 実のところ、ここまで苦しんでいる真弓監督を見続けるのがきつくなってきた。楽にさせてあげたいと思う。
 もし真弓監督が休養したとして、例えば木戸克彦ヘッドコーチが監督代行になったとするわね。そうすることで昨シーズンのスワローズみたいなことになるのか、何にも変わらへんのか。
 それはわからん。ほんまに、こればかりは、やってみないとわからない。だから、大野球実験。
 あ、真弓さん、一度審判に猛抗議をして胸倉のひとつもつかみ退場してみる、なんてこともやってみはったらどうやろうか。まだ勝利への執念が残っているところを選手やファンに見せるのです。それがきっかけで選手たちが本来の力を発揮したりするかもしれんぞ。しないかもしれんけどね。それもまた、やってみないとわからない。大野球実験。
 勝負事に正解なんてないのですよ。

ニュース枠の特番 [テレビ全般]

 メディア・リテラシー教育という観点から、私は「時事問題」という授業でNHKの「週刊ニュース深読み」の一週間のニュースダイジェスト部分と、日本テレビ系の「シューイチ」の「ニュース・カウントダウン」を教材として生徒に見せている。同じニュースでも見せ方によって印象が異なるというのをしっかりと見てほしいからですね。
 で、今朝、「シューイチ」を録画しようとしたら、あらららら。特番で環境問題についてリサイクルの取り組みをしている人達を紹介するというようなものをやっているやないですか。
 困った困ったというている場合やないので、窮余の一策ながらさらにバラエティ色の濃いTBS系「サンデー・ジャポン」を録画、編集して見せることにした。実のところ、あまり自分で編集したくないのですね。私のフィルターを通してしまうことになるから。
 あと、補充の意味で夜のNHKの短いニュースも録画した。
 今週は菅丞相の不信任決議やとかニュース番組としてはネタの宝庫みたいな週やのに。どんなことが起こるかわからんからニュース番組の枠に特番を押しこむのは危険やと思うたね。それは「シューイチ」のスタッフが一番身にしみて感じていることやないかと思うけれど。

ねむいねむいおっさん [日常生活]

 今日は完全休養日。なるべくたくさん録画しておいて見てへん番組を見たろうと思うていたけれど、午前中、仕事で使う(つまり教材用の)番組をDVD化したところでむやみに眠くなり、午睡。
 しっかり寝てから昼食をとりプロ野球中継を見て、妻といっしょに録画した番組をいくつか見て、またダウン。夕食前まで仮眠。夕食後も眠い。やはり妻といっしょに録画した番組を見てから、パソコンに向かい、仕事で使う(つまり教材用の)新聞社説のダウンロードなどをした。この間、とにかく眠い。
 というわけで、今日はもう寝ます。明日は一日ちゃんと目のさめた状態でいられますように。

弱いことと負けること [プロ野球]

 しかしまあなんですなあ、今日のタイガースとホークスの試合を見ていたら、弱いチームが負けるわけやないということがようわかる。負けているチームが弱く見えるのですね。今日に関して言えばホークスというのはバント処理は緩慢やしショート川﨑はイージーゴロは悪送球するダブルプレーにできるゴロははじくというザル内野手やし。ホークス打線は岩田の高めに浮いた変化球をミスショットばかりしているし。こんなチームが首位やなんて絶対におかしい。それに比べたら一昨日対戦したファイターズの強いこと。控え選手の振りは鋭いし失投は見逃さないし先発投手の球はとても打てそうにないし。実際打ってへんな。
 タイガースは弱くない。負けがこんでいるから弱いように感じるだけです。こと今日の試合に関しては十分に強い。選手の様子も堂々としている。どんなピンチでも落ち着いて対処する。
 要はいかに自信を持って相手を見下ろしてプレーするか、やないかと思う。これはプロ野球だけの話やない。人が生きていく上で持っておきたい心構えやないやろうか。

宰相延命 [時事ネタ]

 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、てなとこでしょうか、菅丞相。
「いずれことを果たしたら自ら腹かっさばこうぞ。それまではしばし待ってくれやい」みたいなくさーい芝居をしたわけでありますね。で、なんとか徳俵で踏みとどまった、みたいな。
 そんでもって谷垣はんは伝家の宝刀を抜いたつもりが切る相手がどっか行ってた、というようなことになったわけですね。伝家の宝刀というのは抜くぞ抜くぞと見せかけておいて相手にプレッシャーをかけるためにあるもので、抜いてしもうたらもうあとがないのですが、抜くタイミングを間違えはったということになるなあ。これでしばらくは菅丞相の首をとることは難しくなったわけですね。それどころかご自分の首があやしくなってきた。
 朝の大阪ローカルのテレビ番組「おはようコールABC」でコメンテイターの方が「総理の場合、どんなにちゃんとした判断をしても、現状ではすべて延命のためにやっているようにしか見えない」と言うてはったけど、ほんまにそんな感じがするね。
 とにかく震災と原発事故のカタがつくまでは菅丞相は生き延びることができる……のかな。まあ社民連の時代から叩かれても叩かれてもへこたれずに頭をもたげてついには総理の座をつかんだ方やからなあ。かなりしぶとく生き延びそうな気がする。それがこの国にとってええことか悪いことかはわからんのですけどね。

一流のプロの言葉 [プロ野球]

 今日は珍しくタイガースのナイター中継がテレビでなかったので、ラジオで聞く。解説は元近鉄バファローズの名捕手有田修三さん。昨日のNHKBS1の中継は解説がやはり元近鉄バファローズの大エース鈴木啓示さん。はからずも鈴木-有田の名バッテリーでタイガースの貧打線や辛抱して投げる気の毒な投手たちについての解説を聞かせていただきましたよ。
 なんだかんだいうて300勝もしている投手の解説は、こと投手心理についてはなかなか奥深い洞察力というものを感じさせてくれたし、それを支えた捕手もまた特にリード面での解説にはうならされるものがあった。
「こういうケースでは城島は必ずインコースを要求するんです。相手にそれを読まれてるんです。でなきゃあのコースは普通はあんな風に打ち返せませんよ」と有田さん。
「打線が打ってくれんからおさえなあかんと思う、だから投げる前に力が入って、投げる瞬間に力を集めることがでけんのです。バッターも同じやと思いますよ。今のタイガースの打者はインパクトの瞬間に力を集中できてないんでしょう」と鈴木さん。
 いやほんまに一流と言われた人たちの解説には説得力がある。
 申し訳ないけど、元タイガースの川藤幸三さんはそういう意味では話している内容に奥深さがなく一般論か精神論しか出てこない。あくまで控えの選手でしかなかった、ということですわ。やはりタイガースで控え投手であることが多かった中田良弘さんは、それを逆手にとって敗戦処理のリリーフ投手がブルペンでどんな準備をしているか、どんな気持ちでマウンドに立つかなんてことを話してくれる。控えには控えの解説の仕方があると割り切ってあみだしたスタイルなんやろうね。
 タイガースはぼろぼろやけれど、こういう時は解説のきき比べやとか、放送局ごとに違う実況スタイルの違いなんかを楽しんでみたりする。そして思う。
 やっぱり野球って、おもろいなあ。みなみちゃんはドラッカーの本なんか読まんと、プロ野球の解説者の言葉に耳を傾けた方がええと思います。あるいは「おおきく振りかぶって」を読みなはれ。