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アニメの落語 [テレビアニメ]

 完全休養日。しっかりと午睡。それでも眠い。明日も完全休養日やね。
 昨夜の深夜に録画したアニメ「昭和元禄落語心中」を見る。お江戸の寄席事情はよくわかってへんので、時代考証などどこまで正確なのかはわかりかねるけれど、非常に興味深く見ています。
 主人公とライバルの落語家の役を、石田彰、山寺宏一の両ベテランが演じている。どんなアニメのどんな役でも演じ分けるお二方やけれど、落語の部分に関しては地声やないかと感じる。役を演じている時と声の調子が違うんやね。落語の場面だけ「石田彰と山寺宏一が落語をしている」感じになる。それでもちゃんと落語になっているのはさすがやねんけれど。
 それだけ落語、いや話芸というものが難しいということなんやろうと思う。芝居とはまた違う独自の演技力がいるんやろうなあ。
 昔、桂枝雀師のレコードで「ドラマの『なにわの源蔵事件帳』の海坊主の親方をやる時、つい相手のセリフも言うてしまう」というようなまくらを振ってはったけれど、落語家は落語家で複数で芝居をする時は相手の息をはかりながらやらんなんのが難しいということなんやろう。
 ところで、この作品で気になることが一点ある。主人公のライバルの落語家の名前が「助六」やねんけれど、現実に「雷門助六」という芸人さんがこの時代にはいてたはずなんで、フィクションとはいえこの名を使用するのはまずいんやないやろうか。まあ、落語家さんはようけいてはるんで、「ありそうでない名前」を作るのは難しいんやろうけれど。

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