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教育を受ける権利と奨学金 [時事ネタ]

 今日は今年度最初の授業を一時間したあと、急いで職場から出立。午後は天満橋のドーンセンターで高校在学中の奨学金業務に関する説明会に参加。なにしろ一発目の授業、しかもほとんど初めて接する生徒たち。こっちも緊張するし、向こうも身構える。もっとも、総合学習のアクティブラーニングなんで、生徒たちはすぐにほぐれてグループごとにわいわいと楽しく話し合いや作業をしていた。それでもこちらは初めてやる教材なんでうまいこといくかどうか心配やったから、それなりにええ雰囲気で1時間終えたんでほっとする。
 それでほっと一息つく間もなくバスや電車を乗り継いで天満橋まで行かなならんかったんやからね。車中ではもうぐったり。昼食は行儀が悪いけれど車中でシリアルをかじる。きつかったなあ。電車に乗り換えると、もうぐったり。少しうとうと。
 説明会はしっかり聞きましたよ。実務に関わることやから、ええかげんにはでけん。
 それにしても自民党の赤枝なる議員の「とりあえず中学校卒業した子どもたちはね、中途半端に出てその後に、仕方なく親が行けってんで通信に行ったりしながら、やっぱりだめで女の子はキャバクラ行ったりとかですね」とかいう発言には、学校現場で実務に関わる教員としては呆れてなんとも言いようがないよなあ。
 子どもの貧困に関わって、奨学金の拡充を求める団体の話を聞いたあとの発言ですわ。なんでも赤枝なる議員は産婦人科医らしい。そやから10代の「できちゃった婚」や親になる準備もないままに子どもを産むという現場には多く立ち合うているんやろう。そういう意味では全く間違うた発言とはいえんのやけれど、「できちゃった婚」の末に若い母親がキャバクラに勤めんならんのは、その子どもを産ませた男にも責任があるわけで、そこがすっぽりと抜けてしもうている。高校を卒業せんと取られへん資格というのは実は山のようにあって、現代社会では中卒の学歴では高収入は望まれん。そやから高校に進学したいと思うんであって、中卒でも十分な収入が得られるような社会にしていくのは政治家の仕事でしょう。それをあなた「私は中学校の教科書見たら、これがわかっていれば実務社会の、英語もそうですけど、これがわかってれば、絶対社会に通用するんですよ」とは世間知らずにもほどがある。
 誰にでも教育を受ける権利はある。基本的人権ですよ、これは。憲法にもちゃんと教育を受ける権利」を保障するように明記されている。そのための奨学金やし、それを拡充していくのは決して間違いやないと思うんやけれど、如何。

 4月17日(日)は、「たちよみの会」例会です。多数のご参加をお待ちしています。

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