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やはり江夏はすごかった [プロ野球]

 なんとか1週間、フルに授業をしましたよ。でも、フルにやったのは教員の方だけで、生徒は分散登校という形で半数ずつを午前と午後に分けて来させるという苦肉の策。そやから来週は残りの半数に今週と全く同じ内容の授業をせんならん。
 4ヶ月近く授業から離れていたのを必死になって勘を取り戻しながらやらんならんのやから、かなりきつい1週間やったなあ。昼前くらいに睡魔と闘い、勝ったり負けたりしながら仕事をしていた。定時に退出し、帰宅後は昨日と同様マスクを洗うとすぐに仮眠。
 夕食後、サンテレビの「虎辞書なる!」という番組を見る。サンテレビに残されているアーカイブからタイガースの歴史に残る試合をダイジェスト版でみせてくれる番組。ナイター中継の代替として、いつもならオフシーズンにやっている企画を現在放送しているのです。
 こんばんはノーヒッター2試合。まずは川尻哲郎投手が倉敷でドラゴンズ相手にやった試合。今季からタイガースのコーチとなったドラゴンズの井上一樹や、タイガースからドラゴンズに移籍した久慈照嘉などに目がいくけれど、タイガースは暗黒時代。画面を見ていたら、アロンゾ・パウエルがタイガース側にいるのがちらりと見えたり、タイガースの捕手が現監督の矢野輝弘やったり、その矢野がドラゴンズ時代にノーヒッターをした野口がドラゴンズの先発投手やったり。三塁を守るデーブ・ハンセンは打つ方はぱっとせなんだけれど、守備は堅かったんやなあなんて、忘れていたことを思い出したり。
 二つ目は江夏豊が11回をノーヒットノーランに抑え、自らのバットでサヨナラホームランを打って決めた試合。江夏のホームインなんかもうよれよれという感じで、ほんますごい試合やったんやなあという感じ。ドラゴンズの井上弘昭のホームラン性の当たりを捕球して助けたのは池田純一。三塁を大倉一貴が守っていたり、捕手はダンプこと辻恭彦やったり、代打で出た田淵が一塁をそのあと守っていたり。私が小学生のころの試合です。でも、出てくる選手、みんな記憶にある。代打で出たのは後藤和昭。川藤はこのころは代走要員やったはずですね。ベンチにはウィリー・カークランドの姿もある。二塁は中村勝広から野田征稔に交代。代走は佐藤正治が出てきた。俳優の西田敏行さんの親類で、そのため西田さんは東北人やのにタイガースファンになったという。サヨナラホームランを打ってホームに走ってくる江夏の横でいっしょになって走っているのはスタンドから降りてきたファンのおっさんたちや。すごい時代ですね。もっともスタンドもガラガラで、いっぱい入っているところに江夏をワイプして入れてさも満員であるかのように見せている。苦労してますなあ。
 ようこんな歴史的な試合をちゃんとビデオで保存していたものです。この時代はビデオテープは貴重品やったから、上書きして使うていたはず。これはおそらくプロデューサーの決断で保存していたものやないか。やとしたら、サンテレビは偉い! 他の局にはラジオの録音かニュース用のフィルムしか残ってへんはず。
 それにしても川尻の試合には監督として、江夏の試合にはラッキーゾーンでリリーフとして星野仙一がいてて、まさか後にタイガースの監督として甲子園で胴上げされるようになるとは、だれも想像もしてなんだやろうなあ。いやあ、小学生の記憶力ってすごい。ほんま、昔の選手の名前、どんどん出てくるもんなあ。ベンチから飛び出して喜んでる背番号47の上には「KIRA」のネームが。選抜優勝投手として期待されて入団した吉良修一や。この試合にベンチ入りしてたんですね。いやあ、ほんま、よう覚えてるもんや。
 それにしても、江夏豊はやっぱり凄かった。疲れが飛んで元気になりましたぞ。

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