ええんか、それで

　今日は３月以来の「たちよみの会」例会。喫茶フランソアは中央の席を使用禁止にしたりするなど一応コロナ対策をして入るけれど、もともと風通しのよくない古い作りの店だけに、私は用心して飲食時のみマスクを外すなどしていたけれど、他のお客はごく当たり前のようにマスクを外していた。
　怖くないのかなあ？
　京都の四条河原町近辺は２月ごろとほとんど変わらぬ、というよりもそれ以上のにぎわいを見せていた。
　自分もその中の一人ということは承知で天に唾することも覚悟の上で書く。
　ええんか、それで。
　例会の前に昼食を取りにハンバーガーショップに入ったけれど、店内は満員。やむなく牛丼屋に行く。ここは客席と客席の間をアクリル板で仕切っていた。それはそれでええんやけれど、箸は箸入れに突っこんだままやし、しょうゆなどをとろうと思うたら、隣席の人の前に手をのばさなあかん。
　ええんか、それで。
　常連Ｙ氏が来てくれて、丸善京都店に行く。店の入っているＢＡＬの入口に体温計が置いてあったので、戯れに額に光をあてて計測してみる。
　９４度！
　ただし、Ｆとついていた。輸入物らしく、華氏で表示されているんやね。そんなん置いといて意味あるのかな。
　久しぶりにちゃんとした大きな本屋に行ったもので、目当ての横田さんの文庫やとかの他にも新書を何冊かよけいに買うてしまう。脳が読書に集中でけてへんのに、読みたいという気だけはあるからやっかいですね。でも、本屋をうろうろして本を探し、棚から気まぐれに読みたくなるようなものを見つけるのはやっぱり楽しい。
　帰路、阪急の特急内で、四人がけの座席に座る。向かい側の若いカップルはマスクもつけずにべったりくっついている。新型コロナ禍以前なら暖かい目で見ていたやろうに。つい心の中で叫んでしまう。
　ええんか、それで！
　第二波がくるのは思いのほか近そうです。