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悪の温室 [テレビ全般]

 朝から腰の張りと、一瞬のめまい。よほど休もうかと思うたけれど、今日中にやっときたいことがいくつかあり、出勤。もともと授業の入ってへん曜日で、事務作業が中心。明日の内科検診の会場設営のために体を動かしていると、少し気が楽になった。
 4年間、ぼっち部屋で常に音楽をかけながら仕事をしていたけれど、あれがかなり精神的に安心感を与えていたんやなあと思う。別にモーツァルトだけがリラクゼーションの音楽ではないのです。
 定時に退出。これ以上仕事を続けているとぼろが出る。
 夕食後、妻と「刑事コロンボ 悪の温室」を見る。名優レイ・ミランドが甥の財産を手に入れるために偽装誘拐を試み、最後には殺害。浮気性である甥の妻を犯人に仕立て上げようとする。相当昔に見た記憶あるけれど、細部は忘れていた。子ども心には凡作かと思うていたけれど、おっさんになってから見ると、推理力のコロンボに対して科学捜査で対抗する若手のウィルソン刑事が登場して、彼が犯人のミスリードにまんまと引っ掛かっている間に、コロンボは着実に証拠固めをしているというコロンボの腹黒さを見せてくれるという面白さがあった。同じパターンにはしないという脚本家の工夫ですね。なにしろ被害者が殺されるのはドラマ開始後、全編の半分程度のところなんやからね。いきなり殺害のシーンで始まるパターンが多いだけに、これも異色。コロンボのベースとなるパターンが第1シリーズで出そろい、そこに新しい要素を加えていくというのが第2シリーズやったんやね。ラスト、温室でコロンボが犯人を待ち受けている場面、そこだけははっきりと覚えていた。途中でのコロンボのセリフ「何もかもそろい過ぎているのが気になるんですよ」あたりがコロンボの真骨頂。吹き替え台本は額田やえ子さんに代わっている。あのファンならおなじみ「よござんすか」がちらりと出てきているあたり、ああ、額田さんに代わったなとにやりとさせるところですね。

 6月21日(日)は、ついに「たちよみの会」例会の再開です。多数のご参加をお待ちしています。

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