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エスコンフィールド北海道 [プロ野球]

 今日は完全休養日。膝の痛みはかなりましになり、正座さえしなければ大丈夫という感じ。午前中はアニメ「カワイスギクライシス」などを見てから、少したまってきたNHK朝のテレビ小説「らんまん」を何話か見る。昼食後、午睡。
 夕刻起きてきてプロ野球デーゲーム中継を見る。今日の中継はMBS。放送時間延長なしやったけれど、試合が早く終わったんで、最後まで見られた。昨日は伏見と江越、今日は伏見とマルティネス、田中正とファイターズの移籍選手にやられた。戦力補強とはこういう風にするもんやというお手本みたいな選手起用。ファイターズは某G球団よりも補強の仕方がうまい。いやいやタイガースも大竹や加治屋の活躍などを見ていると、プロスカウト担当者がしっかりした目を持っていることがわかるね。
 それにしても新球場のエスコンフィールドはすごいなあ。札幌ドームは欲をかいて失敗したね。野球の興行というのはうまみがあるからというて使用しているチームに逃げられるほど使用料を上げては行かんな。
 ドーム球場というより、屋内球場というた方がええかもしれん。屋根の一部がガラス張りなんで、デーゲームやと自然光が入るし、ナイターでも照明がぼんやりとしてへん。東京ドームとか京セラドームやと昼か夜かわからんような感じやからね。フェンスを黒にしているのも見やすさを考えてのことやろう。何もないところに町一つ作ろうという計画なんやそうな。スケールが違う。
 ただ、収容人数はやはり少なめ。甲子園みたいな5万人近く入る球場を見慣れていると、何層も重ねて客席を作っていても満員で3万人越えというのはもったいないと思うな。
 試合はタイガースが連敗。ここまで無双やった大竹もさすがに疲労がたまってきたかな。まあ、明日は才木にがんばってもらいましょう。
 試合を見たあとは読書。夕食後も読書。明日からまた雨模様らしい。

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耳づまり完治 [日常生活]

 今日も定休日。午前中はアニメ「王様ランキング」などを見たりしてから、昼食。ほんまは午前中に耳鼻科に行くつもりやったけれど、なんかしんどくて午後にまわす。
 昼食後、午睡。夕刻、駅前の耳鼻科へ。蓄膿も完治し、鼓膜裏にも水はもうたまってへんとのこと。最後の通気をびびびとしてもらう。これでもう耳鼻科通いは終了。いやあ、長かった。蓄膿から耳づまり、そしてまた蓄膿とほんまきつかったなあ。
 帰宅後、社説のダウンロードなどをしてから、追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はBS1。試合開始から終了まで、新球場のエスコンフィールド北海道の景色も堪能。タイガースから移籍していった江越が大活躍。複雑な気持ちであるけれど、江越の持つ力を引き出している新庄監督はなかなかすごいと思う。監督としての力量は某G球団の某H監督よりも上なんやないか。
 しばらく寝床で読書など。今日は寝落ちすることなくパソコンに向かう。今日は足も休ませられたせいか、右膝の痛みもかなりましになった。鼻も耳も治り、膝も治ったらかなり楽になるなあ。

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天下の豪商と天下のワル [読書全般]

 今日は定休日。朝からアニメ「贄姫と獣の王」などを見る。昼食後、妻とともに阪急で京都へ。母の入っている施設に行き、面会。一時と比較して、かなり元気になっている。話しかけて帰ってくる言葉にも力があり、ほっとする。母の好きな「にっぽんの愛唱歌」のDVDをBGMに聞いていると、こちらも眠くなる。夕刻、施設から帰宅。
 午前中は腹を下し、膝の具合も変わらず、帰路はかなり雨が強く降っていて、帰宅してすぐに社説のダウンロードなどをしたら、すとんと寝落ち。なんとか起きてきてナイター中継の追っかけ再生。今日の中継はBS12。試合開始から10時前まで延長ということで、安心して試合終了まで見る。相手のエラーなどで逆転したというのに、湯浅が逆転サヨナラホームランを打たれてしまい、イーグルスにまさかのカード負け越し。明日からファイターズ戦。新庄監督にも八木コーチにも江越選手にも悪いけど、3連勝させてくれい。
 田中啓文「天下の豪商と天下のワル 元禄八犬伝 二」(集英社文庫)読了。淀屋橋の名が残る天下の豪商淀屋の資産を丸ごといただこうと画策した天下のワルに対し、さもしい浪人網干左母二郎、並四郎、船虫たちと丶大法師や八犬士が大暴れする「三人淀屋」と忠臣蔵の登場人物である矢頭衛門七の父が質に入れた家宝をだまし取られた上に殺害されてしまう。質屋と悪徳同心と組んで衛門七を窮地に陥れたものの正体を探る「仇討ち前の仇討ち」の2編を収録。いずれもミステリ色が濃く、特に並四郎が活躍する。八犬伝の悪党と赤穂浪士との交流というあたり、目の付けどころも秀逸。小悪党の左母二郎が大掛かりなワルにひと泡吹かせるのも痛快、なんやけど、左母二郎はかっこよすぎるんですなあ。「さもしい浪人」と自称する割に、ちっともさもしくない。田中さんの左母二郎に対する思い入れもわからんではないというか、おおいにわかるけれど、もう少ししみったれたところがないと、いざという時に別人のように活躍する姿にカタルシスを覚えない。難点というほどやないけれど、もしかしたら田中さんも左母二郎を扱いかねてるのかなあ、それやから並四郎の活躍が際立つのかなあと感じてしもうた。さらにいえば、八犬士の存在感もちょっと薄い。犬川額蔵の生真面目さなど、かなりしっかりキャラクターの性格付けをし、出番も作っているのに、もったいないなあ。さて、時間では怨霊がどのような悪事を働くのか、そこはかなり楽しみ。ところで「三人淀屋」というタイトルは明らかにシャーロックホームズものの短編「三人ガリデブ」のもじりなんやけれど、解説の三田主水という人は完全にスルーしてしもうている。もじりとか地口が田中さんの本領なんやから、そこを見逃したら解説にならんでしょうが。

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テントの中の体育祭 [日常生活]

 本日は坂道の学校の体育祭。幸い、準備や撤収の担当に当たってなんたので、痛む足を引きずりながら無理をするということはなかった。まあ、再任用で週3日しか勤務しないおっサンなんぞあてにされても困るだけなんやけれど。
 というわけで、半日はテントの中で座って体育祭を観戦。その学校のことを知るのに一番ええのはこういう行事で、生徒の取り組む姿勢とか、内容の完成度とか、教員の関わり方とか、外部からの視点で観察できる。
 これまでかかわってきた学校の体育祭や運動会と比較したりしながら、サングラスに帽子、服が汚れんように上からTシャツをきたりする重武装でなるべく体力がそがれんようにしていたけれど、ただ外にずっといてるというだけでけっこう体力を使うているもんやなあ。なんか疲れた。
 体育祭終了後は、保健関係の渉外の仕事で某所に連絡を取ったり、まだ評価をつけてへん課題のチェックなどをして、定時に退出。
 今日は妻が日帰り帰省。帰宅してすぐにナイターを追っかけ再生で見る。今日の中継はBS朝日。試合開始から終了まで、たっぷり。タイガースはイーグルスに楽勝。いかにタイガースの控えの層が厚いかを再認識。わざわざ二軍落ちしている選手のリストを中継の中で出してきたら、タイガースは代打の切り札や走塁のスペシャリストや先発要員、中継ぎの柱が二軍落ちしている。それでもリーグ首位の座は当分揺るぎそうにないからね。
 妻が帰宅してから夕食。試合終了後、社説のダウンロードをしていたら寝落ち。
 明日、母の面会の予定なんやけれど、行けるのかどうか心配になってきた。

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右膝が痛い痛い [日常生活]

 今日も出勤日。1時間目に一コマ授業があり、3時間目以降は体育祭の予行と準備。私は特に係は当たってへんので、社会科の職員室でデスクワーク。教材の作製や提出物のチェックなどをする。というのも、昨日あたりから右膝が痛み始め、それでも通勤に障るほどの痛みやなかったんで仕事はできていたんやけれど、少しずつ痛みが強くなり、階段の上り下りなどは避けたかったのです。天気は出勤時は曇りやったけれど、少しずつ雨が降りはじめ、小雨ながら夜まで降り続く。空気が湿気っているせいか気圧が低いからか蓄膿の菌が血液を循環して右ひざ裏にまわったか何かストレスがたまっているのか、とにかく少しずつ痛みが増す。定時に退出。地下鉄の駅から地上に出る時など、手すりを持たんと歩きにくいくらい。
 帰宅後、追っかけ再生でプロ野球中継を見る。今日はテレビ大阪。試合開始から、サブチャンネルでの延長もありということで安心して見てたけれど、イーグルスの投手陣に対して淡白な攻撃で、延長がなくても放送時間内に試合終了。昨日の5時間を超す引き分けのダメージがある上に西宮から仙台への移動。そらしんどかろうて。攻撃が淡白になっても私は責めません。マリーンズ相手に3試合息も抜けん試合をしたあとやから、その反動があっても仕方なかろう。
 試合終了後、寝床で社説のダウンロード。膝はますます痛くなる。さっと起きて日記更新と行きたかったけれど、起きるのも億劫。
 明日の朝、これ以上の痛みがあるようやったら、年休を取って整形外科に行かねばならんかもな。あまり通院する医者は増やしたくないんやけれど。せめて坂道の学校にエレベーターがあればなあ。通勤で坂道を登るのもかなりきつくなりそう。

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仕事でへとへと野球観戦でくたくた [日常生活]

 愛すれどTigers「大山が佐々木朗打ち、才木が完封で投手戦を制す」を更新しました。

 今日から3連勤。とはいえ、明日は体育祭準備と予行。明後日は体育祭本番で、慌ただしいのは今日だけ。授業準備や書類提出、会議など空き時間もばたばた。放課後、明日以降の授業で使う教材を作成。定時に退出。
 もう夏の暑さですね。帰宅後、サンテレビで野球中継を見る。なんとマリーンズと5時間を超える試合をしてくれる。引き分けのため、カタルシスもなし。湯浅アナウンサーも解説の中田良弘さんと濱中治さんも最後の方は疲れ切ってはった。昨日の試合が2時間くらいで終わっただけに、その差は大きいな。見ている私も仕事疲れの上に野球観戦疲れ。さらに観戦記を書いて、「愛すれどTigers」を書いてたらむちゃくちゃ時間がかかった。
 明日はまあそれほど仕事でエネルギーを消費することもないくらいなんで、ぼちぼちいきますか。

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岡田監督は笑芸ファン [テレビ全般]

 今日も好天。いつものように朝から録画したアニメ「おとなりに銀河」などを見、その後少し読書。昼食後、午睡。目覚めればもう午後6時を過ぎている。デーゲーム中継の録画を見る。今日はABCの中継で放送延長ありの日やったけれど、マリーンズの佐々木朗とタイガースの才木がほとんど走者を許さない投手戦を演じ、中継内に試合もインタビューもすべておさまる。解説は濱中治さん。ゲストとして新番組の宣伝も兼ねてぺこぱの2人がマリーンズのユニフォームを着て放送席に座る。以前は芸人さんやタレントさんのゲストは単なるにぎやかしみたいな感じやったけれど、最近はちゃんとスポーツのことをわかっている人を呼ぶため、実況の邪魔にはならんのがよろしいな。岡田監督へのインタビューは放送席から濱中さんとぺこぱが質問。「ぺこばをご存知ですか」という少し遠慮気味な質問に、岡田監督はにっこり笑いながら「見てるよ」と返事。実は岡田監督は笑芸番組が好きなのでありました。どこかでそんなことを書いてあったのを読んだことがある。
 野球を見ながら夕食。食後、寝床で社説のダウンロード。今日もまた寝落ちしてしまう。あれだけ午睡したのに、実はまだ頭は起きてなんだのかもしれんなあ。明日からまた仕事。体育祭のからみで時間割変更もあったりと、また慌ただしい3日間になるなあ。

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上岡龍太郎の死 [追悼]

 台風一過、という感じで本日は快晴。朝から昨夜録画したアニメ「江戸前エルフ」などを見てから、昼前に出かける。今日は月例の京都の医者行き。阪急の準急で上洛。今日は患者さんがいっぱい。帰路は特急で帰阪。比較的すいていて、往復とも座れたのでよかった。
 帰宅後、午睡はせず読書をしたりスマホで社説のダウンロードをしたり。今日のタイガースのナイター中継はMBS。午後6時56分から9時までという限定的なもので、枠が取られへんのやったら中継を独占せずどこかのBSチャンネルにも中継させたらと思う。なにしろ他の試合はみんなデーゲーム。ナイター枠はどのBSチャンネルも空いているはずやないですか。
 というわけで、DAZNと地上波テレビとDAZNのリレーで試合を完全に見る。9回表、クローザーの湯浅が3点差を追いつかれ、延長11回、マリーンズの投手が格落ちしたところでなんとかサヨナラ勝ち。サヨナラ打の小幡選手はヒーローインタビューで「嬉しかったです」という表現だけを使い、どの選手もなんとかの一つ覚えみたいに絶叫する「最高でーす」という言い方はしない。それだけで好感度大アップです。
 もと漫画トリオの一員で、タレントの上岡龍太郎さんの訃報に接する。享年81。死因は肺癌と間質性肺炎。
 横山パンチ時代の上岡さんについては記憶にない。漫画トリオは記憶があるけれど、幼な心に強烈に残っているのは横山ノックさんだけ。手持ちのCDに昔の漫才の音源が残っているけれど、マスターテープの保存状態が悪いせいか非常に聞き取りにくい。映像もたぶん映画出演したものくらいしか残ってへんのと違うやろうか。
 そやから、私にとっては「ノックは無用」「ラブアタック」などの関西ローカルのテレビ番組の司会から入った感じかな。
 上岡龍太郎さんの笑いはいわゆる「大阪の笑い」ではなかったと、今も思う。上岡さんは京都出身で、私もそうやからわかる。「京都の笑い」なんですね。自分を一段上に置いておいて突き放して笑うという性質のもの。これは島田紳助さんにも共通する。むろんどこかで自分を落とす落とし所はあるんやけれど、ベースになるのは突き放し方。その突き放し方の理屈が屁理屈であればあるほど、笑いを生む。「芸は一流、人気は二流、ギャラは三流。恵まれない天才、上岡龍太郎です」というフレーズもそうやし、「口は出すけど金は出さん、阪神タイガースの陰のオーナー、上岡龍太郎です」というフレーズもそう。引退すると決めたら、一切テレビやラジオに復帰せんまま最後まで通したのも、京都人らしいええかっこしいのところを感じさせる。
 ただ、そこに横山ノックという大阪のボケ芸の代表みたいな人が理屈抜きでからんでくるとその屁理屈がますますおかしげなものになる。横山ノックさんが上岡さんを見出したというのは奇跡的な出会いやないかと思うのですね。
 そやから「私が東京に行かんのは、関東は民度が低いから」と「笑っていいとも」のテレホンショッキングでタモリにはっきりというて、さすがのタモリもどう返してええかわからんようすやったことがあったけれど、東京の番組からも引っ張りだこで平然と出演してはったのには笑うてしもうた。屁理屈がねじまがって笑いになる最たるものですね。それを東京のテレビ局は「毒舌の上岡龍太郎」なんてポジションに立たせてたりするんやからおかしいよねえ。毒舌やなく、偉そうにしたええかっこしいというスタイルを芸として演じているだけのことやのに。
 こういうなんか屈折したインテリ風の放談で笑わせる芸人というのは、もう出てこないやろうなあ。なんでかというと、その下地は反骨精神やから。
 もし上岡さんが現役を続けていて、橋下徹と共演していたらいったい彼をどう扱ったやろうと、何度も思うたなあ。
 謹んで哀悼の意を表します。

 2日前の日記で、事実誤認と見える書き方をしていたので、一部訂正しました。オリラジ中田は松本人志批判をしているだけで東西の笑いの部分は私が勝手に膨らませたものです。

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さもしい浪人が行く [読書全般]

 今日も定休日。まだ3連勤4連休のペースがつかめません。
 線状降水帯ができたりする豪雨の影響で、大阪市内もざんざん降り。いやあ、耳鼻科に昨日行っておいてよかった、と、昨日の晩と同じことを書く。ただ、ほんまにベランダの前に幕が張ってあるみたいな大雨を目の当たりにすると、ほんまに外に出る用事がなくてよかったと思う。フルタイムの勤務にしていたら、えらいことでした。坂道の学校あたりやと山に近いからよけいきつく降っていたと思う。大雨洪水警報は出ていたけれど、それでは休校にはならんのです。大阪府立の学校は、暴風警報が出た場合のみ休校。なんでそうなっているんかは知らん。お山の学校や坂道の学校みたいに洪水や土砂崩れの危険性のあるところに所在している学校で何か起こったらどうするの、吉村知事。カジノも万博もどうでもええから、大事な府民の子どもたちを守ることを最優先にしなさいよ。と、いらんことを考えてしまうくらいよう降りました。
 午前中はテレビを見たり本を読んだり。昼食後、午睡。夕刻目覚めてタイガースの公式サイトを確認したら、甲子園の試合は降雨中止。そらそやな、おっサン。
 というわけで、夕食後はじっくりと読書。明日は外出予定があるけれど、天気予報では午後から晴れ。割と雨には降られる方なんやけれど、今回はうまいこといった。
 田中啓文「さもしい浪人が行く 元禄八犬伝 一」(集英社文庫)読了。長いこと積ん読になってたシリーズが完結したので、「新・平家物語」を読んでしもうてからまとめて一気に読もうと思うていた。全5巻のシリーズ。舞台は元禄時代の大坂。あの「里見八犬伝」に登場する人物たちが名前もそのまま江戸時代に活躍、という趣向。別に室町時代から転生したわけやなく、偶然の一致ということ、やと思う。要は田中さんも私も小学生時代に熱中して見ていたNHK人形劇「新・八犬伝」のキャラクターを自分なりに動かしてみたくなったということでしょう。むろん田中さんらしく登場人物の元禄時代の設定はきっちりしているし、主人公一味の「さもしい浪人」網干左母二郎のもとには「新・八犬伝」で人気のあった悪役たち(船虫、蟇六、亀笹など)がいるし、丶大法師や八犬士たちも登場。ただし、馬琴の「南総里見八犬伝」に船虫の夫として登場する並四郎も一味に加わっているので、「新・八犬伝」だけのオマージュでもないことが分かる。
 本書では江戸から流れ着いた左母二郎が船虫や並四郎とともに、丶大法師から持ちかけられた事件に協力するというパターンで2編が収録されている。井原西鶴の弟子を名乗る東鶴という俳諧師の行う矢数俳諧に隠された陰謀を暴く「通し矢と矢数俳諧」、大和と大坂の国境に出没する盗賊を犬山道節とともに退治する「真白山の神隠し」の2編で、田中さんらしくミステリのトリックも組み合わせた痛快なもの。「犬公方」こと徳川綱吉が登場したり、怨霊が登場したり(玉梓の怨霊やないのは残念)と、どう展開していくか楽しみです。
 ところで、「南総里見八犬伝」の登場人物には地口でつけられたような名前の登場人物が多い。そこらあたりも田中さんとは相性がええのかもしれん。ほんまかいな。

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東西の笑芸 [演芸]

 今日は定休日。昨日まで目いっぱい仕事をしていたせいか、一日だるい。それでも午前中、耳鼻科に行って診てもらう。蓄膿はほぼ完治。鼻の奥もすっきりきれいになっていたとのこと。耳づまりもかなりよくなってきているけれど、まだ少しは鼓膜の裏に水がたまっているとのことで、びびびびと通気してもらう。
 帰宅後、昼食をとり、来週の母との面会のアポを施設と取ってから、午睡。
 目覚めたら、妻は買物に出ていた。社説のダウンロードなどをしてから、帰宅した妻と少しおしゃべりをする。「オリエンタルラジオ」の中田がYOUTUBEで松本人志に対する批判をしているというような話題。私はオリラジを面白いと思うた事がないので、いくら熱弁したとしても、説得力がないように感じる。オリラジ中田の松本批判とは直接関係ないけれど、大阪の漫才が東京に侵食しているというようなことは、実は昭和初期の横山エンタツ・花菱アチャコの時代からあったことで、「東京漫才」というものもエンタツ・アチャコの系譜を引いているというような歴史について理解していたら、あるいは1980年代の「マンザイブーム」の直前まで、どんなに面白いコンビでも大阪の漫才は東京の観客には受け入れられてなんだという事実を知っていたら、コント的なものであれば、戦前、東京の「あきれたぼういず」が大阪でも大人気やったことを知っていれば……笑いのカリスマは松本人志以前にもずっといたわけで、笑芸の賞レースがすべて松本人志に支配されているみたいな歪んだ見方はでけへんと思うたりする。
 東京にも「ワッハ上方」のような演芸資料館があればよいのだけれどね。ちなみに私は上方演芸の愛好家ではあるけれど、昔の早野凡平のような東京のピン芸も大好きやったんやけどなあ。クレイジーキャッツとか、面白いものについては東西関係ないと思うのですよ。
 そのあと、追っかけ再生でナイター中継を見る。今日はサンテレビがテレビ埼玉の中継を受けての放送。初めて対戦する投手たちに小刻みにリレーされたら、打線もつながりにくいということが分かった。連敗なんて久しぶりやなあ。
 野球を見たあと、耳鼻科に行ったついでにコンビニで買うた「スポーツグラフィック ナンバー」を読む。タイガースの監督についての特集やけれど、私が一番肝心やと思うている大阪のスポーツ紙とタイガースの関係については触れられてはいれど深く掘り下げられてはなかったのが残念。
 夜から雨。耳鼻科に今日行っておいてよかった。明日にしていたら雨の中を外出せんならんところやった。

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