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数字は難しい [テレビ全般]

 愛すれどTigers「金本豪打、福原完封、開幕3連勝!」を新規更新しました。

 新聞によりますと、 「ちりとてちん」が連続テレビ小説の歴代最低の視聴率を関東で記録したんやそうです。以下「スポーツ報知」より引用。

“29日に放送が終了したNHKの連続テレビ小説「ちりとてちん」は、全回を通じた平均視聴率(関東地区)が15・9%だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。同枠としては、統計のある1964年以降で最低。関西地区は17・0%だった”

 ただし、これは全体を通しての平均視聴率で、記事にはこうも書いてある。

“「ちりとてちん」の最終回は関東、関西地区とも17・5%だった”

 つまり、関東では当初「上方落語」なるつまらなそうなテーマのドラマを食わず嫌いで見ないでいたけれど、最後は17.5%まで視聴率が上がるほど視聴者が増えたという見方もでけんことはないわけです。そして関西地区ではだいたい平均してよう見られていたということやないかと思うんです。
 見ていた人は一様に「はまった」状態になり、「wikipedia」の「ちりとてちん」の項目では編集や削除が立て続けに起こって論争みたいになりなんと保護状態にまで追い込まれたくらい、「はまった」人はもう熱中するほどやったわけです。
 JOBKは番外編も関西限定で放送する計画を立てているらしい。つまり、作り手も乗ったし、お好きな人は毎日楽しみでたまらん、終わってしもうて気が抜けた、早う番外編作れというような感じになっているわけですね。
 ただ数字で出たものを見たら、視聴率が悪かったつまらんドラマやったみたいですけれど、例えば関東でも週ごとの平均視聴率をグラフにして示したら、必ずしも不人気やったとは言い切れん結果が出るんやないかと思うのです。これは私が「ちりとてちん」が好きやからというだけやなくて、年間の平均視聴率が15%しかないドラマの最終回の視聴率が17.5%ということの意味を考えたら、このドラマを途中から見だして最後まで見たという人が一定数いると考えられるということなんですよね。
 つまらんドラマやったら、最初は17.5%の視聴率でも最終回は14.5%に落ちてそうなもんやないですか。
 数字というのは、おもろいし、難しいもんですね。

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ようやったスワローズ [プロ野球]

 うふうふうふうふうふ。3つ勝ちましたなあ。うふうふうふうふ。楽しいですなあ。
 うひうひうひうひうひ。3つ負けましたなあ。うひうひうひうひ。気持ちよろしいなあ。
 3つ勝ったのはタイガース。3つ負けたのはジャイアンツ。特にジャイアンツはスワローズのエースと4番を引っこ抜いて、そのスワローズに3つやられてるんですなあ。こんなチームに負けたらあかんと、選手が一丸となって勝ちにいったのですなあ。
 あ、次のカープは「新井を引っこ抜いたタイガースに負けたらいかん」と意地を見せてくるかもしれんので、浮かれてないで冷静に応援しよう。
 でも笑いが自然にこみ上げてくる。うへうへうへうへうへうへ。
 明日は今季第1回目の「愛すれどTigers」選評更新日や。週間MVPに誰を選んだらええのか悩みまくってます。こういう嬉しい悩みはずっと続いてほしいなあ。

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「ちりとてちん」最終回 [テレビ全般]

 朝、「ちりとてちん」の最終回を見た。朝の“連続テレビ小説”を半年通して見たのは、これで3作目かな。「心はいつもラムネ色」(秋田實さんをモデルにした主人公やったから。若き日の藤山直美さんと桂小米朝さんが蝶々・雄二役で出演していましたなあ)と「芋たこなんきん」(これは藤山直美さんが主演やったから)、そして今回の「ちりとてちん」。
 最初は主役が上方落語の落語家になるという設定やというので、変な話になってへんか確認したろうくらいの軽い気持ちで見ていたけれど、張った伏線をきっちりと使いきる作劇のうまさやとか、俳優さんたちの生き生きした演技やとか、そして上方落語へのリスペクトがちゃんとあることなんかで、とにかく一日も欠かさず見てしまいました。
 マニアックなファンもついたみたいやし、このドラマがきっかけで上方落語に興味を持ったという方もけっこういてはるらしいし、特にそのおかげで文枝師匠や米朝師匠の昔の落語が放送されたりしたのは非常によかった。
 現実の上方落語の世界とはちょっとずれたパラレルワールドの上方落語界という趣もあって、たとえば少人数の一門だけで落語の定席を作ろうとするというような無茶な展開もあったりした。上方落語界について全然知らん人が現実と混同したら困るなという部分もあった。むろん世の中に完全なものは存在せんわけで、特に“連続テレビ小説”の場合、主人公が特定の職業を目指していたりしても、全然その夢とは違う方向に話が進んだりなかなかそこにたどりつかなんだりするというような例もあるそうやから、それに比べたらまだ許せる範囲かな。
 ところで主人公の徒然亭若狭は出産を機に引退するという形で放送は終了したけれど、おそらく製作されると予想している後日談の単発ドラマで高座に復帰する姿を描いてくれるんやろうねえ。
 とにもかくにも毎日の楽しみが一つ減った。まあプロ野球が開幕したんで、ちょうどええか。

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球春あれこれ [プロ野球]

 やっとセ・リーグも開幕してこれで日本のプロ野球12球団が出揃うた。ジャイアンツは自慢の打線が湿気った上にたまたま1年だけ安定していたのにエース扱いしてもらい増長したかどうかそこらはわからん高橋尚がスワローズ打線にこつこつ打たれて気がついたら大敗。これやから勝負はふたを開けてみんとわからんのよ。タイガースは今年も金本とJFK頼みか。まあ勝ってよかった(嬉しいけれど、テレビの野球中継が途中で終わってラジオに切り替えたからか妙に冷静な気分です)。あと2つ勝ったらはしゃごう。
 桑田真澄投手が引退。メジャー昇格のチャンスは実は去年のオープン戦でして、あそこで動きの鈍い審判に当たられて怪我をした時点で運は尽きていたんかもしれん。なんでもパイレーツからはコーチで残らんかとか駐日スカウトをしてくれんかとか依頼がきているらしい。体力は衰えていても、豊富な経験と頭のよさは高く評価されてるんやからええやんなあ。
 松井秀喜の結婚相手はあまり美人やないみたいやな。松井の発表した似顔絵を見ると、そうとうデッサンの狂った平面的な顔をしているみたいです。きっと松井の心をとらえたのは顔の造形やなくほかの魅力やったんでしょうね。というか、松井は彼女の顔をスワローズの木田投手に書いてもろたらよかったと思うぞ。彼の漫画の腕はプロはだしですからね。これはほんま。
 平安高校は新年度から「龍谷大平安」に変わるらしい。確かに「平安高校」という名前は野球では名門でも、進学率とかそういう部門では別な意味で有名やったりしたからなあ。今日の試合では引き分け再試合というなかなかすごいことをしている。選抜大会には(というより高校野球そのもの)あまり興味はないけれど、どうせなら平安に優勝してもらいたいものです。
 というわけで、球春ですねえ。なんかタイガースの開幕で心もうきうきしてきましたぞ。

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専門誌は複数あった方がいい [大相撲]

 愛すれどTigers「2008年度開幕に向けて」を新規更新しました。

 今日は相撲雑誌の発売日。私は以前も書いたけれど「相撲」(ベースボールマガジン社)と「大相撲」(読売新聞社)の2誌を購読している。このところ朝青龍や時津風部屋の問題などで2誌の視点が明らかに違うんで、今月号も楽しみにしていた。むろん、優勝した朝青龍の扱いがどない違うかを比べたいんですわ。
 表紙の見出しが違うね。「相撲」は“横綱朝青龍の復讐”と書き、朝青龍がインタビューで観客席に向けて手を上げている写真を使うている。これに対し、「大相撲」は“ほぼ復活”の見出しで白鵬に勝ってガッツポーズをしている朝青龍を表紙に持ってきた。
 明らかに「相撲」は朝青龍に好意的、「大相撲」は批判的と色分けされた。まあ予想してたことやけれど。それにしても“ほぼ復活”というのはおもろい見出しやなあ。朝青龍の優勝はあの強さの復活やないということを「ほぼ」と入れることで表現している。
 「大相撲」の誌面では総評座談会で旭道山さんが「(朝青龍は)筋肉に張りがあったが、ウェイト・トレーニングをかなりやったんでしょう。しかし、稽古でついた筋肉でないと相撲は取れません」という趣旨のことをはっきりと言うてはる。つまり、朝青龍の途中の連敗は稽古不足のせいやということですな。これは元力士である旭道山さんが言うたはるだけに説得力がある。そして、その言葉をそのまま掲載した「大相撲」誌のほかの記事でも朝青龍に対する批判が随所にみられる。
 かたや「相撲」の誌面では、場所前の言動などを紹介して多少は批判しているんやけれども、全体に朝青龍の“復讐”をほめたような記事が多くを占めている。おそらく相撲協会全体の見方を反映しているんやろう。
 こうやって読み比べると、やっぱり専門誌は複数あった方がええなと思う。以前「SFマガジン」で「クロス・レビュー」という1冊の本を複数の評者が書評するという企画があったけれど、これなどはSFの書評をする専門誌が1誌しかないから、せめて批評は立体的にやったらという私の提案が(たぶん)反映されたものやった。専門誌が1誌しかない場合、どうしてもそのジャンルでは唯一の専門誌が権威になってしまう。「相撲」と「大相撲」みたいに違う視点の専門誌が並立していると、読者の見方も平面的にならんですむし、関係者も批判について向き合うこともできる。
 まあSFの場合、まず複数あってもなかなか部数は出されへんやろうし、下手したらパイの食い合いになる恐れもある。そやけど、文庫でいうたら早川書房と東京創元社がそれぞれの立場で新刊を出したり復刊をしたりするから、若いファンが最新の作品から昔の作品まで広く親しむことができるんで、やっぱり専門誌は複数あってほしいなあと、相撲の雑誌を読みながらSFのことを考えたりしたのでありました。

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年金が消えてるぞ [日常生活]

 私のところにもやっときました「ねんきん特別便」。なにしろ採用試験合格までウヨキョクセツございましたからね。どうなっているのか知りたかった。
 じっくりと読もうと封を切って見てみたら……むむむ。私が現職(大阪府)に採用されるまでの記録がすっぽりと抜け落ちているやないか。
 大学を卒業してすぐに正式に入社して1年で離職した学習塾(もうとっくに倒産している)では確か年金手帳を受け取ったぞ。その後4年3箇所(というても管轄は京都府)毎年のように職場の変わった常勤講師時代も毎年4月に事務室に年金手帳を提出した。任用のたびに社会保険も加入していたから、国民年金にも加入していたと思う(そこらあたりの知識はまるでないので、こんな書き方になる)。
 もっとも、そんな昔の明細はとっくに捨てているから詳細はわからん。ここは社会保険庁にちゃんと調べてもらわなければ。
 他人事とは思うてなんだけれど、こうやってはっきりと自分の目の前で記録の漏れを見せつけられるとはなあ。とりあえず明日相談窓口に電話して倒産した会社の場合やとか、公立学校の常勤講師は一般的にどう扱われているかとか、あれこれ聞くことにしよう。
 ええいまたやらんならんことが増える。

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プロバイダ不調 [日常生活]

 昨日の日記で「機動戦士ガンダム00」は打ち切られたのじゃないかと書きましたが、予定通り2クールで終了して半年後に後半を開始するとご教示をいただきました。関係者各位には失礼な書き方をいたしまして面目次第もございません。半年後の再開からの展開に期待しております。

“午後からずっとネットにつないでいるのに、サーバダウンという表示が出てネットにアクセスできない。
 ブログの強みで携帯からメールを送り辛うじて日記はこうして更新できるが、みたいサイトなど全く見られないのは困る。
 うちはマンション単位でNTTコミュニケーションズと契約しているから、他の部屋もこういう状態かな。
 日記くらいやったらまだええけどね。株をやってるデイトレーダーなんかは困るやろうなあ。そういう場合はやっぱり携帯を使ったりするのかな。
 ちゃんと日記も下書きして準備していたのに。困るわほんま“
 という日記を昨晩遅く携帯からアップした。
 朝、さっそくNTTに電話をかけた。実は、ネットの高速化工事をするというので、以前のルータは使われんようになるということで、新しい機械が送られてきてはいたんやけれど、最初の工事のときには取り付けに来てくれたので、今回の工事もそうやと思うていた。送られてきた書類にも「付け替えてください」とは書いてあったけれど、自分で付け替えるのか工事の人が付け替えに来るのか判然としない。
 カスタマーズ・デスクのフリーダイヤルしか書類には書かれてないので、そこにかける。答は「ご自分でお付け替えください」でした。箱を開けて新しい機械のマニュアルを読む。前の機械のどのジャックが今回の機械のどのジャックにあたるのか、わからんことはないけれど、実際に付け替え始めるとこれがなかなか難しい。
 前の機械には4箇所あったジャックが3箇所しかなかったりする。だいたい見当をつけて、箱に入っていた部品も活用して付けたら、なんとか、ネットにつながった。それにしても機械についているマニュアル以外に、付け替え用の説明書くらいは入れておいてよ。自分が好きで機械を替えるんやなく、NTTの指示で替えるんやから。替えんとネットにつながらんのやから。それに「工事開始時はメールでお知らせします」と書類には書かれていたのに、そのメールも届いてなかったぞ。
 もう一度カスタマーズ・デスクに電話した。いろいろと問題点を挙げて担当者に伝えるように依頼する。どこまでやってくれるかわからんけれど。「付け替え方がわかりにくいからそれ用のマニュアルを入れておいてほしかった」というたら、「ヘルプデスクにご連絡いただければ、方法などはお教えいたします」と答える。それやったらヘルプデスクの電話番号も書いて、「わからんときはそちらに連絡せよ」と明記してほしかった。そのようにいうと、さすがに受付の係の人も困ってはった。まさか書類にそう書いてないとは思わなんだみたいである。
 というわけで朝からぷりぷり怒っていた。せっかく休暇をとって疲れを癒そうとしているのに、困ったものです。

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「機動戦士ガンダム」の重圧? [テレビアニメ]

 ここんところ録画してためていた「機動戦士ガンダム00」を2週分まとめて見た。じゃんじゃかと主要人物が死んでいくのでありゃありゃと思うていたら、一昨日の放送分には字幕で「来週最終回は5時30分開始です」というのが出たやないですか。ネットでそういう情報をまめに集める方やないんで、驚いた。なんと半年2クールで終了とは。途中まで重要な役割を果たしそうな人物として出ていた少年とかお姫様とかいったいどうなるんや。
 あまり使いたくない言葉やけれど、予定より早く終了させられた、いわゆる「打ち切り」というやつですかな。確かに番組開始当初はなかなかストーリーが進まず、武力紛争をやめさせるために武力介入する謎の団体ソレスタル・ビーイングを敵と認知した国際社会が、一丸となってソレスタル・ビーイングをつぶしにかかるという大筋はあるけれど、物語を引っ張る主人公的役割の人物があまりにも多く散漫な印象はぬぐいきれなんだ。
 たとえばここに恋愛やとか肉付けをするエピソードがうまく組み込まれていたら、見てる側もそちらの展開と戦いの行方の両方をはらはらしながら見ることができたかもしれんけれど、そういうのが割りと得意な脚本家の黒田洋介さんがシリーズ構成をしているのに、国際情勢やら登場人物の秘められた過去やらを小出しにするのに追われて、「ガングレイブ」や「ハチミツとクローバー」の時みたいな人間関係のきめ細かな描写がでけてなんだという気はしてた。そうやな、「マドラックス」で大きなことをやろうとして結局隘路にはまりこんだみたいな感じになってたけれど、あれに似てるかも。つまり黒田氏の得意分野やなかったのかな、「ガンダム00」は。
 視聴率とかDVDの売り上げとか、「ガンダム」のシリーズとなるとかなり大きな期待がかかるやろうけれど、おそらくはその期待値に達することがでけなんだということなんでしょうなあ。こういうのは若い女性がマーケットの対象になるみたいやから、そこらあたりをねらった戦略を立てるべしやったんやろうけれど、そこはそれ「機動戦士ガンダム」というブランドですからね。一人の脚本家の立場だけでどうなるというものでもなかったんか。
 しかしなあ、鳴り物入りで始まっただけに、半年での撤退というのは「妖奇士(あやかしあやし)」以上にダメージが大きいかもわからんな。まあサンライズとしては4月から始まる「コードギアス 反逆のルルーシュ」の続編で挽回するということになるんやろうけれど。
 それにしても「機動戦士ガンダム」というブランドの重圧は大きかったやろうなあ。成功して当たり前というような世界やったやろうから。

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「ロザリオとバンパイア」に見る異端者排除 [テレビアニメ]

 大相撲小言場所「春場所をふりかえって~またも横綱相星決戦、朝青龍が雪辱はたす~」を新規更新しました。

 今日、昨日の晩に録画した「ロザリオとバンパイア」というアニメを見ていて思うたこと。
 妖怪ばっかりの通う学校の願書をなぜか手渡された少年がそこに入学して、人間であることを隠して通っている。校内の公安委員とかいう学生たちの手で彼はそのことを明かさなければならなくなって、人間であるというだけで処刑されてしまう。まあ、そんな話。
 この「異端者」を排除するというシチュエーションは、やっぱり万国共通なんやろうなあ。欧米であれば「異教徒」というのはキリスト教徒に比べるとどうも信用されないみたいやし。日本の場合は宗教では異端者扱いしないけれど、「血筋」で区別、そして差別する。朝青龍や白鵬は、おそらく知らない人が見たら他の力士とそう変わらんように見えると思うんやけれど、彼らが「モンゴル人」というだけで嫌う人が出てくる。
 「ロザリオとバンパイア」では、妖怪たちは生身をさらさず人間の姿にカモフラージュしている。それで見た目の違いがはっきりとわからんようになる。ここらあたりは日本的な発想かなあと思う。見た目が変わらんので、差別もない。ところが血筋は妖怪やなく人間なので、「異端者」として糾弾される。「血筋」として見れば日本的やけれど、これが「人種」ととったらアメリカ的か。「部族」としてみるとソマリアあたりの内戦を想起させる。
 一瞬、これは日本的な発想のストーリーやないかと見たときには思うたんやけれど、よう考えてみたら人類普遍のテーマかもしれん。なんとなくぼーっと見てきたアニメなんやけれど、最終回を前にしてこんなことを考えさせられるとは思わなんだ。うーむ、どの世界も奥が深いのう。私が考えすぎなだけですか。

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レッドソックス偏向放送 [プロ野球]

 今日はお彼岸なんで京都まで墓参りに出かけ、帰ってから録画しておいた「阪神タイガース対ボストン・レッドソックス」のオープン戦を見る。
 バレンタイン監督が怒っていたそうやけれど、パ・リーグが開幕しているのになんでアメリカのチームの公式戦を日本に招聘してその裏にぶつけるかね読売新聞社。最近パ・リーグの人気が地域密着という形でジャイアンツの人気を奪っていっているから、あてつけみたいに全国中継ではパ・リーグを粉砕したいのかと思われてもしかたない所業。
 それはそれとして、わが阪神タイガースが、アメリカの「ワールド・シリーズ」で優勝したチームと対戦するんですから、それなりに楽しみにはしてましたのです、私。たとえジャイアンツの前座扱いでもええの。タイガースがレッドソックスに勝ったりなんかしたらめちゃ気分ええやんか。
 ところがですね、この試合、タイガースに不利なんですな。まず使用球が、日本チームが投げるのは日本のリーグの公式球。これは少し小さめで跳びやすい。アメリカのチームが使用するのは米大リーグの公式球で、そちらは少し大きめで跳びにくい。そして球場はあたりそこねが気圧で浮揚してスタンドに飛び込む(嘘じゃありゃせんほんまじゃで。去年、甲子園なら浅い外野フライという桧山の飛球がスタンドインしたときにはさすがにあきれた)東京ドーム。強打者のそろうレッドソックス打線は初回、安藤から2発で4点という派手なことをしてくれた。もっとも安藤が探りを入れにいって打たせた外野フライ2本がドーム・ホームランになったという感じではあったけれど、まあホームランはホームラン。それでも安藤はその後はなんとか抑えて意地を見せたし、リリーフも江草は点を取られたけれど久保田も藤川もレッドソックスの選手なんか屁でもないという投球を見せた。そしてわがタイガース打線は死球や単打でランナーをためて赤星や平野といった小さい打者がちょこんと野手の間を抜くヒットで点を取るというまさにかくあるべしという野球で1点差まで追い上げた。
 試合自体は面白かった。
 問題は日本テレビの中継ですわ。録画したものを編集して、レッドソックスの強さを強調するのはまあええ。いかにレッドソックスの選手がすごいかばかりまくしたてて阪神の選手のことなんかええかげんにしかとりあげへんのも、ジャイアンツ主催の試合の中継で慣れとる。日テレのアナウンサーは偏向して視聴者に啓蒙するのが中継やと教育されているんやろうからね。公平な実況を要求するなんて、肉屋で大根を注文するみたいなもんです。
 とにかく編集がおかしい。赤星がタイムリーを打ったらコマーシャル。ながながとCMをいれたら、次はレッドソックスの選手を宣伝するビデオをたっぷり見せる。やっとグランドに画面が戻り、平野がタイムリーを打ったらまたCM。そしてレッドソックスの選手の宣伝。
 私は試合の映像を見たいのよ。レッドソックスの選手がすごいのは試合の合間に打者ごとにビデオをはさんで見せたらええだけのことやんか。ええそうですよ、タイガースはしょせん前座ですよ。パ・リーグの試合は裏で勝手にやってるてなもんでしょうよ。
 そやけど、こんな放送の仕方で、話題性だけでチャンネルを合わせただけの人も野球ファンにできると思うているんやろうか。試合自体が面白い展開なんやから、それをみっちり見せたら「さすがメジャー、それに阪神もがんばってる。野球って面白いなあ」と思う人が出てくるんやないかと思うよ。
 日本テレビはいつまで「無知蒙昧な視聴者に野球の魅力を教えてやる」的な発想から抜けられんのか。あきれてなしゃあないですわ。

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