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新型インフルエンザ流行期に [時事ネタ]

 プロ野球の北海道日本ハムファイターズはインフルエンザのためベンチ入りの選手がわずか19名(最大25名入れる)。巡業中の大相撲では岩木山関が発症した。高校野球でも甲子園に出場しているチームに感染者が出た。私の担任クラスの生徒も(もう治ったけれど)お盆の時分に発症した生徒がいてる。
 5月に一斉休校した時よりも状況は深刻になってきたみたいやと思うたら、ついに国立感染研究所も「流行期に入った」という発表をした。
 夏バテで体力が落ちている人(私もそうです)は特に気をつけよう。体力が落ちていたり疲れが出ている時にかかるのですよ、インフルエンザは。
 前にも書いたけれど、新婚当初、結婚式まで忙しくく環境が変わって疲れているところへ阪神淡路大震災がきて、何とか落ち着いてほっとしたところに疲れがどっと出て、そしてインフルエンザにかかったのを思い出す。あの時はひとつ治ったら次のにというように立て続けに2種類のインフルエンザにかかったんやった。あんなきつい思いは二度としたくないしね。
 明日は病院にお見舞いに行く予定なんで、どこでウィルスをもろてるかわからんから、絶対マスクはしていかな。見舞いに行ってインフルエンザをうつしたとかいうことになったらえらいことやからなあ。
 みなさんもお気をつけくださいね。特に高熱はほんまにたまらん。体が動かんのやもん。
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東西のりピー比べ [時事ネタ]

 今朝の日刊スポーツ(大阪版)を開いて一面の見出しに驚いた。
「のりピー毛から出た」


 つまりその、覚醒剤の陽性反応が頭髪から検知されたということなんですけどね。「毛から出た」とはまたなんと直截な。
 東京版やとどうなのかと日刊スポーツのサイトを開いてみたら(私ゃ暇人か)こちらはまたなんというか。
「のりピー陽性」


 まあ、そのままですね。ひねりもなんにもない。大阪版はとにかく駅売りで目立たな仕方ないからね。なんじゃこらという見出しをつけることになる。
 ちなみにサンケイスポーツは「真弓無策」とばかでかい字で見出しをつけてたぞ。いや、無策やなく、ダブルスチールやとか策を弄しすぎて失敗したんですけど。スポーツニッポンは「ブラゼル離脱と、肩を痛めて途中退場した選手を大きく扱うていた。
 私思うに、スポーツ新聞としてはスポニチが最も普通の見出しやないかと。いくらなんでも毎日のように酒井法子を一面トップに持ってくるかねえニッカン。関西ではタイガースが負けたからそれでもええとして、名古屋版の一面も「毛から出た」やそうやし。ドラゴンズは勝ってるのになあ。あ、名古屋ではドラを一面に持ってきても中日スポーツに負けるからなのかな。
 ちなみに大阪では元落語家笑福亭小松さんがやはり覚醒剤で逮捕されております。癌を克服した落語家と、一時はええ方で話題になった人やのに、何があったのやら。

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選挙カーの変貌 [時事ネタ]

 本日「テス」(角川文庫全3冊)読了。あまりに暗く悲しく哀れな話やったので、次は痛快活劇をと思いA・デュマ「仮面の男」(角川文庫)を読み始める。「ダルタニャン物語」の完結部分で、いわば間のエピソードをすっとばして読む形になるわけやけれど、思うていたほど痛快な感じがないなあ。まあまだアラミスが国王の双子の弟に会うたところまでしか読んでへんので、なんとも言いかねますが。

 選挙カーが走りながらいろいろとアナウンスをしてますね。道すがら聞くんやけれど、従来の連呼型というのはほとんどないなあ。候補者本人がマイクを持って「哲多喜士本人でございます。大阪府の知事は文化の破壊者を自認しています。私もまた、大阪に活力を与えるため、文化施設を廃止し商用施設へと再開発していきます」とか言うてる。具体的な方策も盛り込んでいる。演説と違いまっせ、車を走らせながら言うてるんだ。また、連呼型のものにしても、「タバコ税増税に反対し、禁煙スペース廃絶に向けて頑張る喫煙党の哲多喜士をよろしくお願いします」みたいなスローガンつきのものが多い。
 今回の選挙がマニュフェスト選挙といわれるのももっともですな。まあ嘘八百やったり実現不可能やったりするかもしれんけど、ただただ名前だけを絶叫するよりは多少は進歩したということになるのかも知れんね。

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ホームランバーで三塁打 [季節ネタ]

 本日、衆議院総選挙が公示された。29日まで選挙カーの「大きな音で申し訳ございません」という心にもない言葉を何度聞かされることやら。こういう嘘を平然と口にする候補には入れたくないんやけれど、そうなると誰にも入れられんようになってしまう。昔の中選挙区みたいにどこか別世界に行ってしもうているのやないかと思うような面白い泡沫候補もいてへんしなあ。泡沫候補大好きという私にとってはさみしい限り。とりあえず、一度ちゃんとした政権交代というのをこの目で見てみたい。歴史的瞬間に立ち会うているという感覚を実感したいのね。

 夕食後、妻とアイス「ホームランバー」を食べていた。ねもねもれろれろとアイスをねずり、棒にへばりついたのを舌でぺろぺろしていたら、棒になにやら焼き印が。
「三塁打(3ポイント)」と書いてある。おおお、「ホームランバー」の当たりバー! 子どもの頃もめったに当たったことがない。この年になっても当たりが出たら嬉しいもんですなあ。男はつまり一生アホなガキですねん。
 これは妻がスーパーで買うてきたファミリーパック。今までも何度か購入してるんやけれど、なかなか当たらん。何ポイントためたら何をもらえるとかいうのは全く知らんけれど、とりあえず保管しておいてもらい、次に当たるのを待とう。そやけどたいていこういうのは知らん間にどこかに消えたりするのね。「森永チョコボール」の銀のエンゼルもそうやったなあ。何枚かためんと「おもちゃの缶詰」はもらわれへんのやけれど、銀のエンゼルが当たるたびに「前のやつ、どこにしもうた?」と探して結局出てこず、今回のこそちゃんと置いとこうと思うても、これもまた同じ運命をたどるのでありました。
 何が当たるにしても、「当たり」が出る快感というのは年月を超えて不変の感覚なのですね。つくづく人間とは博打の好きな生き物やね。

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ハマる気分 [日常生活]

 愛すれどTigers「球界史上初の40代バッテリー勝利」を新規更新しました。

 一気に「デイヴィッド・コパフィールド」岩波文庫全5冊を読破し、本日は高校生のころに読んで以来という「テス」角川文庫全3冊に突入。なんかイギリスの作家が続くなあ。「テス」が読めたらフランスに戻すか。こういうのは勢いがついているうちにとにかくじゃんじゃん読まんと。そのうち仕事が忙しくなると疲れで読書どころやなくなるというようになる。それでも今勢いをつけておけば、その余勢で読み続けられるというもの。
 こういう集中的にひとつのジャンルにハマッてしまうのは私だけかと思うたら、堀晃さん も今はそういう時期みたいで、あちらは岡本喜八映画のDVDを借りまくり見まくりしてはるようです。大先輩と同列とはおこがましいけれど、誰しもそんな気分になる時があるのですね。

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子ども時代と送り火 [季節ネタ]

 今日は京都では五山送り火の日。これでお盆も終わるのですねえ。子どもたちにはまだこのあと地蔵盆があって、私も子ども時分には「地蔵盆が終わったら夏休みも終わり」という意識があったなあ。
 墓参りのあと、「たちよみの会」。「たちよみの会」の初期には送り火の日が重なった時に、メンバーみんなで出町まで行って大文字を見たりしたものです。近年は学生さんが多くて帰省したりしているので、それもなし。最も私自身体力が衰えているので墓参りに行って「たちよみの会」でおしゃべりして、それから大層な人出の出町まで行くというような真似はもう出けへんな。
 小学生のころ住んでいた左京の家では、当時高い建物がほとんどなかったということもあって、2階の窓から大文字の送り火が大きく見えたもので、夏休みの宿題の絵日記にでかでかと大の字を描いてたりしたのを覚えている。京都市内の子どもは、そうやって行事を通じて季節の移り変わりを自然に覚えていった。今は観光行事的になった送り火も、40年も前にはまだまだ京都人の季節行事のひとつという感じやったかな。
 もっとも、その日にはたいてい父が友だちを家に呼んで大文字を肴にちょっとした宴会をしていたなあ。月見酒ならぬ送り火酒というようなもんかな。
 今の京都の子どもには、送り火はどううつっているのかな。大阪に移ってからけっこう長くなったから、そこらあたりはもうわからんようになったなあ。

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平和の尊さ [日常生活]

 今日は午前中は録画した番組を一気に見て、午後はタイガースの試合をテレビ観戦。日本テレビでは15時から17時までしか地上波では放送せなんだみたいやけれど、大阪のよみうりテレビではなんと試合開始30分前から放送を始め、試合終了ギリギリの17時25分まで中継。サンテレビのおかげで試合開始から試合終了までの中継が当たり前と思うている関西のタイガースファンの期待にこたえる中継でした。東西でここまで違うと、関東のプロ野球ファンが気の毒になってしまう。
 試合終了後は読書三昧。「デイヴィッド・コパフィールド」3巻目まで読了。4巻目に突入した。夕食時から食後は妻とともにまたまた録画した番組を見まくる。いくら休みというてもここまでテレビ漬けになっていてええんか。
 明日は墓参りと「たちよみの会」で京都に行くんやから、そうそう毎日だらだらしているわけやないんですが。というても、これだけテレビを見ていたらその分頭と目は使うているわけやから、かなり疲れはするのであります。これもすべて平和な証拠。戦没者に哀悼の意を表しつつ、テレビに向かうのでありました。
 ほら、エントリのタイトルとつながった。

 明日8/16(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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海老澤泰久の死 [追悼]

 作家、海老澤泰久さんの訃報に接する。享年59。死因は十二指腸癌。
 「本の雑誌」の書評やったかで「監督」を読んだ。あれは大学に行っていたころやったと思う。たまげた。広岡達朗という実在の人物をモデルにし、実名で主人公にした。それ以外の登場人物はすべてフィクションなのに。それほど広岡監督には思い入れがあったんやろう。逆に監督としての長嶋茂雄さんに対する評価は厳しかった。「勝つ」ということにおいて、プロのなすべきことは何かをつきつめ、プロとして生きることの喜びを生き生きと表現していた。最初は広岡に反発していた選手たちが「勝つ」ということの喜びを知るに従い心酔していくあたりの描写のみごとなこと。
 その後、「スーパースター」などの短編集やプロ野球に関する時評集など、野球についての文章には常に注目し続けていた。かつてのジャイアンツファンが長嶋監督就任後、自分が好きやった「ジャイアンツ的」な野球を追い求めて野球界に対して納得のいく苦言を呈している。それらの文章は、元プロ野球選手の「解説」などよりよほど説得力があり、野球に対する愛情を感じさせた(元プロ野球選手でそう思わせるのは豊田泰光さんと江夏豊さん、落合博満さんの評論くらいか)。
 数年前に読んだ「青い空」は、差別ということに対して徹底的に取り組んだ力作で、この方面での新境地を開拓したからには、さらに面白いものを読ませてもらえると楽しみにしていたんやけれど。早すぎるよ。
 私たちはもう当分海老澤さんのような野球時評の書き手を得ることはないやろう。それだけに、早すぎる訃報は辛い。
 謹んで哀悼の意を表します。

 8/16(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。

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30数年ぶりのプラネタリウム [日常生活]

 岳父が再入院、逝去、そして残された母の介護などで妻といっしょに出かける機会が全く作られんようになってしもうた。5月の連休は妻は体調を崩して外に出られる状況でもなかったし、私の実家の法事も急病で欠礼。
 最近深夜アニメ「宙のまにまに」を見ていたら、妻は「プラネタリウムに行きたい」と言いだした。このアニメは高校の天文部を舞台にした青春コメディで、その中にプラネタリウムに行く場面があったんですな。
 この盆休みは幸い体調を崩すこともなく、久しぶりに二人で出掛ける日がとれたので、映画「エヴァンゲリヲン」も「サマーウォーズ」も満員盛況らしいし、大阪市立科学館に行くことにした。16時ごろに到着。18時からのプラネタリウムも「残席1」と表示されていて、いったんはあきらめかけたけれど、係員の女性が「今ならまだ残ってるかもしれませんよ」と声をかけてくれて、チケット売り場に行ったらなんとか二人分買えた。いやーよかった。
 2時間待ちにはなったけれど、夏休み無料開放の展示館で思い切り遊びまくる。学研の「科学」の付録を大掛かりにしたような実験遊具がたっぷりあって、2時間では足りないくらい。
 我々は「科学の子」やったんやなあと改めて実感。
 プラネタリウムもCGで惑星状星雲の解説を入れたりとよく工夫されていて、大阪の空では決して見られん星の世界を満喫。
 妻にとっては格好の気分転換になったらしく、科学館に行けてよかった。
 ところで、私も妻もプラネタリウムは小学校以来。私は京都の伏見にある青少年科学センターで、妻はまだ「大阪市立電気科学館」という名前のころ、むろんカール・ツァイス社製の機械やった時ですが、それ以来30数年ぶりというわけで、そういう意味でももう一度行ってみたい場所やったというわけです。
 それにしても、思いのほか若いカップルがデートでようけ来ていたなあ。景気が悪いから安上がりな公共施設で楽しもうということかな。

 8/16(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。
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劇的ならぬエンターテインメント [読書全般]

 翻訳古典読みも「モンテ・クリスト伯」「赤と黒」「紅はこべ」「オリバー・ツイスト」「三銃士」「分別と多感」「クリスマス・キャロル」「嵐が丘」「自負と偏見」ときて、昨日から「デイヴィッド・コパフィールド」(全5巻)に突入。いよいよ病膏肓という感じになってきた。本棚部屋から「テス」や「罪と罰」「1984年」なんかも引っ張り出してきましたからね。読書の夏じゃ。
 で、気がついたこと。もともと通俗活劇として書かれたものはともかく、いわゆる「文学史上に残る傑作」なんて高校の教科書に書いてあるようなものであっても、けっこう通俗的やったり深遠な哲学なぞかけらもなかったりすることがわかった。いや、まだそこまで数を読み込んでないから当たってへんだけのことかもしれんけれど。
 それでも、例えばオースティンの作品なんかなんら劇的なことが起こるわけでもないけれど、実に面白く、読み出したら止まらん。エンターテインメントとして超一級なんですねえ。読み始めたばかりの「デイヴィッド・コパフィールド」にしても、それなりに劇的に見える出来事はあるにしても、デイヴィッド少年がめまぐるしく動く自分の運命に対して恬淡としているから、盛り上がるべきところで全然盛り上がらん。そやのにそれが妙な味わいになって興味をかきたてる。さすが現在まで残っているだけのことはあるわいと感心しながら読んでいるのです。
 一連の翻訳古典読みの波が引いた時、自分の書くものに何か変化があるかもしれん。そんな予感がしている。そやからというて私の書くものが文学的にはならんとは思うけどね。思い切り俗っぽいものしかよう書かんから。

 8/16(日)は「たちよみの会」の例会です。多数のご参加お待ちしています。
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